| 山がつの片岡かけてしむる野のさかひにたてる玉のを柳 西行
西行さんの歌でこれが今のところ一番好きかも。
次にこれ ↓
仏には桜の花をたてまつれ我がのちの世を人とぶらはば
この順番は山歌集を初めて読んだときから何気に変わっていません。 (自分の)成長とともに好みも変わっても良さそうなのですが。( ;∀;)
三夕の歌の一つである
「心なき身にもあはれはしられけり鴫たつ沢の秋の夕暮」は
「なんと心にしみる歌なのでしょう。」と言いたいのですがあまり心に響きません。
恐らく、自分の中の材料が不足していて、(自分なりの)お話を構成することができないからだろうと思われます。
お坊さんでも世捨て人でもない私は、 (お坊さんや世捨て人である)自分の心にも 「あわれ」が忍び込んでくると感慨する気持ちは 文化の影響や書物からの知識、それから様々な俗説、世間知?の影響で 分かりそうだと言えば分かりそうだし、分かった気にはなれる気がしますが、 同じようにわからないという事に気づく。
そんなことの繰り返しです。
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