□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/05/16(Sun) 20:17:22)
| No12059、現象学のを手引きにして、相互主観的にわたしに思われた意識作用(精神)の分節のつづきね。
で、「直観」って言うの。
No11393の(FD-4)に【すでに物が見えている子供は、例えばハサミの使い方を初めて理解した後では、一目で直ちにハサミをハサミとしてみるようになる。】っていうところがある。
【一目で直ちにハサミをハサミとしてみるようになる。】 こういうのを「直観」ってして見る。
直観について、ある人がある書物のなかで(出どころを書き留めとかなかったら忘れちゃった) 《…一目で見て取るということと、順序を追ってわかって行くという対である。これまで順序を追わないとわからなかったことが、何度も追い直すことによって一目で見て取ることができるようになる。…》 って書いてあった。
「直観」って言うのは、「何度も追い直すこと」、何度も経験するなかで、っていうことのうちでの意識作用、ってして置く。
メルポンの現象学的還元、 No11365の(MP-3)に指示に従うなら、 【ハサミの使い方を初めて理解し】 が問題ね。 幼児の世界に遡って、そこからそのうちで、見ようとするなかで、 幼児にとっては、この世界はすべてが初めて見るもの。 幼児はどのようにしてこの世界を知ってゆくのだろうか(これ、たぶん内的時間意識)。 っていうこと。こういうのってアプリオリな意識(原初的領分)だと思う。
No11393で【二つの統覚】(わたしのばあい「統覚」と「統握」って区別したけど)があるように、 「直観」にも二つの領域におけるものがあるとしておく。 うう〜ん、感性的直観と知性的直観かな。
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