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No40902 の記事


■40902 / )  Re[10]: つれづれなるままに 18
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2025/02/08(Sat) 19:59:59)
    「認識」っていうの、コトバンクのを見て、
    〈物事を正しく理解し判断すること〉ってして、これを〈思考に属するもの〉ってしてわたし見たんだけど、

    No40871の(本Ko)を読んでるなかで、いろいろ考えて見たのね。
    でね、コトバンクの中でも、
    [n認識]―――――――――――
    ブリタニカ国際大百科事典  cognition; Erkenntnis
    知ること,あるいは知られた事柄。後者の意味では knowledgeの語も多く用いられる。概念,推理,判断を主要3契機として遂行され,推理と判断において認識全体が積極的に関与する。推理の過程のない認識を直観的認識という。さらに判断の契機が消えるか極小になると知覚になり,認識と区別される。しかし知覚により近い自然科学的認識の場合,判断は客観的であり,その認識は一般性をもっている。そこでの認識の働きは本質的に重要でなく,結果のみが価値をもっている。このような認識内容は知識と呼ばれることが多い。一方形而上学的,宗教的認識などでは認識主体の役割が大きく,この場合認識の働きそのものが認識内容と等しい重要性をもっている。
    ―――――――――――――
    これをこのごろわたし採用することにしたんだけど、
    でね、まずね、
    (A-E)「認識」=〈知〉=〈知ること-知られたもの〉
    ってすることにした。
    〈知ること〉は運動(作用・働き)で、〈知られたもの〉っていうのはそれによってもたらされたものね。わたし両者は分けることにしてる。

    わたしのばあい、世界を知るその仕方として、per-ceptとcon-ceptの二つの仕方によって、ってして見てるからこれとも合うし。

    (本Ko)を読むときでも、「認識」を〈知〉とか〈知ること-知られたもの〉って言い換えて見ることにして見たのね。
    たとえば、
    Ko@〔人間の認識からア・プリオリな(すなわち経験に依存しない)形式を取り出し〕(p7)
    は、
    〈人間の知からア・プリオリな(すなわち経験に依存しない)形式を取り出し〉
    KoA〔カントは理性認識を「理論的認識」と「実践的認識」とに分けます〕(p39)
    は、
    〈カントは理性による知を「理論的な知」と「実践的な知」との分けます〉
    ってなるのね。


    No40810での(資料b)で、カントの「認識」について、
    〔カントにおいて,認識(Erkenntnis)とは一般に「経験的認識」〕ってあって、もう一つ、
    〔「我々の認識は経験と共に始まるが,我々の認識が全て経験から生ずるのではない」 (Wenn aber gleich alle unsere Erkenntnis mit der Erfahrung anhebt, so entspringt sie darum doch nicht eben alle aus der Erfahrung, Bl).〕
    ともあった。
    これをわたしなりに見ると、
    (b-@A)〈カントにおいて、知とは一般的に経験的知。我々の知は経験と共に始まるが、我々の知が全て経験から生じるのではない〉
    っていうふうにして見ることになるね。

    (本Ko)に、
    KoB〔人間とは何か。ここでそれを規定することはできません。それこそれこそ哲学の究極の問いだからです。当面、自分が創ったわけではない地上に産み落とされ、さまざまなものを体験・教育・研究など介して徐々に知っていくことしかできない存在として押さえておきましょう。〕(p28)
    ってあって、
    KoC〔このさまざまなものを知っていく中で客観的な知を得る働きが「認識」であり、その能力の一つが理性なのです〕(p28)
    ってあった。

    KoBとKoAから、カントの場合、人間の認識〈知〉について考えてるなかで、特に〈客観的な知(認識)〉、〈理性による知(認識)〉を主題においてるんじゃないかしら、って。

    あ、わたしが再認識(知られたもの)したのは(A-E)って言うことね。

    20周年を記念して、
    「科学的な知見ならともかく、今どき、哲学なんてものに興味を抱く人ってどれくらいいるのだろう」
    に寄せて。

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