| 藤井聡太竜王が4連勝で竜王を防衛、これでタイトル戦を19連勝としました。
強いとしか言いようがありません。が、心配なことが一つあります。ある人が「今、将棋界は消耗戦に入っている」と言うのです。
昨今多くの棋士ががAIを研究に取り入れています。そうするとたとえ斬新な新手を指したとしても、それはその日のうちにAIで研究され、もう次の日には対策が用意されているのです。昔は例えば米長玉とか中原囲いとか藤井システム(藤井聡太ではなく、藤井猛が編み出した戦法)かというのがありました。その戦法が優秀であることが次第にわかり、それを指した棋士の名前がその戦法につくわけです。
しかし今やAIのおかげで有効期限1日となってしまい、名前がつく暇もありません。永瀬拓矢九段は「今まで一日10時間研究していたが、12時間に増やした」と言ってました。
この辺りのことを指して《消耗戦》と言っているのではないかと思います。
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