| ラムジーがウィトゲンシュタインに向かってどういう批判をしたのか、私はよく知らない。
ただ、前期ウィトゲンシュタインと後期ウィトゲンシュタインを分けるものは、ウィトゲンシュタインのテキストを通じで浮かび上がっている。もちろん、それを解読し理解することがメチャクチャ難しいのだが。
ウィトゲンシュタインは前期で一応哲学に別れを告げて、小学校の教師をしていたわけだ。そこに14歳年下のラムジーが会いに行って、哲学再開へのきっかけを与えたと。 後期ウィトゲンシュタイン哲学の成立にラムジーは大きな寄与をしたとも言えると。
もっとも、ウィトゲンシュタインという複雑怪奇な人物にあっては、哲学復帰への要因はそれだけではないとされている。ここら辺は研究者でもさまざま説があるはずだ。
後期より前期を評価する人も少なくない。バートランドラッセルもそう。
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