| 横レス的な書き込み失礼します。
支配欲と仏教やキリスト教についてなら、支配欲の消滅をゴールにするのが仏教やキリスト教でしょう。
支配欲があるかぎり、苦からの解放はないというのが教説の基本にあるのが仏教。貪り、煩悩としての支配欲。
キリスト教はどうかというと、神や聖職者の支配にひれ伏す、神の支配に服従するのが教えだと理解するなら、それはまったくの誤解。人間の間から「支配欲」をなくすことがゴールです。神が人間として受肉するなら、その人間には「支配欲」がゼロ。人間関係における「支配欲」こそが罪の実体といっていいくらい。「支配欲」のある人間は絶対に神たりえない、人間同士で「支配欲」を温存させたまま、神なる支配者を利用することにノーをつきつける。
「三位一体」という究極のキリスト教真理は、いかなる人間三者の間にも、支配被支配の関係があってはならないというゴールを指し示す。
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