| AIモデルGPT-4oがリリースされたようですね。
全くの素人でよくわからないのですが、このAIは、文章や音声、画像の全ての組み合わせの入力および生成が可能であり、応答速度も人が話すときと同じようだそうです。
一時期一部界隈で話題になったAIジーザス。聖書を丸ごと学習させるというものだそうで、これによりキリストの言葉がAIで復活するとか何とか。
当時、これに真似てAI仏陀という事を少し考えましたが、即座に却下しました。なぜならば、聖書と同じく、仏典を学習させたとしても、その仏典の原文自体をどれにするかでお話の内容が変わってくるからです。所謂、各宗派の教えとしての原典の事ですので、現行と同じ事ですね。
仮に、AI仏陀が復活したと仮定したとしても現行とほぼ変わらないように感じますが、それでも僧伽の分裂以前の初期仏教、続く部派仏教等、そして日本仏教とそれぞれの背景が歴史的には分かりやすくなるのかもしれないなぁと。それくらいでしょうか。その中のどれを選択するのかは、各人次第という事でしょう。何よりも入力者の意図が大きく反映されそうに思えます。
対して、自身で感じ取る倫理観や想い等は、省略排除されるような気がします。可能性として、所謂、盲信に近い状態の人がより増えるのではないでしょうか。
古くは、ウォーゲームやターミネーター、Iロボット、マトリックス等の世界観が頭をよぎります。
人類が人類により作られたAIにひざまずき、AIに管理される日はそう遠くないのかもしれません。その時、入力者の意図することを超えて、人類は自ら思考することをやめて自然に還るのかもしれないなどと想像したりしています。
今後、AIのはじき出す世界の最適解は?人類はそれに賛同することができるのでしょうか?
科学の進化により便利になったからとて、心の平安は獲得できないでしょう。
まさかまさか、生きている間にこのような世界の入口が見える処に立つことになるとは、想像だにしませんでしたが、不毛な戦いの幕開けには変わりないでしょう。
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