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■37141 / inTopicNo.61)  Re[51]: ストア派
  
□投稿者/ akaimi -(2024/04/19(Fri) 15:17:25)
    2024/04/19(Fri) 15:34:34 編集(投稿者)

    パソコンを久しぶりに開けたら動きがとても遅い。。。
    なんとか開けました。

    ストア派、自分なりの簡単なまとめを。

    これまで触れていませんでしたが、ストア派の人々は占いを信じていたようです。
    ストア派だけではなく逍遥派とあと忘れましたがなんだったかの派の人々も信じていたそうです。
    現代の感覚では哲学と占いは相いれないものに感じるけれど、科学の発展していない古代には先々を予測するツールとして信用され重宝されていたのでしょう。

    未来は今現在の時点で既に決まっている、のだとしたら、占いによって未来を知ることができるのならそしてそれが信用に値するものだと考えるなら、占いにより未来を知りたいとストア派の人々も考えたのかもしれません。


    さて、ほんとうに未来は今の時点で既に決定しているのでしょうか。
    占いというツールを用い未来を知り、その未来を変えようとすることも起きると思うのですが。
    むしろそうするために占いを使用していたのかなぁ。。
    それとも、占いの結果を神聖なものとして受け止め運命に逆らことはよしとはされなかったのでしょうか。

    後者のあり方もストア派の考え方としてはあったのだろう、と思わせる文章があります。

    ===
    「もしも私が、宿命によっていま私が病気になるように決定されていると知ったなら、そうなることへの衝動をもちさえしただろう。」

    (エピクテトスの『語録』に引用されたクリュシッポスの言葉、と注釈p14にあります。)

    ===
    『ストア派』ジャン=パティスト・グリナ 著 川本 愛 訳 p97より引用

    「衝動をもちさえしただろう」とあり、定められた宿命に沿う生き方をすることが時に自分に不利益であろうともそれを受け入れることがストア派の人々にとって美徳ともいえたのかもしれません。

    私はそうした衝動はもたないなぁ(;^_^A

    「我々次第であるもの」と「我々次第ではないもの」とを分け、「我々次第ではないもの」については考えない、触れないというエピクテトスの考え方はとても参考になりました。

    といったところでストア派、終わります。


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■37142 / inTopicNo.62)  Re[52]: ストア派
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/04/19(Fri) 19:07:17)
    akaimiさん、お邪魔しま〜す。

    >「我々次第であるもの」と「我々次第ではないもの」とを分け、「我々次第ではないもの」については考えない、触れないというエピクテトスの考え方<

    <「我々次第であるもの」と「我々次第ではないもの」とを分け>たとき、
    その間にいるのが〈我々〉っていうんじゃないかな〜、って。

    あ、ストア派、<考えない>、だから、「我」になるのかもだけど、
    わたしの用語では「我」じゃなくて「私」って言った方がいいかな。


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■37144 / inTopicNo.63)  Re[53]: ストア派
□投稿者/ akaimi -(2024/04/20(Sat) 07:38:35)
    悪魔ちゃん、おはよー。
    投稿ありがとうございます(*^-^*)


    No37142に返信(悪魔ちゃんさんの記事)

    > >「我々次第であるもの」と「我々次第ではないもの」とを分け、「我々次第ではないもの」については考えない、触れないというエピクテトスの考え方<
    >
    > <「我々次第であるもの」と「我々次第ではないもの」とを分け>たとき、
    > その間にいるのが〈我々〉っていうんじゃないかな〜、って。
    >
    > あ、ストア派、<考えない>、だから、「我」になるのかもだけど、
    > わたしの用語では「我」じゃなくて「私」って言った方がいいかな。


    「我々次第であるもの」「我々次第ではないもの」の「我々」は、「自分」と変えて表現してみても意味は通じるものなんです。
    訳する時、「我々」がふさわしいのでそれになったのかな、って想像しますよ。

    それで、「我々次第であるもの」と「我々次第ではないもの」の違いをちょっと具体的に例を出してみますね。

    台風が来るっていうのは「我々次第ではないもの」です。
    気象は人間には変えられないので。
    台風に備えて雨戸を付ける、のは「我々次第であるもの」です。

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■37196 / inTopicNo.64)  虎に翼
□投稿者/ akaimi -(2024/04/28(Sun) 07:56:26)
    「さよーならまたいつか!」米津玄師

    https://www.youtube.com/watch?v=-wb2PAx6aEs


    朝ドラ「虎に翼」の主題歌。舞う回るような軽いメロディが気に入ってます。
    PVで米津さんがおさげ髪で真っ赤な服なのは、ドラマの女性たちへのリスペクトの意味もあるのかな、と想像したり。

    「虎に翼」は、昭和8年頃からの物語。
    日本で初めて弁護士、裁判官になった実在の女性をモデルにしたドラマです。
    ヒロインが偶然に傍聴した民事裁判で、夫が離婚に応じようとせず、それだけでなく妻が結婚の際に持参していた大切な母からもらった着物を返そうとしなくて、それを法律でどう取りもどすか、裁判官も頭を悩ます場面が最初の頃にあってドラマに引き込まれました。
    当時、妻の私的財産というものはなく、妻が結婚に際して持参したものでも夫が管理するものと法で定められていたそうなんです。
    現代の感覚では考えられないですよね。
    裁判官の判決は、「夫は嫌がらせのために着物を返却しないという権利の濫用をしていて、それは現法での権利範囲から逸脱しているので妻に返却しなさい」というものでした。
    虐げられている人を法で助けたいという思いがヒロインの中で決意となった場面でした。

    大学で法律を一緒に学ぶことになった女性の中には、貧しい農家で親に身売りされそうになり逃げてきてカフェーでボーイをしながら学んでいる女性や、弁護士夫人でモラハラ夫から子どもの親権を取るために学んでいる女性もいます。
    このあたりはフィクションですが、昭和初期には親が娘を身売りするというのがまだあったのは本当ならしいです。

    それから最近、共同親権が議論にあがってきているのでタイムリーです。
    共同親権が権利の濫用になってしまうのではないか、という恐れもありつつ養育費の支払いの義務化とセットになればという期待もあるようです。


引用返信/返信 削除キー/
■37256 / inTopicNo.65)  Re[55]: 虎に翼
□投稿者/ akaimi -(2024/05/06(Mon) 12:49:34)
    2024/05/06(Mon) 12:56:48 編集(投稿者)

    虎に翼という言葉、おそらく出典は古代中国の思想家の誰かの言葉で、「鬼に金棒」的な意味合いなんだろうな、って想像してて。
    少し調べてみたところ韓非子からなのだそうです。


    https://getnews.jp/archives/3293933


    「虎のために翼をつくることなかれ」とあるそうで、もともとは愚かなものに権力を持たせることを諫める言葉だったのだそうです。
    現代ではやはり、強さに強さを加える「鬼に金棒」の意味で使われているそうです。
    現代では良いほうの意味合いで使われるように変化したのですね。

    ドラマではヒロインの名前が寅子(ともこ)なのと、翼は法律の意味としてタイトルにしたのかな、と想像しています。


    ヒロインの父が拘留され自白を強要され後に無罪釈放になった共亜事件は、実際に昭和10年頃にあった帝人事件をモデルにしているそうです。
    株取引をめぐる贈収賄事件で、大臣を含む16人が逮捕され後に無罪となった事件で、時の内閣が総辞職に追い込まれた事件。

    今日観た中で印象に残ったのは、日本の統治下に当時あった韓国からの留学生の女性が兄と家で食事をする場面で、片膝を立てて食べているところです。
    とても淑やかな女性で家では行儀がよくないとして描くとしたらへんだなぁ、と思い調べてみたら、その頃の韓国では、民族衣装のチマチョゴリの裾を美しく見せるためにそのように座っていた、と知りました。
    あの座り方はどうしてなのだろう?と関心をもってもらいたいという演出だったのかも。


    虎に翼、これまで知らなかったことに触れられつつ楽しめてます。
引用返信/返信 削除キー/
■37319 / inTopicNo.66)  Re[56]: 虎に翼
□投稿者/ akaimi -(2024/05/17(Fri) 21:14:31)
    2024/05/17(Fri) 21:16:00 編集(投稿者)

    田秋さんの虎に翼についてのご投稿を拝見しました。
    ありがとうございますm(_ _)m

    権力の一極集中化を避けるためにも法は大切なものですね。
    国を相手どる裁判で国民が勝訴するなんていうのは大昔にはありえないことでした。


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