| この曽野綾子の小説での、アメリカ人夫婦の言葉は、強烈ですね。
アジア人からすると、情よりも理が優先し過ぎてるようにも感じられます。
キリスト教の精神も背景にあるのでしょうね。
そうそう「エスター」も養子でした。
キリスト教の精神(アガペー。無償の愛)があると、東アジア人に根付く「血縁幻想」「家族幻想」が、東アジア人のようにエトスとして血肉化していないのでしょうね。
ただ、「ゴッドファーザー」を観ると、養子のロバート・デュパルと、実子のジェームズ・カーンやアルパチーノとは、歴然とした一線が画されていました。
☆ローマの黄金期の時代の、ローマ五賢帝は全て実子ではなく、禅譲で帝位についていました。
夏王朝が成立する前の中国でも、実子による世襲ではなく、禅譲が理想とされてきました。
ローマ五賢帝の最後の皇帝が実子に世襲してからローマは衰退していき、夏王朝から中国は戦乱の歴史が始まります。
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