HOME HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

ログ内検索
・キーワードを複数指定する場合は 半角スペース で区切ってください。
・検索条件は、(AND)=[A かつ B] (OR)=[A または B] となっています。
・[返信]をクリックすると返信ページへ移動します。 (*過去ログは表示されません)
・過去ログから探す場合は検索範囲から過去ログを選択。

キーワード/ 検索条件 /
検索範囲/ 強調表示/ ON (自動リンクOFF)
結果表示件数/ 記事No検索/ ON
大文字と小文字を区別する

No.23814 の関連記事表示

<< 0 >>
■23814  Re[22]: 眠れぬ夜のために。
□投稿者/ エフニ -(2022/06/08(Wed) 22:27:20)
    No23444に返信(つばめさんの記事)
    >
    > こんばんは。
    >
    >
    >>それとですね、当時の日本の美意識がありまして、「薄明幽暗の美」(はくめいゆうあんの美)といいます。
    >>
    >>こういう微妙な陰影を好む趣味が、清少納言をはじめ当時の人にはあったのですね。
    >>
    >>春はぼんやりした明るさ、夏は月や蛍が光る暗闇。
    >>
    >>秋の夕暮れ、冬の早朝は、この「薄明幽暗の美」を表しているのです。
    >
    >
    > そうですか。
    > さすが哥哥。何でも知ってる♪
    >
    > 薄明幽暗の美・・・というのがあるのですね。
    > 教えていただけてうれしいです。
    >
    > 平安時代の夜って真っ暗闇感が半端ないのですが、
    > そんななかでほんの少しの光が差すころ、
    > あるいは光が徐々に消えて行くころって
    > なにか好ましい感じがするのかなぁ。
    > 個人的な感想ですが。
    >
    > ・・・中国の文化に薄明幽暗の美ってあるのでしょうか。
    >
    >


    こんばんは〜廂

    何でも知ってるというよりも、たまたま高校時代の古文の先生の話を覚えていただけですぅ。

    薄明幽暗の美が、連綿と日本文化を通底して、谷崎の「陰影礼讚」に至ったのだと思います。

    三島由紀夫は子供時代、今で言うところの上級国民の家で育ったのですが、それでも、戦後ある対談で、「ホントに昔の日本の家は暗かった。」と語っていました。

    名作「銀の匙」の主人公のおばさん。

    暗いところでいつも縫いものをして、目を悪くしていたのですが、ラスト近く、成人した主人公が、このおばさんに会いに行くと、ほとんど真っ暗な家のなかで、おばさんは針で縫いものをしていました。

    梶井基次郎の「闇の絵巻」でも、東京の夜は、完全な暗黒とのことでした。
記事No.18391 のレス /過去ログ3より / 関連記事表示
削除チェック/



<< 0 >>

パスワード/

HOME HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -