| おはようございます、floraさん
蟠桃という桃、食べたこと（見たことも）ないですが、通信販売で売ってました。物によっては1個1000円位、かなり高級品ですね。西王母という桃もあり、これは白桃の仲間みたいです。
古い西遊記（大唐三蔵取経詩話と言います）では、西王母の池の傍に蟠桃の木があり、三蔵は「食べたい」と言います。悟空は昔これを盗んで食べたため、西王母に捕まり左のあばら骨を800回、右を3000回打たれたので「取るのはこわい」と断りますがそれでも三蔵は「食べたい」とせがみます。現行の三蔵に比べると食いしん坊です。この蟠桃の話は現行の西遊記では人参果（実が赤ちゃんの形）の話に成長しています。
この大唐三蔵取経詩話は中国で散逸してしまったものが京都の高山寺で見つかったもので、宋の時代のものです。
＞長安は南贍部洲、天竺は西牛貨洲にあり大海で隔てられています。しかし、取経の旅の中では海を渡るシーンは無いのです。これをどのように解決するか！？ソンゴキアンの重要な課題の一つです。
>空を飛ぶとか〜？ ＊＊；
三蔵は雲には乗れないという設定です。楽してお経は貰えない、という訳です。ただ、何度か妖魔に攫われるのですが、その時は妖魔の雲に乗れるようです・・・
あと、一度だけ悟空の雲に乗ったことがあります。多分作者のミスです。
Jazzについて
日フィルで 日野皓正と葉加瀬太郎と共演したことがあります。日野さんはハイドンのトランペット協奏曲、葉加瀬さんはヴィヴァルディの四季を演奏しました。
リハの時、日野さんは「無茶苦茶緊張する」、葉加瀬さんは「練習してきます」とコメントしていたのが印象的でした。
彼らにとって楽譜の束縛というものが凄いプレッシャーになるのだなあと思いました。日野さんの本番、カデンツァは上手でした（最初はハイドン風、そのうち普通のアドリブ）。葉加瀬さんの本番は覚えていませんが、恙なくこなしたのだと思います。
逆の経験（僕がジャズバンドの中でジャズを演奏する）はありませんが、日野さんや葉加瀬さんとは逆のプレッシャーに押しつぶされることは間違いありません。
下はジャズピアノの講座です。floraさんの疑問の一助になれば・・・
https://www.youtube.com/watch?v=X11nB8viIys
https://www.youtube.com/watch?v=94_JdA1TCFA
前の書き込みで紹介したGeorge Adams Quartetの演奏でのDon Pullenの拳ぐりぐり奏法にはびっくりしました。トーンクラスターの一形態で、バルトークの2番のピアノコンチェルト2楽章の速い部分の音響と親戚になるのでしょうね。
右手に絆創膏を貼っていますがあの奏法は相当痛いと思います。演奏途中で感極まったような顔を映し出されますが本当は「痛いなあ・・・」かも。。。
あれがただの無茶苦茶ではなく調性の中に違和感なくはまっているのが僕には快感です。拳が鍵盤上を頻繁に上下します。それによってトーンクラスタのリズム（ようなもの）が生まれ、それがあの音楽にぴったり合っているように感じます。あの演奏から感じる感動は琴線に触れるという類のものではなく、もっとプリミティブで直接的なもので何の準備もなしに楽しむことができました。
クラシック音楽も楽譜が出来るまでは演奏者のアドリブによるところが大きかったのですがね。僕はジャズプレーヤーのアドリブ演奏にはすごく憧れるし敬意を払います。ただ（昔の）ジャズメンは本番での集中力と感性の爆発を求めてドラッグに走る人は沢山いたようです。マイルスの自伝を読むと、彼自身もドラッグから抜けるのに何度も失敗し、他のほとんどのプレーヤーもドラッグにハマっていたとあります。クラシックも本番の時の精神状態はよく似たものだと思うのですが、不思議にドラッグにハマっているやのぴすとやばよりすとの噂は耳にしません。やはり、アドリブのプレッシャーの違いなのかなあ・・・
floraさんの質問の答えにはあんまりなってない？ スマンコッテス m(_ _)m
|
