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■33814 / inTopicNo.13)  「比類なき先言の<私>」と私的言語
  
□投稿者/ マジカルモンキー -(2023/10/08(Sun) 22:41:25)
    No33801に返信(パニチェさんの記事)
    > ── メモ書き ──
    >
    > 「比類なき先言の<私>」はコンテクスト(背景、状況、場面、文脈)を伴わない。
    >
    > 「比類なき先言の<私>」は言語ゲームに含まれない。
    >
    > よって「比類なき先言の<私>」は意味をなさず、今ここにあるものを指し示すだけの記号である。
    >
    > 上記の記号とはそれ自身では意味をなさず「比類なき先言の<私>」へ誘導する公案の役割を担う。
    >
    > 「意識の超難問」も上記と同じく、答えを求める問いではなく、「比類なき先言の<私>」に誘導する公案としての役割を果たす。
    >
    > 「比類なき先言の<私>」は私的言語である。
    >
    > 私的言語は言語としての機能を有さないために言語としては成立しないが、記号として成立する表記であるということ。


    自分から自分へのアプローチは特別(オリジナル)という事ですね。


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■33801 / inTopicNo.14)  「比類なき先言の<私>」と私的言語
□投稿者/ パニチェ -(2023/10/08(Sun) 07:37:06)
    ── メモ書き ──

    「比類なき先言の<私>」はコンテクスト(背景、状況、場面、文脈)を伴わない。

    「比類なき先言の<私>」は言語ゲームに含まれない。

    よって「比類なき先言の<私>」は意味をなさず、今ここにあるものを指し示すだけの記号である。

    上記の記号とはそれ自身では意味をなさず「比類なき先言の<私>」へ誘導する公案の役割を担う。

    「意識の超難問」も上記と同じく、答えを求める問いではなく、「比類なき先言の<私>」に誘導する公案としての役割を果たす。

    「比類なき先言の<私>」は私的言語である。

    私的言語は言語としての機能を有さないために言語としては成立しないが、記号として成立する表記であるということ。

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■33765 / inTopicNo.15)  ありがとうございます
□投稿者/ 田秋 -(2023/10/06(Fri) 22:59:34)
    こんばんは、knowingitselfさん

    ご教授ありがとうございました。「つまずく」、ここでは「裏切る」ということだったのですね。

    日本フィルはシンフォニーオーケストラなので、こういう宗教曲は滅多にやりません。マタイを演奏した記憶は確実な所で1度しかありません。日フィルでやったのか他のオケでやったのかの記憶もありません。

    マタイ受難曲
    https://www.youtube.com/watch?v=ISHlrDfxy-A

    ここですね。
    第14曲(39’48”)「今夜、あなた方はみなわたしのことでつまずくであろう」
    第16曲(42'40") 「たとえ、みんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません。」

    ===
    懺悔します。ボクはマタイよりヨハネの方が好きです。短いからです。長すぎる、マタイは!

    バッハさん、knowingitselさん ごめんなさい。 m(_ _)m

    ===
    いいですね、ウィトゲンシュタインからバッハに繋がって。こういうニークラは大好きです。

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■33763 / inTopicNo.16)  Re[21]: ウィトゲンシュタインの日記
□投稿者/ knowingitself -(2023/10/06(Fri) 20:46:26)
    田秋さん こんばんは

    >この「躓き」という表現を聖書(旧約?新約?)の立場からわかりやすく言うとどのようなことになるのでしょうか?普通に考えると「躓く」とは意図せずに歩行が乱れるみたいなイメージなのですが・・・

    マタイ福音書26・31

    イエスは彼らに仰せになった、「今夜、あなた方はみなわたしのことでつまずくであろう」


    「つまずく」は弟子たちが自分を裏切ること、否定することをあらわしていますね。このあと、ペテロが皆はつまずいても、私はけっしてつまずかないと誓いながら、裏切ってしまう。どこかできいたことがあるでしょう?釈迦に説法ですね(笑)

    そうです、かのバッハです。バッハのマタイ受難曲はこのあたりをみごとに音楽化していますね。

    erbarme dich
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■33761 / inTopicNo.17)  小野純一「世界と対話する哲学」
□投稿者/ knowingitself -(2023/10/06(Fri) 20:22:39)
    気まぐれさん レスありがとうございます

    小野さんの新刊を購入しました。もちろんまだ読んでませんが、冒頭に興味ぶかいことが書いてありました。
    井筒俊彦の没後、90年代以降は言論界で言及されることが少なくなり、忘れられていく存在に見えたと。
    数少ない例外が、小説家大江健三郎だったと。小野さんは大学生のとき図書館で大江の井筒論を読んだことを鮮明に記憶しているそうです。大江健三郎は二十歳くらいから井筒俊彦を愛読して大きな影響を受けているらしい。

    小野さんは大江健三郎から井筒像を刻印されたことが、井筒に向かう出発点だったと。



引用返信/返信 削除キー/
■33724 / inTopicNo.18)  Re[20]: ウィトゲンシュタインとニーチェ
□投稿者/ パニチェ -(2023/10/05(Thu) 20:28:39)
    こんばんは、田秋さん。レスありがとうございます。

    No33711に返信(田秋さんの記事)

    > >まったく接点がないのかな?って思ってたら『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』にニーチェの言葉が引用されていた。
    > 1914年12月8日の日記に
    > 「ニーチェ[選集]の第八巻を買い、読んだ。彼のキリスト教に対する敵意に強く心を動かされる。というのも、彼の書にも何らかの真理が含まれているからだ。(以下略)」
    > とあります。([選集]というのは訳者による挿入です)
    > そして訳者の註にはマクギネスやモンクの研究を引き、この時ウィトゲンシュタインが読んだのは「反キリスト者」であったろうとしています。

    全然、知りませんでした。教えていただきありがとうございます。
    なるほど、『アンチクリスト』ですか。。。。

    ウィトゲンシュタインの哲学宗教日記からは信仰心の深い人だなっぁ〜と思いつつも、なんか敬虔なクリスチャンというイメージではなかったです。

    ひょっとするとニーチェのキリスト教(ユダヤ教含)批判には共感していたのかもしれないですね。

引用返信/返信 削除キー/
■33711 / inTopicNo.19)  Re[19]: ウィトゲンシュタインとニーチェ
□投稿者/ 田秋 -(2023/10/04(Wed) 22:20:50)
    こんばんは、パニチェさん

    >まったく接点がないのかな?って思ってたら『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』にニーチェの言葉が引用されていた。
    1914年12月8日の日記に
    「ニーチェ[選集]の第八巻を買い、読んだ。彼のキリスト教に対する敵意に強く心を動かされる。というのも、彼の書にも何らかの真理が含まれているからだ。(以下略)」
    とあります。([選集]というのは訳者による挿入です)
    そして訳者の註にはマクギネスやモンクの研究を引き、この時ウィトゲンシュタインが読んだのは「反キリスト者」であったろうとしています。


引用返信/返信 削除キー/
■33656 / inTopicNo.20)  ウィトゲンシュタインの日記
□投稿者/ 田秋 -(2023/10/01(Sun) 22:05:19)
    2023/10/02(Mon) 14:55:23 編集(投稿者)

    こんばんは、パニチェさん、knowingitselfさん

    哲学宗教日記もそうですが、註が本文の下部にあるのはいいですね。章の終わりとか本の終わりにまとめてある本も多いですが、この方式だとページを繰らずに註が読めます。

    秘密の日記はウィトゲンシュタインがまだ25歳の頃からの日記で、普通の青年の日記のように思えます(「普通」というのは《論理哲学論考》を著わした一種近寄りがたい哲学者というイメージではないという意味)。日記中「仕事」と書いてあるものがウィトゲンシュタインの哲学的思索ですが、これについては毎日その進捗状況を書いています(内容は書いてありません。捗ったとか全然見通しが立たないとか)。

    日記を読むとやはり戦争という自分の死のことを考えざるを得ない状況下での心の揺れや不安を感じます。また神を信じる(というより神の存在は当たり前)ウィトゲンシュタインが頭に浮かぶのですが、彼はずっとそうだったのですか?
    えっ!と思ったのは時々「自慰をした」ということが書かれていることです。ま、日記ですからそういうことも記録として書いたのかもしれませんが、初めに「僕の死後は母に送ってくれ」と書いてあるのでね・・・母に送る前提なら、僕なら書きません。。。(但し、暗号で書いてあるそうなので「わからないだろう・・・」ってことかな???)

    たまに註で哲学宗教日記にも触れてあるので、2冊買っておいて良かったです。1914年11月17日の日記に
    「人々のことで腹を立てないということは、なんと難しいことか!」というくだりがあり、その註に哲学宗教日記が引かれています(P93)。ここにも「怒りは確かに克服されねばならない」という一文があり、そこには鬼界氏の註(2、3)があります(ね)。
    ここはknowingitselfさんにお聞きした方が良いのかもしれませんが、註3に「通常は[十字架にかけられた]キリストはユダヤ人にとって躓きである」とあり、鬼界氏がここでは「躓き」を「腹立たしいもの」と訳した経緯が書かれています。

    この「躓き」という表現を聖書(旧約?新約?)の立場からわかりやすく言うとどのようなことになるのでしょうか?普通に考えると「躓く」とは意図せずに歩行が乱れるみたいなイメージなのですが・・・

    兎に角ウィトゲンシュタインには怒りを克服するということは重要な課題だったのだとあります。
引用返信/返信 削除キー/
■33641 / inTopicNo.21)  Re[16]: 井筒俊彦の英語論文
□投稿者/ 気まぐれ -(2023/10/01(Sun) 07:34:19)
    knowingitselfさん

    返信ありがとうございます。

    No33625に返信(knowingitselfさんの記事)
    > 気まぐれさん レスありがとうございます。
    >
    >
    > 井筒俊彦の英文著作翻訳コレクションで読んだのは、「言語と呪術」一冊です。帯には「いまだ知られていない井筒哲学の起源にして、その後の展開のすべてを萌芽状態のままに孕んだ〈言語学原論〉、待望の刊行」という文が載っています。
    >
    > デヴィッドホーキンスの翻訳者でもあるエハンデラヴィという人は、スコットランド生まれの英語ネィティブで、日本生活歴50年近くで、日本語ペラペラですが、↑上記の英語原文を読んで絶賛していました。
    > 日本人は英語が下手なのが国際的常識だが、こんな素晴らしい英語を書ける人間がいることが信じられない!と。
    > 日本語で書いたものを英語圏の人が達意の英語に翻訳したのでなく、本人が直接英語で書いた。しかも、シェークスピアなどを血肉化している、本場の教養ある英語圏の人が20年くらい勉強して書けるレベルの英文だと。
    >
    > 信じられない、あまりにも素晴らしすぎる英文だとべたホメでした。
    >

    おー!井筒先生の英語はネイティブの方が読んでも美文なのですね!
    素晴らしい!

    >書き忘れ。監訳 安藤礼二 訳 小野純一

    >書店にいったら、監訳者と訳者お二人がそれぞれ、井筒俊彦論を出していました!
    >どちらもこの秋の新刊でしょう。

    小野さんの新刊はたまたま知っていましたが、安藤氏も新刊を出されたのですね!
    知りませんでした。情報ありがとうございます。
引用返信/返信 削除キー/
■33628 / inTopicNo.22)  二冊の新刊
□投稿者/ knowingitself -(2023/09/30(Sat) 16:43:22)
    >井筒俊彦の英文著作翻訳コレクション「言語と呪術」


    書き忘れ。監訳 安藤礼二 訳 小野純一

    書店にいったら、監訳者と訳者お二人がそれぞれ、井筒俊彦論を出していました!
    どちらもこの秋の新刊でしょう。
引用返信/返信 削除キー/
■33626 / inTopicNo.23)  Re[15]: ウィトゲンシュタインの魅力
□投稿者/ knowingitself -(2023/09/30(Sat) 15:23:49)
    田秋さん レスありがとうございます。

    以前にも書き込んだ記憶があるのですが、音楽的な環境に恵まれていたウィトゲンシュタインが最も好んだ作曲家は、おそらくシューベルトあたりではとも言われいます。実際は本人じゃないとわかりませんが。
引用返信/返信 削除キー/
■33625 / inTopicNo.24)  井筒俊彦の英語論文
□投稿者/ knowingitself -(2023/09/30(Sat) 14:46:48)
    気まぐれさん レスありがとうございます。

    >私も英語論文(の和訳書)は上褐書と『禅仏教の哲学に向けて』という著作しか読めていません。
    今は手元に『イスラーム思想史』があって未読なので、これから読んでいこうと思ってます!

    井筒俊彦の英文著作翻訳コレクションで読んだのは、「言語と呪術」一冊です。帯には「いまだ知られていない井筒哲学の起源にして、その後の展開のすべてを萌芽状態のままに孕んだ〈言語学原論〉、待望の刊行」という文が載っています。

    デヴィッドホーキンスの翻訳者でもあるエハンデラヴィという人は、スコットランド生まれの英語ネィティブで、日本生活歴50年近くで、日本語ペラペラですが、↑上記の英語原文を読んで絶賛していました。
    日本人は英語が下手なのが国際的常識だが、こんな素晴らしい英語を書ける人間がいることが信じられない!と。
    日本語で書いたものを英語圏の人が達意の英語に翻訳したのでなく、本人が直接英語で書いた。しかも、シェークスピアなどを血肉化している、本場の教養ある英語圏の人が20年くらい勉強して書けるレベルの英文だと。

    信じられない、あまりにも素晴らしすぎる英文だとべたホメでした。

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