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カント沼番外地:第一版序論 V−1
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□投稿者/ うましか -(2021/06/09(Wed) 20:23:36)
| pipitさん、こんばんは〜 おじゃまします。
No.13643 U−1 No.13576 T−3 No.13436 T−2 No.13389 T−1
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◇それ以上にいうべきこと。それは、或る種の認識が、すべての可能的な経験〔aller moeglichen Erfahrungen〕の分野すら捨て去り、いかなる対応する〔entsprechender〕対象も経験のうちではどこにも与えられない概念によって、私たちの判断の範囲を経験のあらゆる限界を越えて〔ueber alle Grenzen *1〕拡張するように見えるということ。
*1 経験のあらゆる限界を越えて拡張する(ように見える)認識。 それに対応する対象が経験のうちではどこにも与えられない概念(;゚Д゚)
◇この種の認識、すなわち、感性界〔Sinnenwelt〕を越え出てゆき、経験が導くことも正すことも全然できない認識のうちに、私たちの理性の諸探究がひそんでいる。
→原佑訳上巻、p.90〜p.91参照。文中〔〕内は私による挿入。*数字は私による覚書。
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