□投稿者/ パニチェ -(2023/05/27(Sat) 10:31:41)
| 2023/05/28(Sun) 05:12:28 編集(投稿者)
おはようございます、みのりさん。横レス失礼します。 以下は私が理解するところのヘボ知識を元に(参考までに)返信しますので話半分くらいで読んで下さい(笑)
■No30804に返信(みのりさんの記事)
> URLの中にある、デジタル大辞泉から。 > === > 量子力学に基づいた世界観の一つ。 > コペンハーゲン解釈の世界観を粒子の観測者にまで拡大し、観測とは無関係に、世界のすべてがあらゆる状態の重ね合わせであるとする解釈。 > 1950年に米国のエベレッが提唱。 > エべレットの多世界解釈→パラレルワールド > ===
量子の運動は波として記述すれば辻褄が合います。但し人間が観測した時には粒子としての量子を観測します。 観測問題(人が観測した時には波束が収縮し、波のように空間に広がっている〔重ね合わせ、コヒーレンス〕非局所的な量子が特定の位置をもつ粒子として観測される問題)を解釈する仮説として主流派のコペンハーゲン解釈に対して立てられた別の仮説のひとつが多世界解釈です。 「観測とは無関係に、世界のすべてがあらゆる状態の重ね合わせであるとする解釈」よりも「観測による波束の収縮を認めない仮説で、その代わりに人間も含めた多世界が共存しているという解釈」と理解した方が分かりやすいと思います。
> いずれにしても、多世界解釈が成立する根拠説明についてはわかりませんでした。。。
「理由は分からないが観測した瞬間に波のように空間に広がっている量子が特定の位置も持つ粒子になる(コペンハーゲン解釈)」というのはおかしいだろう。人間が観測しようが観測しまいが、人間の意識とは別個に世界や観測対象は実在するわけで、人間の観測という行為によって波が粒子なるなんて人間(の意識)を特権的に考えるのは変だから、人間の観測に関わらず粒子がいろんな位置にある多世界が共存していると考えるべきという素朴実在論(人間の意識とは無関係に対象は存在する)を元にした解釈です。
■No30822に返信(みのりさんの記事)
> 理解できたと思うところを自分の言葉で以下に書いてみます。
> 有名な二重スリットの実験でもわかるように、量子は、観測されない状態においては、日常生活で私たちが物質の移動として想定される動きとはまったく異なる、複数の可能性と不確定さを持った動きをする。 > このことを応用的に使用し、すべてのものは「重ね合わせ」で存在していると多世界解釈では考える。
波とか波紋をイメージすれば分かりやすいと思います。 波(波紋)は粒子みたいに特定の位置(局所的)を持たず、水面や空間に広がっていますよね。 電信柱に粒子が衝突したら跳ね返り電信柱の後ろには回り込みませんが、水面に電柱が立っていて波なら電柱の後ろまで回り込んで進みます。 また粒子同士が衝突すれば跳ね返りますが、二つの波が衝突した場合は跳ね返ることもなく互いに干渉します。 波と粒子は全く性質の違うもので常識的な感覚では相容れないのです。 量子はこの相容れない両側面を持っており、この波の方の性質を「重ね合わせとかコヒーレンス」と表現します。
■No30839に返信(みのりさんの記事)
> 同じ和田さんの量子力学の本でも、『シュレディンガーの猫がいっぱい』にすればよかった〜。。。 > パニチェさんが書かれていたのと同じだと思うのですが、ネットで少し見たらこちらのほうが易しく書かれているみたいですね。 > Amazonでは見つけられなかったんだな。。 > それで、パニチェさんとやりとりする前に既に注文してた『量子力学の多世界解釈』を読む流れとなったのだけど、ほぼほぼ溝に捨てる感じでもあるな。。今の私には。。
> 『シュレディンガーの猫がいっぱい』のほうも、そのうち読んでみようかな。 > 未定だけど。 > わからなかったことが知れそうという感覚はやはりいいんだよね。
『シュレディンガーの猫がいっぱい』の方が分かりやすかも知れませんが、量子力学がどのようなプロセスで成立したのかは目次で判断するかぎりでは『量子力学の多世界解釈』の方が詳しく書かれていると思います。
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