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■No37175に返信(おくたがわさんの記事) > 2024/04/24(Wed) 19:23:48 編集(投稿者) > > ■No36950に返信(転法さんの記事) > 返事が遅くなりすみません。 > >>>「こうしないと」が自分には分かりませんでした。 >> >>これはすべてのものに神が内在しているというよりも、すべてのものはすべてを包含する神の一部であるという考え方である。 >> >>これはでンね、「すべてのものに神が内在している」とすると、すべてのものと神は同等になってしまいまッしゃろ。 >>そこで、神を常に上位に置くために「すべてのものはすべてを包含する神の一部である」としたわけだと思いまンねん。 >>神は常に最上位者であると言う、信条や思想に関係のない(彼らのとっての)揺るぎない事実を歪めないためでおマスわねー。 >> >>すべてのものと言うと、糞と神は同等なんて事にもなりかねまへん。 >>そりゃ、殺されマンがな。 > > 分かりました。ありがとうございます。 > >>もっとも、仏教では糞と仏が同じものであっても問題ないんでおマスがねー。 > > いいですね。自分が仏教特に禅だけは近づきやすく感じたのは、そういうところもありそうです。 > >> >>>全ての網羅は不可能なので「必然的に〜」「全ては〜」といった全称的な結論は導けない。 >>>そして、網羅できない部分(未来も含め)も同様であろうという推測は「自然の斉一性原理」をよりどころとするが、それ自体が常に成立するという保証が無い。ということでしょうか。 >> >>今までの経験でそうだったからといって、全部そうだと決めるのは早計と言うもんでッしゃろ。 >>まあ、演繹しているわけではないんで、論理が全部ひっくり返るわけではないんでおマスがね。 >> >> >>>帰納法によって導いた前提が帰納法の正当化に使われるという循環になる、ということでしょうか? >> >>その通りでおます。 > >>>より大きい調和の中の部分的な、あるいは変遷過程としての不調和という話があったと思いますが、 >>>ある不調和が不要で有害なものなのか、時を得ればむしろ意味のあるものだと分かることはないのか。早計に解釈を限定して物理化学的に処理するのでなく、様子を見ながら全体の調和を図っていく方が有効で危険が少ないことがあるように思います。素人意見ですみませんが。 >> >>いやいや、その通りでおマス。 >>セッソーが思うに、そもそも、運動するものの調和というのは不調和のコントロールのようなもので、静止したような調和では運動になりまへんからねー。 >>この辺りはカオスのストレンジアトラクターなんかが、そういう状態を現しているんじゃないかとおもーておりまンねん。 > > (ストレンジアトラクターは分かりません。wikiを見ても頭に入りませんでした ( oωo ?) ) > >>よく、整体やカイロなんかでは、身体が歪んでいると言いマンが、そもそも身体は歪んでおるのが当たり前なのでおマス。 >>だから、利き足とか利き手とかがあるわけで、いつでも素早く足が出せるのは、身体の方が転倒するような状態を保っているからでンね。 > > 静止した調和を求めるのはムダ、もしくは有害まであるということですかね。それは身体だけでなく心にも当てはまると思います。静止した心身の調和・安定を求めてしまうのは逆に危ない場合もあると(特に知性・論理によって)。 > > 以下のカントにもつながりますね。 > 第13回から引用 > 『「物自体」の概念は、我々が事物を相即に認識理解することができないことを示しているが、同時に我々は我々の「身心」を相即に認識理解することができないことを意味する。しかし、それは我々の「身心」が、我々の「身心」および事物に対して相即に対応できないということを意味していない。 > > 先に言ったように我々の「身心」が「物自体」であるならば、「物自体」の世界と我々の「身心」は相即に存在している。例えば、我々の記憶には「陳述記憶」と「非陳述記憶」があるが、ご存知のように言語化できる記憶と言語化できない記憶であり、頭で覚えたものと身体で覚えたものの違いである。 > > つまり我々は頭で覚えた認識による世界と、身体で覚えた感覚による世界の二つに住んでいる。言うまでもなく、感覚による世界での対処は頭で認識してから行われるものではなく、身心即応に対処される。 > > 宮本武蔵の五輪書に「観」「見」というものがある。「見」とはいわば「直感」であり、感覚そのもの、つまり身体能力に依存すると言っても良い。「観」は「直観」であり、仏教の「阿字観」や「入我我入観」のように、単に意識するというようなものではなく、身心全体で観じるもので、鍛錬によって向上できるものであろう。 > > これは東洋的な手法により、カントの言う「物自体」を「身心=物自体」で相即に捉えようとすることのように思われる。いずれにしろ、「物自体」が固定的なものではないことは自明で、「物自体」は変転する。仏教的に言えば、これは「無常」である。「恒常性」のように「常」と言えるものではない。 > > 我々の「身心」が「物自体」とすれば、カント的には不可知なものであるが、我々は本質的に自身の「身心」、つまり「物自体」と相即である。しかるに、いつの間にか「認識上の現象界の心身」を、自己の心身と捉えてしまっているのではないか?』 > > 素晴らしい。 > > > >>>あと、誤植の発見が割と得意なのですが、そういうのは不要ですか? >> >>是非、よろしくお願いいたしますでおマス。 > > 以下、細かいことですみません。気づいたところでは、 > > 4回 > 「本質的はサブラクセーションによる不調和さえも」 > 5回 > 「このメローもまたイネイト・インテリジェンスである」 > 7回 > 「自然の対する知見を集めていくためには、」 > 「権威・伝統を無批判に盲目的に従うこと」 > 「そのままイネイト・インテリジェンスにも適応される」 > 8回 > 「自明ではない「生得観念」自体は存在して認められない」 > > > 14回以降、続けて読ませていただきます。 > > 追記 > 第13回の > >要するに、理性が二律背反のような矛盾を生むのは、理性が世界をそのままに映しているのではなく、不完全な理性が世界をつくり出しているためだとも言える。 > > この問題(話題)が自分がktsurutを通じて転法さんを知った最初だったのでした。 > 後でyahoo掲示板トピに書くかも。
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■38450
/ inTopicNo.1)
台風10号
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□投稿者/ パ二チェ
-(2024/08/28(Wed) 15:13:54)
知らなかった。
台風の予報円ってのはこの範囲のどこかに台風の中心地が来る可能性がある範囲ってことらしい。
だから予報円の中心を結んだ線ってのは台風の進路予測ではないということ。
予報円が翌日の予報円と重なっている場合は、2日連続で同じ円内に台風が居続けるってこともあるらしい。
土曜日以降の台風進路は紀伊半島に向かうか淡路島から兵庫横断に向かうか予測できないとのこと。
気をつけて下さい。
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■37327
/ inTopicNo.2)
おくたがわさん江
▲
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■
□投稿者/ 転法
-(2024/05/19(Sun) 10:04:00)
■37175に返信
こちらこそ、おそくなり、もーしわけおまへん、
> (ストレンジアトラクターは分かりません。wikiを見ても頭に入りませんでした ( oωo ?)
ストレンジアトラクターは、せっそーにもよーわかりまへんが、ある範囲内に収まるにも関わらず、どこに収まるかよーわからんものなんでッしゃろ。
なんでかわかりまへんがねー。
誤植の件、ありがとーでおました。
引用返信
/
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■37175
/ inTopicNo.3)
Re[52]: 転法さん江
▲
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■
□投稿者/ おくたがわ
-(2024/04/24(Wed) 14:49:57)
2024/04/24(Wed) 19:23:48 編集(投稿者)
■
No36950
に返信(転法さんの記事)
返事が遅くなりすみません。
> >「こうしないと」が自分には分かりませんでした。
>
> これはすべてのものに神が内在しているというよりも、すべてのものはすべてを包含する神の一部であるという考え方である。
>
> これはでンね、「すべてのものに神が内在している」とすると、すべてのものと神は同等になってしまいまッしゃろ。
> そこで、神を常に上位に置くために「すべてのものはすべてを包含する神の一部である」としたわけだと思いまンねん。
> 神は常に最上位者であると言う、信条や思想に関係のない(彼らのとっての)揺るぎない事実を歪めないためでおマスわねー。
>
> すべてのものと言うと、糞と神は同等なんて事にもなりかねまへん。
> そりゃ、殺されマンがな。
分かりました。ありがとうございます。
> もっとも、仏教では糞と仏が同じものであっても問題ないんでおマスがねー。
いいですね。自分が仏教特に禅だけは近づきやすく感じたのは、そういうところもありそうです。
>
> >全ての網羅は不可能なので「必然的に〜」「全ては〜」といった全称的な結論は導けない。
> >そして、網羅できない部分(未来も含め)も同様であろうという推測は「自然の斉一性原理」をよりどころとするが、それ自体が常に成立するという保証が無い。ということでしょうか。
>
> 今までの経験でそうだったからといって、全部そうだと決めるのは早計と言うもんでッしゃろ。
> まあ、演繹しているわけではないんで、論理が全部ひっくり返るわけではないんでおマスがね。
>
>
> >帰納法によって導いた前提が帰納法の正当化に使われるという循環になる、ということでしょうか?
>
> その通りでおます。
> >より大きい調和の中の部分的な、あるいは変遷過程としての不調和という話があったと思いますが、
> >ある不調和が不要で有害なものなのか、時を得ればむしろ意味のあるものだと分かることはないのか。早計に解釈を限定して物理化学的に処理するのでなく、様子を見ながら全体の調和を図っていく方が有効で危険が少ないことがあるように思います。素人意見ですみませんが。
>
> いやいや、その通りでおマス。
> セッソーが思うに、そもそも、運動するものの調和というのは不調和のコントロールのようなもので、静止したような調和では運動になりまへんからねー。
> この辺りはカオスのストレンジアトラクターなんかが、そういう状態を現しているんじゃないかとおもーておりまンねん。
(ストレンジアトラクターは分かりません。wikiを見ても頭に入りませんでした ( oωo ?) )
> よく、整体やカイロなんかでは、身体が歪んでいると言いマンが、そもそも身体は歪んでおるのが当たり前なのでおマス。
> だから、利き足とか利き手とかがあるわけで、いつでも素早く足が出せるのは、身体の方が転倒するような状態を保っているからでンね。
静止した調和を求めるのはムダ、もしくは有害まであるということですかね。それは身体だけでなく心にも当てはまると思います。静止した心身の調和・安定を求めてしまうのは逆に危ない場合もあると(特に知性・論理によって)。
以下のカントにもつながりますね。
第13回から引用
『「物自体」の概念は、我々が事物を相即に認識理解することができないことを示しているが、同時に我々は我々の「身心」を相即に認識理解することができないことを意味する。しかし、それは我々の「身心」が、我々の「身心」および事物に対して相即に対応できないということを意味していない。
先に言ったように我々の「身心」が「物自体」であるならば、「物自体」の世界と我々の「身心」は相即に存在している。例えば、我々の記憶には「陳述記憶」と「非陳述記憶」があるが、ご存知のように言語化できる記憶と言語化できない記憶であり、頭で覚えたものと身体で覚えたものの違いである。
つまり我々は頭で覚えた認識による世界と、身体で覚えた感覚による世界の二つに住んでいる。言うまでもなく、感覚による世界での対処は頭で認識してから行われるものではなく、身心即応に対処される。
宮本武蔵の五輪書に「観」「見」というものがある。「見」とはいわば「直感」であり、感覚そのもの、つまり身体能力に依存すると言っても良い。「観」は「直観」であり、仏教の「阿字観」や「入我我入観」のように、単に意識するというようなものではなく、身心全体で観じるもので、鍛錬によって向上できるものであろう。
これは東洋的な手法により、カントの言う「物自体」を「身心=物自体」で相即に捉えようとすることのように思われる。いずれにしろ、「物自体」が固定的なものではないことは自明で、「物自体」は変転する。仏教的に言えば、これは「無常」である。「恒常性」のように「常」と言えるものではない。
我々の「身心」が「物自体」とすれば、カント的には不可知なものであるが、我々は本質的に自身の「身心」、つまり「物自体」と相即である。しかるに、いつの間にか「認識上の現象界の心身」を、自己の心身と捉えてしまっているのではないか?』
素晴らしい。
> >あと、誤植の発見が割と得意なのですが、そういうのは不要ですか?
>
> 是非、よろしくお願いいたしますでおマス。
以下、細かいことですみません。気づいたところでは、
4回
「本質的はサブラクセーションによる不調和さえも」
5回
「このメローもまたイネイト・インテリジェンスである」
7回
「自然の対する知見を集めていくためには、」
「権威・伝統を無批判に盲目的に従うこと」
「そのままイネイト・インテリジェンスにも適応される」
8回
「自明ではない「生得観念」自体は存在して認められない」
14回以降、続けて読ませていただきます。
追記
第13回の
>要するに、理性が二律背反のような矛盾を生むのは、理性が世界をそのままに映しているのではなく、不完全な理性が世界をつくり出しているためだとも言える。
この問題(話題)が自分がktsurutを通じて転法さんを知った最初だったのでした。
後でyahoo掲示板トピに書くかも。
引用返信
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■36952
/ inTopicNo.4)
アニさん江
▲
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■
□投稿者/ 転法
-(2024/03/28(Thu) 09:36:39)
>医師会って日本の元凶のひとつやろね。いろんな意味で。
大きな声では言えマヘンがね。
頃なワクチンなんかも、ちょっと怖いでンね。
だいたい、mRNAワクチンとかいうのは、自分で作った抗原に自分が抗体を作って攻撃するんでっしゃろ。
免疫疾患にならんのか、ちょっと心配でンがな。
>(ニーチェ著「悦ばしき知識 第322番」より)
ありがたく、使わせていただきますでおマス。
エントロピーで死にました。
正法無常宗祖師 沙門転法(/\)南無一切無常絶対超越真理
引用返信
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■36950
/ inTopicNo.5)
おくたがわさん江
▲
▼
■
□投稿者/ 転法
-(2024/03/28(Thu) 09:18:39)
>「こうしないと」が自分には分かりませんでした。
これはすべてのものに神が内在しているというよりも、すべてのものはすべてを包含する神の一部であるという考え方である。
これはでンね、「すべてのものに神が内在している」とすると、すべてのものと神は同等になってしまいまッしゃろ。
そこで、神を常に上位に置くために「すべてのものはすべてを包含する神の一部である」としたわけだと思いまンねん。
神は常に最上位者であると言う、信条や思想に関係のない(彼らのとっての)揺るぎない事実を歪めないためでおマスわねー。
すべてのものと言うと、糞と神は同等なんて事にもなりかねまへん。
そりゃ、殺されマンがな。
もっとも、仏教では糞と仏が同じものであっても問題ないんでおマスがねー。
>全ての網羅は不可能なので「必然的に〜」「全ては〜」といった全称的な結論は導けない。
>そして、網羅できない部分(未来も含め)も同様であろうという推測は「自然の斉一性原理」をよりどころとするが、それ自体が常に成立するという保証が無い。ということでしょうか。
今までの経験でそうだったからといって、全部そうだと決めるのは早計と言うもんでッしゃろ。
まあ、演繹しているわけではないんで、論理が全部ひっくり返るわけではないんでおマスがね。
>帰納法によって導いた前提が帰納法の正当化に使われるという循環になる、ということでしょうか?
その通りでおます。
>という流れが見事だと思いました。
いや〜、なんだか照れまンね。
>より大きい調和の中の部分的な、あるいは変遷過程としての不調和という話があったと思いますが、
>ある不調和が不要で有害なものなのか、時を得ればむしろ意味のあるものだと分かることはないのか。早計に解釈を限定して物理化学的に処理するのでなく、様子を見ながら全体の調和を図っていく方が有効で危険が少ないことがあるように思います。素人意見ですみませんが。
いやいや、その通りでおマス。
セッソーが思うに、そもそも、運動するものの調和というのは不調和のコントロールのようなもので、静止したような調和では運動になりまへんからねー。
この辺りはカオスのストレンジアトラクターなんかが、そういう状態を現しているんじゃないかとおもーておりまンねん。
よく、整体やカイロなんかでは、身体が歪んでいると言いマンが、そもそも身体は歪んでおるのが当たり前なのでおマス。
だから、利き足とか利き手とかがあるわけで、いつでも素早く足が出せるのは、身体の方が転倒するような状態を保っているからでンね。
>あと、誤植の発見が割と得意なのですが、そういうのは不要ですか?
是非、よろしくお願いいたしますでおマス。
正法無常宗祖師 沙門転法(/\)南無一切無常絶対超越真理
引用返信
/
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■36692
/ inTopicNo.6)
Re[50]: 転法さんへ
▲
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□投稿者/ おくたがわ
-(2024/03/02(Sat) 18:47:33)
2024/03/03(Sun) 10:46:14 編集(投稿者)
ご無沙汰してしまいすみません。
第11回まで読みました。
第4回
本題とは違うことで質問します。すみません。
> スピノザの考え方はいわゆる一元論的汎神論である。これはすべてのものに神が内在しているというよりも、すべてのものはすべてを包含する神の一部であるという考え方である。こうしないと異端者として死刑になったりする。実際、スピノザはユダヤ教の信者によって暗殺されそうになったこともある。
「こうしないと」が自分には分かりませんでした。
スピノザの考え方自体が異端視されたことが続く部分にも書かれていますが、「こうしないと異端者として死刑になったりする」というのは、その前段はスピノザの考え方そのままでではなく異端視されないための忖度を含んだ表現だということでしょうか?
第8回
ヒューム面白いです。
> 法則性を捉えようとすると、科学では一般に「枚挙的帰納法=複数の事実や事例から導き出される共通点をまとめ、そこから見えてくる根拠を元に結論を導き出す方法」に依存するわけであるが、この枚挙的帰納法の推論を成立させるために必要な大前提を、ヒュームは「自然の斉一性原理」と言った。
>
> 「自然の斉一性原理」とは、科学哲学の世界でもよく用いられる言葉で、「自然界で起きる出来事は全く出鱈目に生起するわけではなく、何らかの秩序・法則があり、同じ条件の元では、同じ現象が繰り返され、似たような条件ならば似た結果(いわゆる近似)が生まれるはずだ」という仮定である。
>
> この二つは、重大な論理上の問題を抱えている。そもそも「枚挙的帰納法」自体、すべてを網羅しなければ証明が完結できないわけで、結論が真であることを決定的に証明できない。
>そして「自然の斉一性原理」も、それが本当に正しいかどうか証明不能であり、本来、いつ、どのようにひっくり返るかわからないものであると言える。
全ての網羅は不可能なので「必然的に〜」「全ては〜」といった全称的な結論は導けない。
そして、網羅できない部分(未来も含め)も同様であろうという推測は「自然の斉一性原理」をよりどころとするが、それ自体が常に成立するという保証が無い。ということでしょうか。
> また、「同じ条件の元では、同じ現象が繰り返され、似たような条件ならば似た結果が生まれるはずだ」という前提に基づき、「複数の事例から導き出される共通点をまとめ、そこから見えてくる根拠を元に結論を導き出す」ということは、証明すべき結論を前提として用いる循環論法になってしまう。
「自然の斉一性」を導く根拠自体が、今まで観察された限りで常に成り立っていたから、という帰納法であるので、
帰納法によって導いた前提が帰納法の正当化に使われるという循環になる、ということでしょうか?
この帰納法の問題点に続いて、グッドマンのグルー語による斉一性の不決定、クリプキ-ウィトゲンシュタインの規則の解釈が一意に決まらないこと →現代医学的な人体概念が絶対ではなく、異なる言語習慣がある
という流れが見事だと思いました。
より大きい調和の中の部分的な、あるいは変遷過程としての不調和という話があったと思いますが、
ある不調和が不要で有害なものなのか、時を得ればむしろ意味のあるものだと分かることはないのか。早計に解釈を限定して物理化学的に処理するのでなく、様子を見ながら全体の調和を図っていく方が有効で危険が少ないことがあるように思います。素人意見ですみませんが。
あと、誤植の発見が割と得意なのですが、そういうのは不要ですか?
次回はいよいよカント。わくわく。
引用返信
/
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■36682
/ inTopicNo.7)
転法祖師へ
▲
▼
■
□投稿者/ パニチェ
-(2024/03/02(Sat) 07:58:26)
2024/03/02(Sat) 08:38:46 編集(投稿者)
おはよう!転法祖師。レスありがとう♪
■
No36663
に返信(転法さんの記事)
> いずれ出てきまンが、セッソーはイネイト・インテリジェンスというものは、ショーペンハウアーの「盲目なる生存意志」と同質だとおもーてマンねん。
> (@´_`)ノ
なるほど。
> >日曜学校を出たような人からアメリカで医療国家資格をとるくらいのレベルの人までいるんやろか?
> その通りでおマス。
> アメリカで資格を取っても、テクニックができるわけでもおまへんしなー。
そらそ〜やろね。知識&職人芸が必要なんかな。
> 古典的原理主義者もおりますしね〜。
> まあ、資格制度化を進めている方々もおられまンが、いつになることかわかりまへんな。
> (* ̄д ̄)y─┛~~
医師会って日本の元凶のひとつやろね。いろんな意味で。
> 問題提起というより、言いたいことを書きなぐっているみたいな感じでッかね。
それがいい!何かの効果を求めてたらやってられへんやろし(笑)
> こんなことも書いておりますでおマス。
> しかしながら、知り得ぬと言う点において「イネイト・インテリジェンス」は、我々にとって「怪物」である。
> ニーチェは「善悪の彼岸 146節」で「怪物と戦う者は、自らも怪物にならぬよう心せねばならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。」と言っているが、これはカイロプラクターにも当てはまる。
> 戦わんとするあまりに、急進的・原理主義的、あるいは神秘主義的になりすぎて、カイロプラクター自身がわけのわからない者=怪物になってしまうことは大きな問題である。
> 一方で、表象しか見ない科学的な認識では、「イネイト・インテリジェンス」には永遠に近づけない。
> その意味では、「イネイト・インテリジェンス」を語るためには、仏教で言う中道こそ、まさに正しい道であろう。
> カイロプラクターを名乗るのであれば、すべからく「中道」を歩まなければならないのだ。
> すべてが光に包まれた世界では、完全なる闇と同様に何も見えない。光と闇により色彩が生まれると言ったのはゲーテだったと思う。
> そう言えば、ショーペンハウアーはゲーテの弟子でもあった。
> (´-ω-`;)ゞポリポリ
ニーチェの有名なアフォリズムと中道ね。
全く何事においてもその通りやと思う。
> 正法無常宗祖師 沙門転法(/\)南無一切無常絶対超越真理
ちなみに(4)に登場するカオスもニーチェと相性がいいよ。
知ってるとは思うけど、ディオニュソスはカオスの別称やからね。
『比喩。──彼らのもとにあっては一切の星が循環軌道をつくって動いているというような思想家は、最も深い思想家ではない。自己の内奥を覗き見ることあたかも巨大な宇宙を覗きこむごとくである者、そして自己の内奥に銀河を抱いている者、こういう者はまた一切の銀河がどんなに不規則なものであるかを知っている。こういう者たちは、現存在の混沌と迷宮(ラビリンス)の奥深くまでわれわれを導いてゆく。(ニーチェ著「悦ばしき知識 第322番」より)』
引用返信
/
返信
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■36663
/ inTopicNo.8)
アニさん江
▲
▼
■
□投稿者/ 転法
-(2024/02/26(Mon) 19:47:28)
>なるほど。ニーチェ的には「力への意志」みたいなもんやろね。
>現代的に言えばDNAの持つ生へのベクトルってところかな。
いずれ出てきまンが、セッソーはイネイト・インテリジェンスというものは、ショーペンハウアーの「盲目なる生存意志」と同質だとおもーてマンねん。
(@´_`)ノ
>日曜学校を出たような人からアメリカで医療国家資格をとるくらいのレベルの人までいるんやろか?
その通りでおマス。
アメリカで資格を取っても、テクニックができるわけでもおまへんしなー。
古典的原理主義者もおりますしね〜。
まあ、資格制度化を進めている方々もおられまンが、いつになることかわかりまへんな。
(* ̄д ̄)y─┛~~
>転法祖師としては両極を避けて中道を提起したいってことかな。
問題提起というより、言いたいことを書きなぐっているみたいな感じでッかね。
こんなことも書いておりますでおマス。
しかしながら、知り得ぬと言う点において「イネイト・インテリジェンス」は、我々にとって「怪物」である。
ニーチェは「善悪の彼岸 146節」で「怪物と戦う者は、自らも怪物にならぬよう心せねばならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。」と言っているが、これはカイロプラクターにも当てはまる。
戦わんとするあまりに、急進的・原理主義的、あるいは神秘主義的になりすぎて、カイロプラクター自身がわけのわからない者=怪物になってしまうことは大きな問題である。
一方で、表象しか見ない科学的な認識では、「イネイト・インテリジェンス」には永遠に近づけない。
その意味では、「イネイト・インテリジェンス」を語るためには、仏教で言う中道こそ、まさに正しい道であろう。
カイロプラクターを名乗るのであれば、すべからく「中道」を歩まなければならないのだ。
すべてが光に包まれた世界では、完全なる闇と同様に何も見えない。光と闇により色彩が生まれると言ったのはゲーテだったと思う。
そう言えば、ショーペンハウアーはゲーテの弟子でもあった。
(´-ω-`;)ゞポリポリ
正法無常宗祖師 沙門転法(/\)南無一切無常絶対超越真理
引用返信
/
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■36606
/ inTopicNo.9)
転法祖師へ
▲
▼
■
□投稿者/ パニチェ
-(2024/02/22(Thu) 18:22:55)
レスありがとう!
■
No36538
に返信(転法さんの記事)
> 基本的にカイロプラクター向けでンねん。
そういうことなんや。なかなか訴求するには難易度の高い問題提起をしてるんやね。
> そもそも、カイロプラクティックというのは、人体のサブラクセーションをアジャストメントして、人体のイネイト・インテリジェンスが十全に働くことにより、人体の問題が解消されるとしておるわけで、いわゆる施術で病気を治すわけではないのでおマス。
> イネイト・インテリジェンスの働きをナンらか阻害しておるサブラクセーション(背骨の亜脱臼)を調整することで、本来の状態を取り戻すみたいな考えが古典的なカイロプラクティック概念でおマス。
> で、かつては椎骨がずれて、神経を圧迫しているから、神経からのフォースが阻害されておるとか言われておったわけでンね。
> まあ、これが100年くらい前の話でンがな。
> んじゃ、サブラクセーションって何?とか、サブラクセーションがなんだかわからんのであれば、アジャストメントもなんだかわからんじゃんとか、だいたい、イネイト・インテリジェンスと自然治癒力って同じものなの?とか・・・エーかげんな話がいっぱいあるわけでおマス。
> そもそも、イネイト・インテリジェンスが完全なら、なんで病気になるんだよとか、自然治癒力があるなら、何もしないホーがエーんじゃないの?とか、だいたい、手で背骨を突いたところで、それがなんでイネイト・インテリジェンスの正常な発現に関係するんだよとか、カイロプラクティックの考え方もツッコミどころ満載でンがな。
> セッソー的には、西洋哲学の最後出ててきマンが、イネイト・インテリジェンスと言うのは、ショーペンハウエルの言うところの「盲目なる生存意志」みたいなもんだと思っております。
なるほど。ニーチェ的には「力への意志」みたいなもんやろね。
現代的に言えばDNAの持つ生へのベクトルってところかな。
> そうすると、自己免疫疾患のように自分で自分を攻撃するようなわけのワカラン事態も起きそうでンがな。
> カイロプラクティックは、Philosophy、Science、Artであると言われておりマンが、そもそも哲学がわかっておるのか?そこから生まれた科学や匠の技と言うものを、どう考えておるのかと言う問題提起でンね。
こら、さっきも言うたけど解決への難易度が高い問題提起やね。
転法祖師とはYahoo!掲示板で10年以上も前にカイロプラクターについて話たことがあるんやけど、今もレベルがバラバラなんやろか?
日曜学校を出たような人からアメリカで医療国家資格をとるくらいのレベルの人までいるんやろか?
> ご指摘のよーに、カイロプラクティックは東洋医学や東洋哲学との親和性が非常に高いと思っておりますでおマス。
> ところがカイロプラクターには、古典的概念の原理主義者と現代医学よりの科学信奉者の2種類が主体でンねん。
> (@´_`)ノ
転法祖師としては両極を避けて中道を提起したいってことかな。
> 正法無常宗祖師 沙門転法(/\)南無一切無常絶対超越真理
L( ` ― ´ )_/☆Ωパォ〜ン♪
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■36538
/ inTopicNo.10)
イネイト・インテリジェンスの甦生(1)
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□投稿者/ 転法
-(2024/02/14(Wed) 10:43:18)
基本的にカイロプラクター向けでンねん。
そもそも、カイロプラクティックというのは、人体のサブラクセーションをアジャストメントして、人体のイネイト・インテリジェンスが十全に働くことにより、人体の問題が解消されるとしておるわけで、いわゆる施術で病気を治すわけではないのでおマス。
イネイト・インテリジェンスの働きをナンらか阻害しておるサブラクセーション(背骨の亜脱臼)を調整することで、本来の状態を取り戻すみたいな考えが古典的なカイロプラクティック概念でおマス。
で、かつては椎骨がずれて、神経を圧迫しているから、神経からのフォースが阻害されておるとか言われておったわけでンね。
まあ、これが100年くらい前の話でンがな。
んじゃ、サブラクセーションって何?とか、サブラクセーションがなんだかわからんのであれば、アジャストメントもなんだかわからんじゃんとか、だいたい、イネイト・インテリジェンスと自然治癒力って同じものなの?とか・・・エーかげんな話がいっぱいあるわけでおマス。
そもそも、イネイト・インテリジェンスが完全なら、なんで病気になるんだよとか、自然治癒力があるなら、何もしないホーがエーんじゃないの?とか、だいたい、手で背骨を突いたところで、それがなんでイネイト・インテリジェンスの正常な発現に関係するんだよとか、カイロプラクティックの考え方もツッコミどころ満載でンがな。
セッソー的には、西洋哲学の最後出ててきマンが、イネイト・インテリジェンスと言うのは、ショーペンハウエルの言うところの「盲目なる生存意志」みたいなもんだと思っております。
そうすると、自己免疫疾患のように自分で自分を攻撃するようなわけのワカラン事態も起きそうでンがな。
カイロプラクティックは、Philosophy、Science、Artであると言われておりマンが、そもそも哲学がわかっておるのか?そこから生まれた科学や匠の技と言うものを、どう考えておるのかと言う問題提起でンね。
ご指摘のよーに、カイロプラクティックは東洋医学や東洋哲学との親和性が非常に高いと思っておりますでおマス。
ところがカイロプラクターには、古典的概念の原理主義者と現代医学よりの科学信奉者の2種類が主体でンねん。
(@´_`)ノ
正法無常宗祖師 沙門転法(/\)南無一切無常絶対超越真理
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■36510
/ inTopicNo.11)
イネイト・インテリジェンスの甦生(1)
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□投稿者/ パニチェ
-(2024/02/11(Sun) 12:56:03)
2024/02/11(Sun) 13:05:20 編集(投稿者)
少し時間ができたので、取り急ぎ(1)だけ今読ませてもらいました。
感想をカキコする前に、これは主に誰を訴求対象として書かれたものなんやろか?
カイロプラクター?それとも一般の人たち?
あるいは両方かな?
以下は上記を横に置いてダラダラと好きなことをカキコしてみます。
誰を訴求対象としているかによるけど、もし一般の人も想定しているのであれば転法祖師が思うところの本来のカイロプラクターとはどういう施術をする人かということから述べた方が分かりやすいように思う。
それともカイロプラクターに対する啓発や啓蒙が主なのかな?
最近のくだらないスキャンダル報道とそれに感化されるマスゴミや大衆からして、統計学も含め一般の人たちに対してリテラシーを求めることはちょい無理があるかもしれん。
カイロプラクティックの現状は詳しくないんだけど、転法祖師が問題提起しているように多くのカイロプラクターが要素還元主義をベースとした西洋医学的な発想に傾倒し、ポピュリズムみたく患者が感じる施術感に迎合したリラクゼーション・セラピストと成り下がっているのであれば本来のカイロプラクターとはかけ離れているんやろね。
私の知るところだけで述べれば、おそらく自然治癒能力を促進あるいはサポートするような本来のカイロプラクティックは施術される患者からすれば物足りなく感じるかもしれない。その反動がリラクゼーション・セラピストにならしめてるんやろか?
人体は部分に還元できない全体性、ゲシュタルト構造であって、ここにカイロプラクターとしての真骨頂がある。
転法祖師も指摘しているように米国で発祥したカイロプラクティックは西洋にしては珍しく東洋医学や東洋哲学的な全体性や空性(相依性縁起)とも相通じる思想をベースとして成立した。
こういう経緯を現在のカイロプラクターは忘れがちってことやろか。
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■36505
/ inTopicNo.12)
Re[44]: 転法祖師へ
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□投稿者/ 転法
-(2024/02/11(Sun) 08:41:16)
>今週はバタバタしとるから、来週末以降に読ませてもらいます。
そこそこ長いんで、読みにくいかもしれまへん。
小難しいうえに、長すぎると文句を言われておりまッからねー。
(●´・ω・)y─┛~~
正法無常宗祖師 沙門転法(/\)南無一切無常絶対超越真理
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