| > クラシックに限らず音楽はそれ自体、ある種の言語だと思う。
クラシック音楽と西洋哲学の理解、受容は似ているところがある。 作者が構想した・書いたとおり、作者のアタマに現前したとおり、鑑賞者にはそのとおりに受容することを強く迫る。他の何かに置き換えたり、解説本を受け売りしたり、触りだけでわかっりでは、歪曲、低俗化、陳腐化の危険が強い。
西洋哲学も、本来なら原文で読むのがベストでしょう。作者が書いたとおり、思考したとおりのテキストを追いかける。
クラシック音楽はとっつきにくいというが、作者のアタマに響いたとおりに近いものを、交響曲なら長くても一時間半で追体験できるのが魅力。科学論文でも哲学書でも、そんな短時間ではムリ。文学書でも長い。もっともこの意味でなら、絵画などは最高といえるでしょう。
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