| >>Pathography(病跡学)という分野があります。 >>ムンクは妄想型の統合失調症であり、 >>ゴッホも統合失調症にみられる知覚変容の影響があり、 >>ドイツの作曲家シューマンは統合失調症といわれ、晩年を精神病院で過ご
> 医療法人 可知記念病院の「スタッフブログ」で統合失調症圏の天才としてドイツの作曲家シューマンについて語られています。 > 「他に統合失調症圏の天才としてはドイツの作曲家シューマンが知られています。彼はしばしば奇行が目立ち、晩年を精神病院で過ごすことになります」 > と病跡学関連で語られています。
正直、病跡学の科学的信憑性は極めて低いと思います。 病跡学では、診断にあたって直接の臨床面接や観察ができない場合が多い(多くの対象はすでに故人)ですし、使用される資料(書簡、日記、作品、証言など)は主観的・断片的であり、精神医学的な診断基準に適合しにくいものです。 現代の診断基準(DSM-5など)は、詳細な症例観察を前提としており、過去の人物に当てはめるのは困難と専門家は指摘することが多いです。
病跡学に価値がないとは言いませんが、それは主に科学的価値というより人文学的な価値でしょう。 歴史上の推察としては面白い読み物にはなります。 「本能寺の変の黒幕は誰だったか」というような読み物は面白いものですから。 しかし、あくまでも読み物としての価値であり、科学的な正確さをそこに求めることはできないと思います。
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