| 2022/03/05(Sat) 21:17:18 編集(投稿者)
pipitさん、沼っスo(・x・)/ !
ラッセルが「カント」の解説で次のように述べていることをメモしておきます(・ω・)ノ
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>「先天的(アプリオリ)」な命題とは、経験から"引き出される"こともありうるが、知られてしまった場合には、経験以外のものに基づいていることがわかる命題のことである。<
→ラッセル『西洋哲学史3 近代哲学』、市井三郎訳、p.699
ラッセルによれば、「算術を習っている子供」は、おはじき石二個とおはじき石二個を経験し、それらを寄せ合わすと四個のおはじき石を経験しているということを観察することによって学習の助けを得るが、いったん「二足す二は四である」という一般的な命題を把握してしまうと、もはやさまざまな事例によってその命題の確証を得る必要はないと述べます。
つまりラッセルによれば、
>その命題は、帰納ということが一般的法則にけっして与え得ないような確実性を、所有しているのである。< → 同、p.699
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