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超越論的感性論 第二項:V−2
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□投稿者/ うましか -(2021/10/15(Fri) 19:55:53)
| pipitさん、皆さん、こんばんはー
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◇ところで空間と時間とはなんであろうか?それらは現実に存在するものであろうか?
◇それらは、なるほど諸物〔Dinge〕の規定あるいはまた関係に過ぎないものではあるが、しかしやはり、たとえ諸物自体は直観されるわけがないにせよ、諸物自体にも帰属すべきはずのものであろうか、
◇それとも、それらは単に直観の形式にのみ付着するものであって、したがって空間と時間というこれらの述語がそれなくしてはいかなる物にも付加されえないところの私たちの心の主観的性質にのみ付着するものであろうか?
◇この点を明らかにするために、私たちはまず空間の概念を論究〔eroertern〕しようと〔*1〕思う。
*1 「空間の概念を論究しようと…」は、第一版では「空間を考察しようと…」
◇しかし私は、論究〔Eroerterung〕(expositio)≠ニいうことを或る概念に属する判明な(たとえ詳細ではないにせよ)表象と理解する。
◇だが論究は、それがその概念をア・プリオリに与えられたものとして〔als a priori gegeben〕¥柾qする〔darstellt〕ものを含んでいるときには、形而上学的〔metaphysisch〕≠ナある。
† 原佑訳上巻、p.149〜p.150参照 †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。 † 翻訳は参照しますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。 † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。 † ◆〜は原典における段落とします。
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V−1 No.17515 U−1 No.16741、U−2 No.16783 T−1 No.16440、T−2 No.16454、T−3 No.16495
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