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■25216  Re[65]: 井上道義インタビュー後半
□投稿者/ 田秋 -(2022/07/28(Thu) 06:57:05)
    2022/07/28(Thu) 07:07:06 編集(投稿者)

    おはようございます、floraさん

    クイズの答えです。なかなかいいとこ突いてます!

    10’20”辺りからシカゴの話になります。クーベリックの代わりにマーラーの9番を振ったと言う話。これが日フィルと関係しています。日程的に日フィルの東京定期を振ることになっていたのです。インタビューで彼「死んでもいいやと思ったね」と言ってますね。日フィルの仕事をキャンセルしたのです。

    大事な演奏会の人選やプログラムは相当前から決まっています。道義の代わり、誰でもいいのなら見つかりますが、そういう訳にもいきません。それなりのステータスを持った人である必要があります。しかしそういう人は間近にオファーしても大体はもう別の仕事が入っているのです。

    当時ボクは代議員というものをやっていました。問題が起こったときに事務局と楽員の代表が集まり、相談をし団としての方向性を決めます。事務局長兼専務理事のX氏が激怒してたのを覚えています。

    結局外山雄三先生が空いていて、代わりに振って頂きましたが、それ以来日フィルと道義の仲は険悪になり、10年以上道義は振りに来ませんでした。

    一応仲直りした後、どこか私的な場で「しようがなかった。(シカゴへ)行くよね?」と漏らしていました。

    道義さんもまだ若く、上のステージへのチャンスがあれば不義理をしてでもチャレンジしたかったのでしょうね。小澤征爾という巨星が前で輝いているわけですから。

    >オーケストラと喧嘩したってところですか?
    ニアピン賞を差し上げます。お会いしたときに、スタバのコーヒープレゼントです!

    ボク自身の道義さんに対する評価ですが、ボクは好きです。感性が独特だと思います。うまく表現できませんが、スコアを上から見ろしているというよりは、スコアの中に立っている感じかな?音楽と共にいる感じがします。が、スコアを俯瞰することも大切で、彼、たまに自分がどこにいるのか見失っている?時もあるような気がします。

    インタビューのどこかで「拍子なんか振りたくない」とか言ってたでしょう。それはある意味真実です。音楽は拍子じゃないですからね(拍子も大事ですが)。
    でもプレーヤーからすると拍子を振って欲しいときもあるのです。簡単な曲なら必要ありませ。しかし例えば、あまり慣れていないフーガがあったとしましょう。フーガというのは簡単にいえば同じ旋律がずれて演奏されるように書かれている曲です。輪唱ってありますよね。「カエルの歌が〜聞こえてくるよ〜」みたいな。

    あれは怖いです。普通隣りと一緒だと安心しますが、フーガは一緒だと間違っているのです。
    ブリテン 青少年の為の管弦楽入門よりフィナーレ
    https://www.youtube.com/watch?v=waP1N446Zb0&t=50s

    それまで休んでいて曲の途中から演奏する地点を「入り(いり)」と言います。このフィナーレのような曲だと入りが大変怖いのです。落ちたり、早く入ったら、少なくともその1フレーズは壊滅します。それはその人だけの事故で収まらないこともあります。自分の前の人が入ったらその何小節後に入ると思っていたら、その人が入ってこなかった・・・「Where are we now ?」

    そういう曲で、指揮台で踊ってる指揮者がいるとすると
    「踊ってんじゃねぇよ!」

    この光景にピッタリなのは道義です^^
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