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■4079 / inTopicNo.97)  クララさん
  
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/16(Thu) 08:02:09)
    2020/07/16(Thu) 08:16:48 編集(投稿者)

    おはようございます。クララは子供8人も産んだんですね。凄いなあ。
    僕の同級生に又四郎ちゃんというのがいます。今度こそ女の子!という親の願いも空しく、また男の子だったので、その名前になったそうです。
    8人ともなると・・・「8人目?そうね、オクトパスちゃんなんてどうかしら・・・」

    さて話題になったクララのメロディですが、knowing itselfさんが4053の書き込みで「クララのテーマ」とされたように主題(theme)と表現するのが適当だと思います。このメロディ全体を動機(motive)とするのはちょっと長すぎる気がします。

    このメロディを「クララの〜」と呼ぶようになったのは後世の人々で、本人たちは与り知らぬことじゃないでしょうか。

    註:前にも書きましたが交響曲では3小節目と8小節目は5小節目と同じリズムに変更されていますからより統一されたことになります。
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■4077 / inTopicNo.98)  Re[2]: 御礼
□投稿者/ パニチェ -(2020/07/16(Thu) 07:52:24)
    No4065に返信(田秋さんの記事)
    > パニチェさん、田秋総合研究所2を立ち上げて下さいましてありがとうございます。
    > 皆さまの暖かい書き込みにより無事vol1を終えることができました。引き続き宜しくお願いします。

    こちらこそ、ありがとうございます。
    田秋さんはじめ、皆さんのお陰でニークラも大盛況となりました。
    今後ともよろしくお願いします。
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■4073 / inTopicNo.99)  any熊変装局
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/16(Thu) 06:31:53)
    2020/07/16(Thu) 09:55:56 編集(投稿者)

    おはようございます、floraさん

    エニグマ変奏曲を演奏したのは3回無いと思います。滅多に演奏しません。
    ところで、floraさんご紹介のバーンスタインのエニグマの演奏、最終変奏曲(第14)の音が、拍手の直前のロングトーンまで抜けてるのですが・・・そちらで聞こえてますか?(30分辺りから)

    調べてみると2005年3月の東京定期演奏会で取り上げています。指揮は広上。

    当時、日フィルの企画でマエストロサロンというものがありました。東京定期のマエストロをコンサートの数日前に有楽町にある東京国際フォーラムのどこか会議室に来て頂きお客さまにプログラムに関する話を聞いてもらうという企画です。
    当時公式HPの他に楽員運営によるHPがあり、そこのwebmasterをしていました。そのコンテンツの一つにこのマエストロサロンの模様をHPに文字でアップするというのがあり、その担当をしていました。
    以下に掲げるのはその時の模様です。但し全体の3分の1、エニグマに関する部分です。「新井」というのは先輩のビオラ奏者で、この会の進行役をしてた人です。音楽に関して物凄い博学でした。相当長いですから、読むと疲れますよ。 

    新井:それでは、こうやって暗い、何ていうんですか、もう救いようのない世界から、このエルガーを聴くと、本当に、何かほっとする世界に

    広上:これでショスタコーヴィチのシンフォニーが後半あったら、みんな帰るでしょう(笑)。

    新井:その日は打ちのめされて、みんな、ものも言わないで帰って、布団かぶって寝るね。もう、オレの明日はないよって

    広上:お金払って、なんでこんな暗い思いしなきゃいけないんだ!?

    新井:で、ということで、いよいよ、エルガーのエニグマ。ま、これで彼は一躍ロンドンで有名になるわけですね。40歳でしたっけね。それまで書いてたんですけど、とにかくこれで彼の名前が一躍世界的に。我々、音楽評論家じゃないんだから、もう、一言で言わせてもらうと、たまんないね、この作品は。

    広上:あのね、あのー、ほんとね(笑)。

    新井:いいよねえ。

    広上:いいです。いくつか、何がいいって、まず、そんなに長くないんです。35分から40分くらいでしょ。あの、エルガーのシンフォニー、いい曲残してるんですけど、2曲ほど。やっぱり、1時間、両方とも1時間くらいかかっちゃうんです。もう、おなか一杯になっちゃって。もう、いいやって、ムネヤケしそうな感じになるんですが。丁度時間的にもいい配分ですし、それぞれ、あの、食べ物で言うと、必ず口直しが出るんですね。前菜が出て。

    新井:ピリカラ味噌が出て、次は、おっ、ゆず味噌かい!てな感じでね。

    広上:小皿に盛ってあって、一口で無くなって、又次と。

    新井:中華ものが来て、おっ、今度は、ちょいとフランス風だねって。

    広上:そういう感じの造りなんで、皆さんも聴きやすいんじゃないかなと。彼の書いたシンフォニーになるとね、いきなりビーフステーキ、太ももからそのままズボっと切ってきたのをドバッと出されて、血が滴り落ちてるのを「食え!」ていう感じのところがありましたけど。これはそうじゃない。

    新井:音楽のパノラマを見てるみたいな。で、最初のまず、たった10小節のテー
    マっていうのが、素敵なんですよねえ。

    広上:じゃ、聴いて頂けますか。

    新井:哀愁に満ちてて。ちょっと聴いて頂きましょう。これ、アンドレ・プレヴィンです。

    演奏:主題部分

    広上:甘いですよね。

    新井:これだけですもんね、主題は。最初の何ともいえない哀愁に満ちてロマンティックなメロディが急にふっと明るい感じになって。で第1変奏曲が、「キャロライン・アリス・エルガー」、エルガー夫人ですよね。この人ほど奥さんを愛した人いないんじゃないかってくらい。

    広上:ちなみに8歳年上だったそうで。

    新井:奥さんが生きている間だけ名作を書いて、亡くなっちゃった途端、創作意欲が無くなって、ほとんど何も書けませんでした。

    広上:本当に愛妻家だったみたいですね。

    新井:で、エルガー夫人なんですけども、聴いて頂きましょう。

    演奏:第1変奏曲

    新井:というようにね、とても温かみがあって慈愛に満ちてて。

    広上:本当に、愛情そのまま音にしたのかなあと。ま、彼、愛妻家だったから、ええ、「愛の挨拶」なんてのも誕生日のプレゼントにね、書いていたりとか。

    新井:今の最初の所の旋律を覚えて頂いとくと、最後が面白いことになります。先に言っちゃいますと最後の第14変奏曲はE・D・U、エドゥ、つまりエルガーの愛称なんですけども、自分のことを書いてるんですけども、とてもね、闊達で元気なんです。その間に、ふっと今の、エルガー夫人の最初のところが、間に出るところがまたこれが心憎いよね。
     え、それでは次に第2変奏、H.D.S.P、ヒュウ・ディヴィット・スチュアート=ポウエルという人。

    広上:これはどうもピアニストで彼のバイオリンの室内楽の

    新井:エルガーとトリオを組んで。

    広上:なんかね、伴奏したり

    新井:じゃあ、ちょっと。

    演奏:第2変奏

    新井:という風になんか忙しいんですけど、弦楽器と木管、大変なんです。弦楽器というかバイオリン。

    広上:うふふふ。そうですね、トリッキーな曲ですけど

    新井:なんかこの人、練習する前に全音階で装飾音で速いパッセージをいつも弾いてた。

    広上:ああ、そうですか、それを皮肉ってんのか。

    新井:我々は、全然知らない訳だから、彼の周りの人のこと。日本人だし、その当時生きてないから。だから、曲を本当は全然知らなくてもぼくは個人的にはいいと思ってんですけど。誰だろうとね、音楽だけを楽しめば。まあ、その曲を通して、その人のキャラクターがどんなのかって想像するのも面白いかなと、いう気はしますけど。で、第3がリチャード・バクスター・タウゼンド。なんか、とっても風変わりな声の持ち主だったみたいですけど、この人は。

    広上:みたいですね。

    新井:ええ、で、とっても芝居が好きで、奇人、愛すべき奇人だったってエルガーが言ってるんですけど。そういう感じがしますでしょうか。

    広上:彼の、だから、声のところをファゴット

    新井:そうなんです。

    広上:で、表してるらしいですね。

    新井:ファゴットって大体こういう役を

    広上:パロディ化のね

    演奏:第3変奏

    広上:これでしょうね。

    新井:あ、これねえ。

    広上:これですね。

    新井:如何ですか、マエストロはこれを聴いてどういう感じを受けますか。

    広上:なんか、うん、でも、お酒が好きそうな感じね。ひょうきんなというか。

    新井:エルガー、随分、この人、好きだったんじゃないかってな感じ、しますよね。
    広上:よく、お酒に誘ってたんじゃないかな。

    新井:ええ、第4がW.M.Bと書いて、ウィリアム・ミーズ・ベイカー、地主で紳士で学者。ワーグナー党だった。

    広上:ワグネリアン。へええ

    演奏:第4変奏

    新井:あ、間違ってましたね。

    広上:いや、これでいい。

    新井:そうですか。

    広上:ええ、合ってると思いますよ。今のこの人、議論好きだったみたいで、議論が、こう、伯仲するとキビキビと処理してったという風に言われてるらしいんですってね。

    新井:今ので全部ですから、今の曲。

    広上:ですから、「はい、はい、皆さん、はいはい、これで行きましょう、はい」ってそういう感じ。

    新井:笑
     それから次の人が、R.P.A、リチャード・ペンローズ・アーノルド。何か19世紀の詩人だったみたいですよ。で、大の音楽好きだった。ちょっと行ってみましょうか。

    演奏:第5変奏

    新井:なんか、格調高いですね。

    広上:ま、やっぱり詩人っていう感じの、よく出てると思いますね。

    新井:それから第6、これはミス・イザベル・フィットンという、イザベルという愛称だったらしいんですけれど、それを、イゾベルにしてるんですね、この人、表記では。

    広上:そうなんですか。

    新井:ええ、この人ね、わざわざ書いたの。ビオラだから書いたんですよ。バイオリンの弟子だったんです。バイオリンはありきたりだと、自分はバイオリンよか、ビオラの方がいい。

    広上:なんか、物の本にね、ビオラって、ありきたりだとみんなビオラに行くのかって。

    新井:あははは、それを言われるとちょっとね

    広上:本当はそんなこと絶対にないんだけど、たまたま、そうやって、多分、これ、洒落ですね。だから、ビオラというものをわざわざそこで活躍させる、実はビオラが活躍するように書いてあるんです。

    新井:ビオラがね、主題を演奏するんです。ちょっとお聴きください。

    演奏:第6変奏

    新井:これが、ビオラです。優しい、とっても優しい。

    新井:これはビオラのソロです。なんかイザベルという人の風貌がふっと湧いてくるような感じ。

    広上:ぼくは、個人的には、チェロとかビオラが好きなんですよ。みなさん、バイオリンが勿論花形ですから、オーケストラでもバイオリンの方に目が行かれる方が多いと思いますけど、是非、あの、オーケストラによっては場所が違いますが、右側の方にも目を向けていただくと、非常に、ビオラ、チェロという楽器の音色がまた合奏形態としてバイオリンと溶け合っていい味を出すんですね。それをこの作品は十分に表現していると思います。

    新井:それじゃあ、次ですけども、第7、これはトローイトと書いてあるんですけど、アーサー・トローイト・グリッフィス、建築家で終生のエルガーの親友だったみたいですね。

    広上:だったみたいですね。

    新井:この方は。じゃあ、この人の。

    演奏:第7変奏

    新井:ちょっとバイオリンのところを聴いてもらいましょう。

    新井:今の、ティラララララララララララ、ティラララララララララララ、3連音符なんですけど。ほとんど3連音符で弾けないね。もう、勢いに任せて伸るか反るか出来るか出来ないかわかんないけどやってみるかって感じで・・・

    広上:非常に活気のある、軽快で。この音楽から想像するに人格的にはかなり熱血漢だったのではないかなという気がするんですけど。

    新井:元気な人。

    広上:そういう感じがしますね。

    新井:それから次ですけど、W.N.と書いてある、これは後の人が探しに探して。スコアにはイニシャルしか書いてないんです。探しに探して全部わかったという、いわくつきなんです。ミス・ウィニフレッド・ノーベリー。ノーべりー家の女性だったみたいですけど。ちょっといってみましょうか。

    演奏:第8変奏

    広上:今ぼくちょっと聴いててね、美しいじゃないですか、1曲目は彼の奥さんのでしょ。陰影があるじゃないですか、伴侶だから。これ、どういう関係だったのか、別に詮索するつもりはないんだけど、でも、こんなきれいな曲書いてて、女友達だったらしいのね、まあ、写真をみれば、ね、きれいな人だったみたいなんだけど。ずるいよね、この書き方。そういうのも味わっていただくと、宜しいんじゃないかなと。やっぱり1曲目は、時間は長いですけど、伴侶ですから生活の苦労を伴にね尽くしてきてるんで、いろんな意味でね、あの、こう、抑揚があるんですよ、曲のなかに。でもこの曲は、きれいに書いてあるんだよ。だから、その辺をお聴きになるのもいいかなっていう。

    新井:それでは次ですけど、ニムロッド、つまり、アウグスト・ヨハネス・イェーガーなんですけど、イェーガーというのをアルファベット表記にしてドイツ語に読み替えると「狩人」という意味を持つ言葉になるらしいですね、どうも。
     ところが、この人、曲を聴いてもらえばわかるんですけども、全然、狩人の感じがしない、何故かというと、本当はすごく物静かでね、穏やかな方だったらしいです。

    広上:で、どうもニムロッドというのが、これ、ちょっと勉強したんだけど旧約聖書に借りてるんですって。

    新井:そうそう、ノアのね、

    広上:ノアの曾孫か

    新井:曾孫なんですよね、ニムロッド

    広上:それが狩人だったので。

    新井:ところが、これ読んでも意味ないんで、全然そういう感じしない。素晴らしい曲。

    広上:ね!名曲ですね。

    新井:これは、その、性格うんぬんじゃなくて、素晴らしい曲です。

    演奏:第9変奏(全曲)

    広上:いいでしょう(笑)。勿論皆さん、あさっていらっしゃる方、コンサートホールでお聴きになる、それもいい響きで素敵なんでしょうけど、教会でね、この曲を一人で旅先でこういう音楽が流れてきたら、なんとも言えない気持ちになるかなって、聴いてましたけどね。宗教的な感じがしますよね。

    新井:なんか、こう、高みにずうっとこう、昇っていくようなね。はい、ということで、この次、第10変奏曲。ドーラベルラ。ここにも書いておきましたけど、コシ・ファン・トゥッテに出てくる女性の名前なんですけど。女性の人で、ドーラ・ペニーという人で、そういう愛称を奉ったらしいです。この、今のような、何ていうんですか、こう、宗教的な後にこれが来て、救われるって感じですね。

    演奏:第10変奏

    新井:これもビオラのソロです。

    広上:そうですね。

    新井:宜しいでしょうか

    広上:あの、どうも、この方は長生きされたみたいで、この中で。なんと90歳まで生きられて、1964年に亡くなられているということだそうです。なんかこう、曲から感じると、聴いてると、なんかちょっとお茶目な方だったみたいですね。

    新井:なんか素敵なちょっとしたバレエの中にある小品みたいなね。ちょっとこれで聴くとボリュームが小さいので最初のバイオリンと木管のタタタタとの対比が

    広上:ティイイ、ティイイてのがあるんですね。

    新井:タタタタとの対比の面白さがちょっよく聴こえないです。これ、生だともっともっと楽しく。とっても素敵なコケティッシュなとこですよね。

    広上:それにしても、女友達多かったですね、彼(笑)。

    新井:もてたんでしょうね。ええ、それではその次が、G.R.S、ジョージ・ロバートソン・シンクレア。ヘリフォード大聖堂のオルガニストだった。じゃあ、この人を聴いてみましょう。

    演奏:第11変奏

    広上:実は、動いてんのは、彼の愛犬のブルドッグ、ダンというんだそうですね。それに餌を投げて、タタタタ、タタタタ、飛び回っている表現です。これ(注:最後のティンパニ)、川、ワイ川に飛び込むんですって。ドンって(笑)。という表現だそうです

    新井:こういうところの管弦楽法、とっても素敵ですよね。

    広上:素晴らしいですね。

    新井:本当にイギリスを代表する作曲家だなあと。それで、いよいよ、ぼくは、もう、12番の変奏曲を聴くと、たまんないんですけどね。この人のキャラクターがどうのこうのじゃなくて。ぼくも50半ばまできましたけど、ちょっと立ちどまって、テメエの人生って、何だったんだろうなあと思わせるような曲ですよねえ、これは。

    広上:これもあれですか、彼の親友ですか。

    新井:そうです。それこそ、トリオでチェロを弾いてたね。バジル・G・ネヴィンソン。だからこれは最初チェロのソロから始まるんですよね。

    広上:チェロの良さが存分に出てますね。

    新井:素晴らしいですね。

    演奏:第12変奏

    新井:これはまさに主題を・・・、ちょっと変えてますけど。

    新井:残りは本番で???(注:聞き取れず)聴いていただくことにね。

    広上:(笑)

    新井:ええ、ということで、これのしんみりしたとこが終わって、13番目を聴いていただくと、これまた、ホッとするんです。これはまさに謎なんです。端っから、星印を書いておきましたけど、これはエルガーそのもの(注:エルガー自身が書いたもの)。よく、これを、ぼく、見つけたと思って、ねえ。このレディ・メアリー・リゴン、これ、結婚する前の名前ですから、ひょっとしたら皆さんが持ってらっしゃるCDには結婚した名前、結婚した方の名前が書いてあるかもしれません。ぼくが表記したものは、独身時代、結婚する前の名前。この人が、えー、まあ、船旅してるんですよね。その平安を祈って、そこに、例の、メンデルスゾーンの

    広上:「静かな海と航海」、

    新井:そう

    広上:このレディ・メアリてのは

    新井:友達

    広上:ですよね。一緒に船旅してるの?

    新井:いえ、一緒じゃないです。

    広上:一緒じゃないですよね。

    新井:あのう、彼女が船旅してるのを知って
    広上:聞いて、書いたんですよね。

    新井:ま、それを祈った、平安を祈って

    広上:なるほどね

    演奏:第13変奏

    新井:ここです。ここはクラリネットなんですけども、私どもの伊藤の、クラリネットのピアニシモの妙技を楽しんでいただきたいと思います。

    広上:で、ちなみにメロディのティラーララーというのがメンデルスゾーンの作品のなかに全く同じメロディラインで出てきます。そっから引用していますね。

    新井:興味のある方は、「静かな海と楽しい航海」という名前のメンデルゾーンの曲です。それではいよいよ、最後ですね、14変奏、これはエドゥ、さきほど言いましたように、エルガー自分自身。

    演奏:第14変奏

    新井:一番長いのね。

    広上:やはり自画像といいましてね、自画自賛ってヤツですか。

    新井:面白いね、リヒャルト・シュトラウスが「わが生涯」、じゃなかった、「英雄の生涯」で自分のことを英雄視して書いている。この人も自分が一番だと。

    新井:「威風堂々」に似てるね。

    新井:これは第9変奏曲に出てきた・・・

    広上:ちょっと奥さんが出てきますね。

    新井:ここですね、第1変奏曲のね、奥さんが

    広上:必ず奥さんを忘れないで、ちゃんと書くところがね。

    新井:やっぱり素敵なんだね。

    広上:そうですね。

    広上:やはり女性友達とは違う音型でしょ。ちょっとこう、陰影があるというか。

    新井:ということで、当日、みなさん、お楽しみにしていただく。で、本当の謎、というのがあるんですね。実は、一つの謎はイニシャルなんです。本当の謎というのがもう一つあります。

    広上:なんか、エルガー自身がね、「実際に演奏されないけれども全曲を通して沈黙の伴奏を務めている別の主題が隠されている」と彼が

    新井:そうです、自分でちゃんとそういう風に言ってるんです。

    広上:あの、謎解きをせずに亡くなっちゃったんで

    新井:最大の謎ということに、みなさん。聴こえてこないです、絶対にその主題は。何かわからない。メーテルランクっていますよね、作家が。あの人が「七人の王女」だとか、二つくらいそういった主人公が出てこない作品ってのを書いてまして。彼はどうもその作品を読んで思いついたらしくって。ま、そういうことで、みなさん、本当の主題は何か、謎に挑んでいただきたい。ここはやっぱりイギリスものだから。

    広上:シャーロック・ホームズですか

    新井:ということで、マエストロ

    広上:ありがとうございました。

    新井:とっても、久しぶりで楽しい話をありがとうございました。

    広上:やっぱり、こうやって聴いてみると、いいですよね。一つ々々曲の中に意味合いが、改めてあるんだなあということを、ぼくなんか勉強になるし。勿論、でも、こんなこと知らなくても音楽はいいんです。

    新井:そうです。

    広上:あの、聴いていいなあと思っていただいて、それで偶々、興味を持って、後で聴いてみたら、ああ、こういうことだったのか、とわかればいいので、別に、知らねばならぬということは全くないと思いますけど。なんかやっぱり、ショスタコーヴィチの後には絶対いいんじゃないかと

    新井:いいですねえ。

    広上:これ、シンフォニーやったら、ホント、帰り、自殺したくなっちゃう

    新井:あははは

    広上:あははは

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■4072 / inTopicNo.100)  Re[2]: 御礼
□投稿者/ flora -(2020/07/16(Thu) 04:22:24)
引用返信/返信 削除キー/
■4065 / inTopicNo.101)  御礼
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/15(Wed) 22:00:43)
    パニチェさん、田秋総合研究所2を立ち上げて下さいましてありがとうございます。
    皆さまの暖かい書き込みにより無事vol1を終えることができました。引き続き宜しくお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■4060 / inTopicNo.102)  田秋総合研究所 2
□投稿者/ パニチェ -(2020/07/15(Wed) 20:04:52)
    2020/07/16(Thu) 07:55:47 編集(投稿者)

    トピ主:田秋さん

    No3536に返信(田秋さんの記事)

    > 田秋=Turkey=おマヌケ(?) 総合=なんでも、研究所=酒の肴にする

    とのことです。引き続きよろしくお願いします。
引用返信/返信 削除キー/

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