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pipitさん、こんばんはー(・ω・)ノ
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□投稿者/ うましか -(2024/05/06(Mon) 23:22:34)
| 2024/05/07(Tue) 00:12:12 編集(投稿者) 2024/05/07(Tue) 00:01:22 編集(投稿者)
No.37255 (pipitさん)
"aussere Sinnenwelt"は、手持ちの英訳本をみると、"the external world of sense"とか"the external world of the senses"、他に"the outer sensible world "と訳されています。
外的な感覚世界とか訳せばいいのかな…(;´・ω・)
ところで、カント事典の「感官 Sinn」の植村恒一郎による解説(p.77〜p.78)によれば、カントの場合、"Sinn"は感覚器官(「感官」)の能力の意味で使われているとのこと。
カント『人間学』によれば、Sinnlichkeit(感性)は、「感官」によるものと「構想力」によるものの二つに分けられ、「感官」とは「対象が現にあるのを直観する能力」であり、さらにそれは、外部感官(外官) "ausserer Sinn" と内部感官(内官)"innerer Sinn "に分けられる、と。
以下は続く植村の解説からの引用です。
>「外官」は、人間の身体が物体的なものによって触発される感官であり、「内官」は、「人間の身体が心によって触発される感官」であるが、快や不快を感じるのは、それとは別の「内面的な」感官とされる[同]。<
ちなみに植村が参照しているのはカント『人間学』§15
おかげで勉強になりますm(__)m
取り上げていただき、ありがとうございました! (・∀・)♪
【追記】
No.37244 にも出ていたJ.ロック『人間知性論』を意識しているのかな(;´・ω・)
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