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■24208  『キンスカ喩経』
□投稿者/ pipit -(2022/06/28(Tue) 05:50:20)
    2022/06/28(Tue) 05:51:18 編集(投稿者)

    みなさま、おはようございます

    No24200
    > 必ずここを通る、という点を押さえるのは、物事を管理しようとするとき、よく使う方法だなーと、なんか日常的な感想として、今、頭に浮かびます。
    > システム、という概念が頭に浮かびます。
    > 制御工学もなんか言葉、浮かんじゃったなあ<

    寄り道引用!
    自分の中では上記感想にも関連してくるように感じて、目に止まった片山先生訳の『キンスカ喩経』の一部分を引用します。冒頭は片山先生の解説文です。
    『門』も出てくるよー(^ ^)

    引用開始

    『また、相応部「六処相応」の『キンスカ喩経』において、「六触処の生滅を如実に知ることから比丘の見は清浄になる」として、仏は次のような比喩を説いておられます。

    「比丘よ、たとえば王の辺境の都市が強固な城壁、強固な城塁、城門、六門をそなえ、

    そこにその賢明、聡明にして、有能で、智慧のある門番がおり、
    見知らぬ者を止め、
    知っている者を入れさせているとします。

    東方より急ぎの使者が来て、その門番に次のように言います。
    『これ、この城主はどこにおられるのか』と。
    かれはこのように言います。
    『そのお方は、中央の四大路に坐っておられます』と。

    そこで、そのその急ぎの使者二人は、城主に如実の使命を伝え、
    来たとおりの道を引き返します。

    西方より...
    北方より...
    南方より...急ぎの使者が二人来て...城主に如実の使命を伝え、来たとおりの道を引き返します。

    比丘よ、私は意味を知らせるためにこの比喩を作りましたが、その意味はつぎのとおりです。

    比丘よ、
    『都市』は四大種からなり、母と父から生まれ、米飯と麦菓子の集積であり、無常の、除滅の、摩滅の、破滅の、破壊の性質からなる、この〈身〉の同義語です。

    『六門』とは〈六内処〉の同義語です。

    『門番』とは〈正念〉の同義語です。

    『急ぎの使者二人』とは〈止観〉の同義語です。

    『城主』とは〈識〉の同義語です。

    『中央の四大路』とは地界・水界・火界・風界なる、この〈四大種〉の同義語です。

    『如実の使命』とは〈涅槃〉の同義語です。

    『来たとおりの道』とは〈聖なる八支の道〉、すなわち正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定の同義語です」』
    引用終了。

    『パーリ仏典にブッダの禅定を学ぶ『大念処経』を読む』片山一良先生、p161-162
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