| おはようございます。
■No15971に返信(knowing itselfさんの記事) > 菅豊彦さんの翻訳にアンスコムの「インテンション」があります。哲学史に詳しい人ならご存知だと思いますが、ウィトゲンシュタインの信頼が厚かった女性哲学者です。アンスコムは敬虔なカトリックでしたが、「哲学の三人 アリストテレス・トマス・フレーゲ」というのがあるようです。読んでみたいな。
女性哲学者って多くはないみたいだけど その中からアンスコムを選出。 なかなかの目利きですね。 なんて、偉そうにすみません。 でも、興味深い人ですね。 世紀を跨いだせいか? フェミニズムのはないのかな。 以下 ↓ メモ的に貼らせてくださいね。
アンスコム
ここからのを採用。 ttp://plaza.umin.ac.jp/~kodama/ethics/wordbook/anscombe.html 英国の哲学者(1919-2001)。 ウィトゲンシュタインの弟子の一人で、 哲学者ピーター・ギーチの妻でもある。 ウィトゲンシュタインの遺稿の編集に貢献したほか、 行為論における古典的著作である『意図』(Intention, 1957)を書いた。 また、`Modern Moral Philosophy'という有名な論文では、 近現代の義務や権利に基づいた道徳の議論は宗教(神の法)抜きでは 理解不能だからやめるべきで、 かわりにアリストテレスの ような徳倫理に戻るべきだと論じている。
人物評は容姿端麗 突飛で口汚い。
【怒りに震える女、アンスコム(続)】 マリー・ウォーノックは、エリザベス・アンスコムに最初に出会ったときの印象について、自伝の中でこう語っている。 「彼女は不恰好な黒いズボンと、特徴のないぶかぶかのセーターを着ていたけれど、また、かなり長くてベタベタしていて特定の色合いを持たない髪を頭の後ろで「おだんご」のようにしてまとめていたけれど、彼女の顔は、片目の斜視が目に付くものの、驚くほどの静謐さと美しさを備えていた。彼女は「キリストの降誕」の絵に出てくる天使のような感じだった。信者が聖母マリアの厚意を得たいと願うのと同じように、アンスコムに会った人はただちに、彼女の共感、彼女の祝福、彼女の愛情を得たいと思っただろう。そしてさらに印象的だったのは、彼女が話をするときの声の美しさだった。この事実が、後々、彼女のしばしば荒っぽい言葉遣いの破壊力をさらに増したのだった」[1] そのような容姿と美しい声で、アンスコムはウォーノックの夫となるジェフリー・ウォーノックのことを、「あのクソ男のウォーノック(that shit, Warnock)」と呼んでいた。ジェフリー・ウォーノックはJ.L.オースティンに心酔していたため、当然ながらアンスコムに忌み嫌われていた。前回、マリー・ウォーノックがB.Philに進学する件でアンスコムに責められた話をしたが、彼女が強く非難されたことがもう一つあり、それがジェフリー・ウォーノックとの結婚話だった。 アンスコムは自分と同学年のジーン・クーツが卒業後にオースティンと結婚すると聞いたときも、あんなひどい男(someone so awful)と結婚するなんてと彼女を厳しく非難した[2]。これから結婚する人に対して、アンスコムは祝福の言葉を述べるどころか呪いの言葉を吐いたわけである。 ttps://webmedia.akashi.co.jp/posts/3627
プラトンの『国家』をフェミニズム哲学の本だと思う人はまずいないだろう。しかし、男性と同じように女性にも理想の都市国家をつくりあげる能力があるとプラトンが語ったとき、彼は時代のはるか先を行っていた。ソクラテスの言葉を通してプラトンが主張したのは、才能と知性を備えた女性は、男性とともに「国の守護者」として力を発揮すべきだということである。「哲人王」とも呼ばれた守護者たちは、哲学の智恵を市民に授け、都市に調和をもたらすことで国家を統治する存在だった。 それから2000年以上たっても、人々は相変わらずこう思っている。プラトンの時代から思想の分野を担ってきたのはほとんどが男性だろうと。まるで、女性も偉大な哲学者になれるというプラトンの予言を、これまでだれも実現してこなかったかのように。少なくとも、現在の哲学書を目にすれば、そう思ってしまう。 ttps://book.asahi.com/jinbun/article/14355037
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