| 2021/07/30(Fri) 17:01:24 編集(投稿者)
田秋総合研究所も第13期になりました。以前は巻頭記念と称し西遊記関連の駄文を書いていましたが、如何に駄文とは言え真面目に書こうとするとそうそう書けるものでもなく、この処ずっと書いていませんでした。今回、西遊記とも縁の深い《13》期ということもあり短い巻頭記念を書いてみようと思います。
西遊記を離れても《13》という数字は私たちの生活に思いの外、関わっています。まず忌み数としてあまりにも有名で、部屋番号など13を欠番にするとか、13階を12A、12半と呼ぶとか。キリスト教由来と言われていますがそれはどうも怪しいようです。そうなるとゴルゴ13の命名の根拠も少し怪しくなる?
意外に13と縁があるのがアメリカです。建国当初は13州だったので、国旗の赤白の横線は赤7本白6本計13本です。1ドル紙幣の裏側の図案、左のピラミッドや右のワシにはいくつもの13がデザイン化されています。
1ヶ月28日、1年13ヶ月という暦、マヤの暦が有名です。28日×13ヶ月=364日となり、後は微調整をして実際の1年に合わせます。その他にも1年13ヶ月という暦はあり、13という数字は月の運行と深く関係しています。
トランプは同じマークが13枚あり4種52枚です。トランプのA(1)からK(13)までの数字を足し合わせると91になります。これが4種類あるので合計364、何とトランプにもほぼ1年を表す数字364が出てきます。が、話はそれで終わりません。Jokerで+1となって丁度365日となります。さらに閏年の+1はエキストラジョーカーを+1日とし閏年366日にも対応している、という訳です。そんなのこじつけだと言うことも出来ますが、ちょっと小洒落たこじつけです。
マヤの暦28×13=364とトランプの91×4=364、何故同じ答えになるのかと言うと左辺を因数分解してみるとわかります。どちらも2・2・7・13で、このことから13の他に7も重要な役割があるかのも?ということが予想されます(今は触れません)。
中国由来の占いに八卦というのがあります。これは3本の横線を一組としています。この横線を爻(こう)と言い、それには陰陽2種あり、2の3乗で8となり、それで八卦と言います。実際の占いでは八卦を2段積んだものを使い、これを六十四卦と言い全部で64種類あります。六十四卦には爻が6本あるので全部で384本になります。この数字を日数として考えると閏月の入った(1年13ヶ月)年の日数とほぼ一致します。また、384を13で割ると29.538となり月の満ち欠けの平均周期と一致します。
数字には面白い話がたくさんあります。13を2乗すると169、この数字を逆さまから並べ替えると961で、これは13を逆にした31の2乗です。西遊記では貞観13年長安を出立した時の玄奘の年齢が31歳です。
最後に13とはあまり関係ない数字142857のお話です。無理やり関係づけるなら13の倍数です。 142857×2=285714 142857×3=428571 142857×4=571428 142857×5=714285 142857×6=857142 このように1〜6までを掛けると答えは同じ数字を並び替えたものになります。へえ〜と思いますが、このマジックの様な答えはここまでで、7を掛けると・・・
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