□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/03/12(Sat) 19:15:13)
| No21433のつづきね
メルポンの【身振りの意味は与えられるのではなく目撃者の作用によって捉え直されているのである】 見たいなのね。
わたしにわかりやすい言葉にしちゃうよ。
「ノエシス−ノエマ」なんだけど、 〔cogito-cogitatumの、すなわちノエシス−ノエマの相関関係〕とか〔「ノエシス」を「思うこと、思惟すること」とし、「ノエマ」を「思われたこと、思惟されたこと」〕っていうことから、「cogito思惟」(思-考)の領域におけるもののようだけど、こういうのって他にも使えるんじゃないかって。ようするに「ノエシス−ノエマ」っていうのは〈すること−されたもの〉っていう相関関係のことなんじゃないかって見たのね。 で、 *「ノエシス」→〈すること〉 *「ノエマ」→〈されたもの〉 〈すること〉には〈するもの〉がいるはずだから、 〈するもの〉が〈すること〉によって〈されたもの〉が発生する、もうちょっと追加して、 〈するもの〉と〈されるもの〉、〈すること〉によって〈されたもの〉が発生する。 「ノエマ−ノエシス」からはこういうふうなのがわたしに見えてきている。あたりまえのことようだけど、あたりまえになってるからこそ忘れがちなるのかな。これについてのお話しはまたいつか。
*「ヒュレー」=〈素材〉
(γ)に「統握」ってあるけど、現象学事典で、〔統握 (独)Auffassung : 統握の原意は理解・解釈であり、フッサールはこの概念によって統一体としての対象を現出させる志向的作用の本質契機を表す。‥‥〕ってあって、 No11393(1-p62)で見たように、 わたし「統握Auffassung」と「統覚Apperzeption」を区別していて、知覚の領域の統覚、思-考の領域の統握、ってしてるんだけど、現象学事典によると〔〈統覚〉は基本的には〈統握〉と同義である〕っていうことから、 *「統握」→「統覚」
「契機」をネットで調べたら、 〔契機moment :原語は「動かす」という意味のラテン語の動詞mouereに由来する。それゆえ、あるものを動かし、決定する根拠のことを意味する。またさらに、ある全体、とくに静的なものではなく動的、過程的な全体に対するその構成要素、あるいはその一局面のことを意味することもある。実際、すべての事象を生成発展の相としてとらえていこうとするヘーゲル哲学においては、この意味で使われている。〕とか〔きっかけ、動機〕 ってあったから、 *「契機」→〈きっかけ〉とか〈動機〉
あ、あと、 No21433で、 〔ノエマには、諸作用に応じて知覚ノエマ、判断ノエマなどがある。たとえば樹木についての知覚においては、それが現実に在るかどうかなどいっさいの「定立」を遮断した「知覚されたそのもの」、ここでは括弧に入れられた「知覚された樹木そのもの」が知覚的ノエマ、「現象学的に還元された知覚の本質に属する相関者」として示される〕(ς)のところ、 (ς)ってなっちゃってる。違う記号にして見る。(λ)って。
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