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■36904 / inTopicNo.61)  Re[21]: ダンマパダ第九章『悪』・125
  
□投稿者/ pipit -(2024/03/24(Sun) 17:46:10)
    2024/03/24(Sun) 21:05:14 編集(投稿者)

    No36903
    >思い出した経典文章があって、本を開いて読んでみたら、[神々の主であるサッカ]さんの言葉なんですけど、<

    あら!
    No36898で時兄上が書き込みくださった話題の経典を読んでみたら、サッカさんと同じような言葉を釈尊も仰ってました。

    釈尊を罵った方に、
    『『怒ることなく、身がととのえられ、正しく生活し、正しく知って解脱している人、
    心が静まったそのような立派な人に、どうして怒りがあろうか。
    怒った人に対して怒り返す人は、それによって悪をなすことになるのである。
    怒った人に対して怒らないならば、勝ちがたき戦にも勝つことになるのである。
    他人が怒ったのを知って、心に気をつけて他人が怒っているのを知っても、自ら気を落ちつけて静かにしているならば、その人は、自分と他人との両者のためになることを実行しているのである。
    真理に通達していない人々は、自分と他人と両者の治療を行っている人のことを、『かれは愚人だ』と考える。」』
    などとお説教(?)したら、
    罵った方は、
    『すばらしいことです。ゴータマさん!』と出家して阿羅漢になったとのことです。

    (『ブッダ悪魔との対話サンユッタ・ニカーヤU』中村元先生訳、岩波文庫、p129.130参照)

    関西パーリ語実習会さまの日訳は、『7.2. 罵倒の経』
    https://suttacentral.net/sn7.2/jpn/kansai?lang=en&reference=none&highlight=false




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■36903 / inTopicNo.62)   ダンマパダ第九章『悪』・125
□投稿者/ pipit -(2024/03/24(Sun) 16:56:26)
    時さん、knowingitselfさん、御二方とも書き込みありがとうございます!!
    (*^▽^*)喜♪

    ダンマパダの英訳を日訳してる時、お釈迦さまからpipitへ諭すことばとして訳しています。
    そのようなイメージで浮上する気持ちとしては、やはり実践者の心の清浄行が焦点になってるのかなぁという感想です。

    ダンマパダ125の解説を二つ見てみました。

    テーラワーダ仏教のスマナサーラ長老
    https://j-theravada.com/dhamma/kantouhouwa/kantou050/

    ココロとカラダのセルフケアさん

    https://north-market.com/care/dhammapada-contents/9-evil/

    どちらの解説も、『実践者が怒らない』ことをメインに説かれています。

    でもpipitの個人的感想ですが、全体的に悪を起こすこと自体を減らす教えとしても活用でき得るのではないかとも想像しています。

    実践者本人が清らかになって、経典文の内容が真実だとして、可能な範囲でいかに生じる悪(苦しみ)を減らすことができるか、、、

    思い出した経典文章があって、本を開いて読んでみたら、[神々の主であるサッカ]さんの言葉なんですけど、

    『怒った人に対して怒り返す人は、それによってさらに悪をなすことになるのである。

    怒った人に対して怒りを返さないならば、勝ちがたき戦にも勝つことになるのである。

    他人が怒ったのを知っても、みずから気をつけて静かにしているならば、その人は、自分と他人と、両者のためになることを行っているのである。』

    (『ブッダ悪魔との対話サンユッタ・ニカーヤU』中村元先生訳、岩波文庫p262.263より引用)

    相応部経典の11『サッカ(帝釈天)に関する集成』の第五節『善いことばによる勝利』という経典文章でした。

    ※関西パーリ語実習会さまの日本語訳
    『善く語られたものによる勝利の経』
    https://suttacentral.net/sn11.5/jpn/kansai?lang=en&reference=none&highlight=false

    まだまだ寒いですね、みなさまどうぞご自愛くださいませ!
    書き込みありがとうございますo(^▽^)o
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■36900 / inTopicNo.63)  Re[19]: ダンマパダ第九章『悪』・125
□投稿者/ knowingitself -(2024/03/24(Sun) 15:10:49)
    ダンマパダ125は、自らが清らかな相手を傷つける愚か者になることを戒める章句であって、自分を傷つける相手を小馬鹿にして立ち去ることを正当化する内容ではないと思いますね。
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■36899 / inTopicNo.64)  Re[18]: ダンマパダ第九章『悪』・125
□投稿者/ knowingitself -(2024/03/24(Sun) 14:58:49)
    >こちらが同じ土俵上で受け取らなければ、怒れる人の怒れる言葉は、そのお相手の反応がないことにより本人に還るしかありませんから。勿論、その本人に向かって「そのまま持って帰るがよい」なんて言葉を言うと、火に油ですが。(笑)

    横レス失礼します。ちょっと感情を害されたら、それこそ失礼しましたですが。

    私ならそのように解釈しません。自分を純粋で汚れのない立場に置いて、相手を小馬鹿にするような危うさがないとはいえないのではないでしょうか。それこそ相手と同じ土俵上で勝ちにいってるように思えます。

    (笑)などつけるところなど、仏教的でないですね。
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■36898 / inTopicNo.65)  Re[17]: ダンマパダ第九章『悪』・125
□投稿者/ 時 -(2024/03/24(Sun) 14:26:29)
    pipitさんへ。こんにちは。

    > 悪を為さずに汚れのない純粋な人に向けて、悪を為す人は誰であっても、
    > その悪は愚か者に裏目に出ます。
    > 風向きに逆らって投げられた塵のように。

    例えば、相手から怒りの言葉をはかれたとき、同じ土俵で、同じ次元での言い争いを回避して、自然に離れられるのが良いですね。

    No36736 (akaimiさんの記事)
    > もし罵る者に罵りを、怒る者に怒りを、言い争う者に言い争いを返したならば、その人は相手からの食事を受け取り、同じものを食べたことになる。
    > わたしはあなたが差し出すものを受け取らない。
    > あなたの言葉は、あなただけのものになる。そのまま持って帰るがよい。

    こちらが同じ土俵上で受け取らなければ、怒れる人の怒れる言葉は、そのお相手の反応がないことにより本人に還るしかありませんから。勿論、その本人に向かって「そのまま持って帰るがよい」なんて言葉を言うと、火に油ですが。(笑)

    いくら大谷翔平さんの剛速球でも、強風の向かい風にむけて塵を投げれば、本人が塵まみれになるようにですね。
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■36897 / inTopicNo.66)  ダンマパダ第九章『悪』・125
□投稿者/ pipit -(2024/03/24(Sun) 13:42:22)
    みなさまこんにちは!ダンマパダ125のBhikkhu Sujatoさま英訳をpipitが日訳してみました。

    Whoever wrongs a man who has done no wrong,

    a pure man who has not a blemish,

    the evil backfires on the fool,

    like fine dust thrown upwind.

    悪を為さずに汚れのない純粋な人に向けて、悪を為す人は誰であっても、

    その悪は愚か者に裏目に出ます。

    風向きに逆らって投げられた塵のように。
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■36866 / inTopicNo.67)  ダンマパダ第九章『悪』・124
□投稿者/ pipit -(2024/03/20(Wed) 10:11:11)
    ダンマパダ124は、Thanissaro Bhikkhuさまの英訳を日訳してみました。
    https://www.accesstoinsight.org/tipitaka/kn/dhp/dhp.09.than.html

    If there's no wound on the hand,
    that hand can hold poison.

    Poison won't penetrate
    where there's no wound.

    There's no evil
    for those who don't do it.


    もし手に傷が無いならば、その手で毒を掴むこともできる。

    傷が無いところに、毒は浸透しない。

    邪悪を為さぬ人にとって、邪悪はない。
引用返信/返信 削除キー/
■36864 / inTopicNo.68)  ダンマパダ第九章『悪』・123
□投稿者/ pipit -(2024/03/20(Wed) 09:58:17)
    2024/03/20(Wed) 10:25:21 編集(投稿者)

    みなさまこんにちは(^ ^)ダンマパダ123のBhikkhu Sujatoさま英訳のpipit日訳です。

    Avoid wickedness,

    as a merchant with rich cargo and small escort
    would avoid a dangerous road,

    or one who loves life would avoid drinking poison.


    邪悪さを避けてください、

    少ない護衛で豊富な荷物を運ぶ商人が危険な道を避けるように、

    命を愛する者が毒を飲むことを避けるように。


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■36843 / inTopicNo.69)  ダンマパダ第九章『悪』・121.122
□投稿者/ pipit -(2024/03/18(Mon) 00:02:01)
    みなさまこんばんは♪
    ダンマパダ121.122のBhikkhu Sujatoさまの英訳をpipitが日訳してみました

    Think not lightly of evil,
    that it won’t come back to you.
    The pot is filled with water
    falling drop by drop;
    the fool is filled with wickedness
    piled up bit by bit.

    Think not lightly of goodness,
    that it won’t come back to you.
    The pot is filled with water
    falling drop by drop;
    the sage is filled with goodness
    piled up bit by bit.

    その悪は自分に帰ってこない、と悪を軽く考えないで。
    一滴一滴落ちる水で瓶が満たされる;
    少しずつ積み重なる悪で愚者が満たされる。


    その善は自分に帰ってこない、と善を軽く考えないで。
    一滴一滴落ちる水で瓶が満たされる;
    少しずつ積み重なる善で賢人が満たされる。

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■36840 / inTopicNo.70)  ダンマパダ第九章『悪』・119、120
□投稿者/ pipit -(2024/03/17(Sun) 18:37:12)
    みなさまこんばんはー(^ ^)
    ダンマパダ119、120のBhikkhu Sujatoさまの英訳をpipitが日訳してみました。

    Even the wicked see good things,
    so long as their wickedness has not ripened.

    But as soon as that wickedness ripens,
    then the wicked see wicked things.

    Even the good see wicked things,
    so long as their goodness has not ripened.

    But as soon as that goodness ripens,
    then the good see good things.

    悪人でさえ良いものを見る、
    彼らの悪が熟していないあいだは。

    しかしその悪が熟すやいなや、
    悪人は悪いものを見る。

    善人でさえ悪いものを見る、
    彼らの善が熟していないあいだは。

    しかしその善が熟すやいなや、
    善人は良いものを見る。
引用返信/返信 削除キー/
■36786 / inTopicNo.71)  Re[13]: 日記
□投稿者/ pipit -(2024/03/13(Wed) 10:51:19)
    2024/03/13(Wed) 10:52:10 編集(投稿者)

    No36785
    >朝倉先生も柔軟そうで、でも芯がありそうで、『倫理学』の学者さんなのかなぁ、<

    検索してみたら、倫理学限定の先生じゃなかったようです。

    ↓2024年2月に発売された朝倉友海先生の本
    『ことばと世界が変わるとき
     意味変化の哲学』

    http://www.transview.co.jp/smp/book/b641608.html

    の試し読みができて、朝倉先生の経歴ものってて、専門は『哲学』とありました。
    『京都大学理学部卒業』とあるので、理系から哲学に進まれたのかなぁ
    とても幅広く勉強されている先生だったのですね(゚Д゚)

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■36785 / inTopicNo.72)  日記
□投稿者/ pipit -(2024/03/13(Wed) 09:44:24)
    2024/03/13(Wed) 09:55:38 編集(投稿者)

    みなさまこんにちはー

    カントは善悪をどう表現してるのかな?と検索して見つけた動画がとてもおもしろかったです。(カント倫理学については複雑そうで自分でコツコツ読んでいくしかないかなと思いましたが^^;)

    朝倉友海先生
    『悪をめぐる三つのパラドックス』

    https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_2077/

    動画内容についての記事
    https://ocw.u-tokyo.ac.jp/eaa06/


    荘子、カント、ニーチェ、天台思想などなど様々な話題が出てきて、勉強になりました。

    朝倉先生も柔軟そうで、でも芯がありそうで、『倫理学』の学者さんなのかなぁ、
    カント学者の秋元康隆先生も元気があっておもしろそうだなぁと思ってるのですが、
    『倫理学』の先生(?)にそれぞれの志をもって進まれているような印象を受ける方たちがおられるのは、門外漢ながら嬉しい気持ちになります(#^.^#)

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