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■13385 / inTopicNo.73)  Re[60]: 想像
  
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/05/29(Sat) 20:59:18)
    No11875を中心に意識作用(精神)の分節を進めてるんだけど、

    《能動的総合はすべて受動的総合を土台にして行われる》ってある。
    「想像」から〈思・考〉の領域、すなわち能動的世界に入ってゆくことになってきてる。

    「思考」っていうの、わたしのばあい「思うこと」と「考えること」に分けて見ることにしてる、って前に書いたけど、そうしないと、「妄想」とか「意志」とか「感情」が分節されたもののなかのどこに位置づけたらよいかわかんなくなっちゃうから。あ、ここらへんは後で。

    「想像」についていろいろ調べたなかで、わたしの意味をおおざっぱに書いとくことにする。

    「想像imagination」:現実には存在しないもの、あるいは現実の存在とは違ったものを心に”思い”浮かべること。

    「空想fantasy」:現実に満たすことができない願望を空想活動によって満たすもの。「幻想illusion」に近い感じ。

    「妄想delusion」:訂正不能な”思い”込み。

    こんなような意識作用は受動(感性)的総合じゃなくて能動(知性)的総合での出来事って見てる。ん〜ん、人間の意識作用のより高度な(人間は高いって言うけど、ま、この問題は後にするとして)領域の発達(ここが「発生」にかかわってくるんだけど、あとでね)によってなせることね。

    「妄想」っていうのは人間の意識の極になるんだと思う。
    うん、うん、わたし簡単に〈訂正不能な思いこみ〉ってしてるけど、何から見て訂正不能なのかしらね。

    ネットで調べたのを一部、書き写して見ますね。

    独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センターによると、
    《妄想とは明らかな反証があっても確信が保持される、誤った揺るぎない信念である。妄想は、形式面では一次妄想と二次妄想に、内容(主題)面では被害妄想、誇大妄想、微笑妄想などに大別される。診断上は内容よりも形式が重要である。妄想の形式は精神障害の種類に規定される一方、その内容は患者の気分、パーソナリティ、生活史、状況のなどに左右される。DSM−5では、統合失調症の自我障害も妄想に含まれている。》
    みたい。
    脳”科学”ちょっと紹介して見ました。
    なんかツッコミどころいっぱいあるけど、もうこういの”もういいや”っていう感じよね。

    あれ?何言おうとしたんだっけ?わかんなくなっちゃた。

    あ、意識作用の分節だった。

    「意識作用」てなんかかたいよね。ちょっと呼び名かえて、「意識の振舞い方」ってしよっかな〜。

    あ、もうちょっと、
    わたし「妄想」と「幻覚」はいちおう区別してる。前者は能動的総合に、後者は受動的総合にかかわるものって見てる。


















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■13399 / inTopicNo.74)  Re[61]: 想像
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/05/30(Sun) 16:04:25)
    ■13385のつづき

    前に、意識の分節を
    a受動的総合−〔感覚・知覚・統覚・記憶〕→感性
    b能動的総合−〔統握(理解、解釈)・思・考・記憶〕→(狭義の)知性
    ってしたけど、もうちょっと簡単にして、aを受動的領域、bを能動的領域とも呼ぶことにする。
    能動的領域、まだ上手に整えられていない。表現することによって自分にわかりやすくなるかも、っていうことで、わたしの頭のなかで思われてるものを書いて見て見ます。

    現象学で、「現在化」と「準現在化」っていうのある。
    『デカルト的省察』(フッサール)の訳注を書き写して見ます。
    《Vergegenwartigungその動詞形vergegenwartgenは、ふつうは「ありありと思い浮かべる」と訳される。しかし、ここではGegenwartgungに前つづりver-(ここでは「結果」の意)がついて形として使われているので、それとの関連も考えねばならない。そのため従来は、この対語Gegenwartgung-Vergegenwartgungに対して、「現表象―表象」(山本)、「根源的呈示―創造的呈示」(船橋)、「現在化―準現在化」(『現象学辞典』)という訳語が当てられてきた。本訳書では、gegenwartgenを「現前させる」とし、それに対してvergegenwartgenを「準現前させる」(つまり、「現前してはいないが、あたかも現前しているかのように、現在に準ずるようにさせる」の意)、その名詞形Vergegenwartigungを「準現前させること/働き」とした。この語でフッサールが考えているのは、過去に関わる「想起」、未来に関わる「予期」、非現実に関わる「想像」など、要するに、現在に関わる「知覚」の「変様」として、それに準じて変様された現在に関わる働きである。》(aの上の点々は省略しました)

    受動的領域は現在化、能動的領域は準現在化っていうことだとわたし見てる。

    「想像imagination」について、〈現実には存在しないもの、あるいは現実の存在とは違ったものを心に”思い”浮かべること〉って簡単に書いたけど、わたしがまとめたのをもうちょっと書いて見ます。
    ・過去の経験をそのまま思い浮かべる、あるいは過去の経験を再生すること、これは再生想像と呼ばれ、これは記憶。こういうの「想起」っていうんだと思う。で、「想起」と「想像」は区別しておく。
    ・想像は過去の経験の写しかえではなく、それを解体して再構成して、新しい心像をつくりだすもの。これを創造的(創作的)想像とか生産的想像と呼んでるらしい。
    ・他に予想的想像、模倣的想像などがあるらしい。

    「想像」は「準現在化」なんだとして見る。

    「想像imagination」「空想fantasy」「幻想illusion」「妄想delusion」、このようなものをまとめて〈想像系〉ってしとく。想像系は私の頭の中で好き勝手に分解したりくっつけちゃったりしてる“非現実的”な世界なんだと思う。じゃ、”現実的“っていうのはどういうこと?ってなるんだけど、これにかかわってくるのがカントのコペルニクス的転回かな?これに関しても後で。

    人間の意識(精神)には想像系の働きが備わっていて(おそらくアプリオリに)、これによっていろんな「文化」が産み出されているのだと思う。ドラマ、映画、音楽、ゲーム…、さらに言語、習慣、法、学問、芸術、宗教、政治、経済、社会、教育、倫理、…、みたいなものが。当然哲学もこのなかに入るんね。
    「神さま」っていうのも想像系の働きによって産み出されたものってわたし見てるけど、それをfantasyとして見るか、illusionって見るか、delusionって見るか、は人それぞれね。

    それと、人間がつくり出したもの(文化=想像されたもの)によって、しらずしらずのうちに、自己が拘束されてしまってる、っていうこともあるのかも。ま、それでもいいものかもしれないけど。

    で、ひとまず想像系は能動的領域〔統握・思・考・記憶〕でおこなわれてるってしとく。

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■13405 / inTopicNo.75)  Re[62]: 想像
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/05/30(Sun) 19:23:48)
    恐る恐るこんばんわ、悪魔ちゃん

    悪魔ちゃんの文章を読んでいると…

    ルーマニア革命のチャウシェスク元大統領夫婦の銃殺刑を連想したんだよね。

    命の危機の場合、

    「想像imagination」「空想fantasy」「幻想illusion」「妄想delusion」はどれが働くと思いますか?



    >「妄想delusion」:訂正不能な”思い”込み

    ってのが、正直、ちょっと違うんじゃないかな?と思っています。

    命の危機の場合でちょっと希望がある場合は

    妄想に縋ると思うが、

    完全に絶望する時は、

    想像に変身するような気がしますね。


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■13410 / inTopicNo.76)  Re[63]: 想像
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/05/30(Sun) 20:37:32)
    ■13405、
    >恐る恐るこんばんわ<
    あら、マジモンさん、悪魔の恐ろしさ気づいてくれたのね。YHWHのような恐ろしさと同じよううに。
    ちょっとうれしい。

    >ルーマニア革命<
    え、なにそれ?ごめん、よくわかんない。

    >命の危機<
    っていうことからは、ガス室送りになっている人の、っていうのしか思い浮かばなない。もっとも最初の人たちはガス室である、っていうことを知らずに、なんじゃないかしら?

    >「想像imagination」「空想fantasy」「幻想illusion」「妄想delusion」はどれが働くと思いますか?<
    これとは区別される「感情」っていうのもあるよ。
    >命の危機の場合でちょっと希望がある場合は<
    生命の危機がない場合にゲームに飽きられないですませることができるんじゃない?ん〜ん、一つの”幸せ”ね。

    この「恐怖」を利用する手はあるよね。
    ワクチンを打たないとどうなるか、っていう恐怖を植えつけさせようとする手がね。

    >完全に絶望する時<
    は、わたしにはわからない。





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■13414 / inTopicNo.77)  Re[64]: 想像
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/05/30(Sun) 23:50:03)
    ちょっと改めて書くわね。
    ルーマニア革命のチャウシェスク元大統領夫婦は忘れてね。

    銃殺刑ってこんな感じなんだよ↓
    ttps://livedoor.blogimg.jp/buddhakorin/imgs/c/5/c56c4487.jpg


    妄想は命の危機とか夢の喪失とかに関係性があると思うんですわ。

    悪魔ちゃんがおっしゃっている通り、
    訂正不能な”思い”込みであると言えるんだが、
    結構、薬で治るんです。

    悪の研究では、自己中心と妄想と政治的発言はセットで、
    おそらく、訂正不能な理由は自己中心的であるからと思われます。
    ですので、客観性のある方は、妄想は少ないです。

    妄想が次から次へと湧きでてきて、
    その湧き出る源を抑えるために、薬を飲みます。

    つまり。異常なまでに考えすぎると…、
    まるで、命の危機、長年の夢の喪失のような酷い出来事のような事が起きると
    どこかしらの源から妄想が湧きでてくると言った具合かなと思う。

    俺から言える事はこんなもんか…。
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■13431 / inTopicNo.78)  Re[65]: 想像
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/05/31(Mon) 18:09:36)
    ■13414、
    妄想についてはわたしあまり詳しく知らない。
    マジモンさん、ありがと。

    「想像」意味を調べてるなかで「妄想」が出てきたんだけど、
    いまのところ意識の分節の仕方にかかわるとこまでで、
    まだそこまでいけないよ。

    また思うところがあったらよろしくおねがいしま〜す。




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■13566 / inTopicNo.79)  Re[66]: と
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/06/04(Fri) 20:38:19)
    やっぱ、「と」のなかにあるものね。

    なに言ってるのかわかんないと思うけど、書いとく。
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■13606 / inTopicNo.80)  Re[67]: と
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/06/05(Sat) 18:15:29)
    はい、悪魔ちゃん、こんばんわ

    正直、「と」…、気になっているんだが(笑)

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■13610 / inTopicNo.81)  Re[68]: と
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/06/05(Sat) 18:58:13)
    あら!まじもんさん、「と」について気にするなんて。
    ニーチェクラブにに登場する人たちのなかにはいないかと思ってた。

    「と」についてはいろいろあるよ。たとえば、
    デカルトやカントで言えば、真「と」偽。
    キリストさんで言えば善「と」悪。
    かな?

    こういう言いかたもあるよ。
    「それ」は真「か」偽か。
    「それ」は善「か」悪か。
    みたいなの。

    あ、「中庸」って言うの使う人いるけど、わたしの言う「と」っていうの、それとは違うよ。
    「中庸」を、《どちらかにも片寄らないで常に変わらないこと。過不足なく調和がとれていること。》っていうのとは違うのね。
    ってすると、《どちらかにも》っていうことだから、すでに《どちらか》って言うの、前提としてる、ってわたし見てるから。





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■13614 / inTopicNo.82)  Re[69]: と
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/06/05(Sat) 19:59:42)
    No13610に返信(悪魔ちゃんさんの記事)
    > あら!まじもんさん、「と」について気にするなんて。
    > ニーチェクラブにに登場する人たちのなかにはいないかと思ってた。
    >
    > 「と」についてはいろいろあるよ。たとえば、
    > デカルトやカントで言えば、真「と」偽。
    > キリストさんで言えば善「と」悪。
    > かな?
    >
    > こういう言いかたもあるよ。
    > 「それ」は真「か」偽か。
    > 「それ」は善「か」悪か。
    > みたいなの。
    >
    > あ、「中庸」って言うの使う人いるけど、わたしの言う「と」っていうの、それとは違うよ。
    > 「中庸」を、《どちらかにも片寄らないで常に変わらないこと。過不足なく調和がとれていること。》っていうのとは違うのね。
    > ってすると、《どちらかにも》っていうことだから、すでに《どちらか》って言うの、前提としてる、ってわたし見てるから。
    >


    そういう事か、いっちょ、哲学してみます。
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■13621 / inTopicNo.83)  Re[70]: と
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/06/05(Sat) 21:58:43)
    はい、悪魔ちゃん。

    PはAかB。

    点PはA領域かB領域。

    「と」っていうのは、

    「A」と「?」でも当てはまるか?

    「善」と「悪」と「?」等

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■13670 / inTopicNo.84)  Re[71]: と
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/06/06(Sun) 16:14:39)
    ■13621 、マジモンさん
    >「A」と「?」でも当てはまるか?<
    たぶん。

    ちょっと思い出したんだけど、
    ミシェル=フーコーは確かこんなことを言っていたと思う。
    【近代の思考は、もはや〈相違性〉のけっして完成されることのない形成にではなく、つねに完遂されなければならならぬ〈同一者〉の解明に向かう思考である。こうした解明は、〈分身〉の同時的出現、さらに、「と」のなかにある、わずかだが克服しえぬあの偏差、そうしたものなしにはおこなわれないであろう。】
    どの本に書いてあったか忘れちゃった。

    さいしょ何言ってるの変わんなっかったんだけど、現象学を知ろうとしてるなかでなんか見えてきた感じがしてる。

    フーコーもわたしの好きな哲学者ね。
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