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■14100 / inTopicNo.1)  白猫様には敵わない 2
  
□投稿者/ パニチェ -(2021/06/14(Mon) 19:57:26)
    トピ主:みのりさん


    No12834のみのりさんの記事より

    五感を通して、感じ、考えたことを等身大の文章で綴っていく内容にしたいです。

    具体的には、日常で見聞したものから感じ考えたこと、本を読んでの感想(哲学に関する本も)、映画などの感想、世の中で起きていることについて感じ思うこと、などです。
引用返信/返信 削除キー/
■14104 / inTopicNo.2)  Re[1]: 白猫様には敵わない 2
□投稿者/ みのり -(2021/06/14(Mon) 20:57:06)
    パニチェさん、トピの作成をありがとうございます。
引用返信/返信 削除キー/
■14142 / inTopicNo.3)  パニチェさんへ
□投稿者/ みのり -(2021/06/15(Tue) 20:49:48)
    パニチェさん、レスありがとうございます。


    >> 悟りを開いた人というのは、常に安心感、安らぎに包まれているというのを聞いたことがあります。
    >> ニーチェが悟りを開いた人なのかどうかは私にはわかりようもないですが、病という苦しみも全肯定していたことを考えると、安らぎ、安心感に包まれていたのかもしれないです。

    >ニーチェは悟りにかすった程度だと思ってます。
    >十牛図で言うと得牛あたりかな。。。

    牛を見つけたところですね。

    >その後、ニーチェの精神状態が穏やかであったかどうかは分かりません。
    >発狂後は、ニーチェに接した人たちの記録からすれば穏やかで、安らぎ、安心感に包まれていたようです。

    https://www.youtube.com/watch?v=N26hdXMZjo8

    ニーチェ自身が映っているビデオがあったのですね。
    驚きです!  貴重なものをありがとうございます。

    痩せて弱っているのは明らかにわかりますが、表情はおだやかですね。
    ニーチェの手はほっそりしていて綺麗だったと白取さんの本にも書かれていました。
引用返信/返信 削除キー/
■14143 / inTopicNo.4)  Re[3]: パニチェさんへ
□投稿者/ みのり -(2021/06/15(Tue) 20:55:40)
    得牛は、牛を見つけたところではなく、その先、牛を捕まえたところですね。
    まちがえました。
引用返信/返信 削除キー/
■14146 / inTopicNo.5)  みのりさんへ
□投稿者/ パニチェ -(2021/06/15(Tue) 21:40:41)
    2021/06/16(Wed) 07:58:38 編集(投稿者)

    レスありがとうございます。

    No14143に返信(みのりさんの記事)
    > 得牛は、牛を見つけたところではなく、その先、牛を捕まえたところですね。

    そうですね。牛を手懐けたり、牛に乗って帰路につくまではいってないんじゃないかな、と勝手に思ってます。

    No14142に返信(みのりさんの記事)

    > ニーチェ自身が映っているビデオがあったのですね。
    > 驚きです!  貴重なものをありがとうございます。

    どういたしまして。

    > 痩せて弱っているのは明らかにわかりますが、表情はおだやかですね。
    > ニーチェの手はほっそりしていて綺麗だったと白取さんの本にも書かれていました。

    **** 以下は清水書院『人と思想 ニーチェ』からの引用です ****

    俗世間のいっさいの騒音から隔離されているこの家の二階の病室でニーチェを見た伝記作家、シュテルンベルク男爵夫人は、その印象をつぎのように書きのこしている。
    「崇高なかれの態度、精神的な表情の限りなく深められた美、そうしたかれの姿を目のあたりにした時のわたしの心は、大きな感動によって満たされた。ことに、もはやそれを覆う眼鏡を取り去ったその眼の美しさは、圧倒的なものであった。遠方を眺めやるようであって、しかもまた、心の内奥を深く見つめているような、この愁いを深くたたえた瞳からは、力づよい作用が、磁気のような精神の流れが、ほとばしり出ていた。そして、敏感な人間ならだれでも、このあやしい魔力から抜け出ることはできまいと思われた」

    ************* 引用終り ************

    ちょい美化しているようには思われますが。。。
    『ツァラトゥストラ』では超人へ向かう「精神の三変化」が語られます。
    それが最期の発狂も含めたニーチェの生涯と合致するのが驚きなんです。
    以下はNIETZSCHE WONDERLANDのニーチェ伝より

    ************************************

    「汝なすべし」という定言命令を背負い力強い足どりで砂漠をゆく駱駝
    「我欲す」という力への意志からの雄叫びとともに自己超克の闘争に挑み続ける獅子
    「然り」という聖なる肯定をもって無垢なる遊戯に高じる子供

    偶然にして必然

    牧師の長子として生まれ
    アンチクリストを経てディオニュソスへ
    ニーチェの生涯は精神の三変化そのものである

引用返信/返信 削除キー/
■14169 / inTopicNo.6)  パニチェさんへ
□投稿者/ みのり -(2021/06/16(Wed) 11:53:18)
    No14146に返信(パニチェさんの記事)
    > 2021/06/16(Wed) 07:58:38 編集(投稿者)

    パニチェさん、レスありがとうございます。

    > ■No14143に返信(みのりさんの記事)
    >>得牛は、牛を見つけたところではなく、その先、牛を捕まえたところですね。
    >
    > そうですね。牛を手懐けたり、牛に乗って帰路につくまではいってないんじゃないかな、と勝手に思ってます。

    そう思われる理由ってどういうものですか?
    興味あります。^^  よかったら教えてください。

    > ■No14142に返信(みのりさんの記事)
    >
    >>ニーチェ自身が映っているビデオがあったのですね。
    >>驚きです!  貴重なものをありがとうございます。
    >
    > どういたしまして。
    >
    >>痩せて弱っているのは明らかにわかりますが、表情はおだやかですね。
    >>ニーチェの手はほっそりしていて綺麗だったと白取さんの本にも書かれていました。
    >
    > **** 以下は清水書院『人と思想 ニーチェ』からの引用です ****
    >
    > 俗世間のいっさいの騒音から隔離されているこの家の二階の病室でニーチェを見た伝記作家、シュテルンベルク男爵夫人は、その印象をつぎのように書きのこしている。
    > 「崇高なかれの態度、精神的な表情の限りなく深められた美、そうしたかれの姿を目のあたりにした時のわたしの心は、大きな感動によって満たされた。ことに、もはやそれを覆う眼鏡を取り去ったその眼の美しさは、圧倒的なものであった。遠方を眺めやるようであって、しかもまた、心の内奥を深く見つめているような、この愁いを深くたたえた瞳からは、力づよい作用が、磁気のような精神の流れが、ほとばしり出ていた。そして、敏感な人間ならだれでも、このあやしい魔力から抜け出ることはできまいと思われた」
    >
    > ************* 引用終り ************
    >
    > ちょい美化しているようには思われますが。。。

    眼鏡を取り去った眼の美しさ、深さに心動かされたとありますね。


    > 『ツァラトゥストラ』では超人へ向かう「精神の三変化」が語られます。
    > それが最期の発狂も含めたニーチェの生涯と合致するのが驚きなんです。
    > 以下はNIETZSCHE WONDERLANDのニーチェ伝より
    >
    > ************************************
    >
    > 「汝なすべし」という定言命令を背負い力強い足どりで砂漠をゆく駱駝
    > 「我欲す」という力への意志からの雄叫びとともに自己超克の闘争に挑み続ける獅子
    > 「然り」という聖なる肯定をもって無垢なる遊戯に高じる子供
    >
    > 偶然にして必然
    >
    > 牧師の長子として生まれ
    > アンチクリストを経てディオニュソスへ
    > ニーチェの生涯は精神の三変化そのものである

    牧師の子どもとして生まれ、そこで厳格に教えられた道徳に忠実だったニーチェが、自分で考え自らの意志で生きていくことに目覚めた。
    そしていつか、人生に起きてくる様々なことを肯定しつつ、無心に生きる人となっていった。

    本当ですね、すごい。。 


引用返信/返信 削除キー/
■14186 / inTopicNo.7)  ニーチェの見性>みのりさんへ
□投稿者/ パニチェ -(2021/06/16(Wed) 20:20:20)
    2021/06/16(Wed) 22:21:42 編集(投稿者)

    こんばんは、みのりさん。レスありがとうございます。

    No14169に返信(みのりさんの記事)
    > そう思われる理由ってどういうものですか?
    > 興味あります。^^  よかったら教えてください。

    覚者の話からするとやはり十牛図のように悟りの段階的な深まりとか、漸悟(ゆっくり悟りに至る)とか頓悟(すばやく悟りに至る)はあるんだな、という感覚があります。

    もしニーチェがその後も見性していたなら、そのことをアフォリズムとして残していると思うんですが、そういうアフォリズムは私の知る限りではないということ。
    ひょっとすると健康の最低点で体験したランナーズハイのような見性だったのかもしれないとも考えています。

    また先の記述(永劫回帰の受胎の様子)のある『この人を見よ』では「なぜ私はかくも賢明なのか」「なぜ私はかくも怜悧なのか」等々のタイトルや、その一部内容も含め、誇大妄想に近い自意識過剰なところにニーチェの陰りゆく精神、狂気が垣間見えるととともに、その後、見性が深まっていればここまで我丸出しにはならないのではないか、と得手勝手に想像しています。^^

    > 牧師の子どもとして生まれ、そこで厳格に教えられた道徳に忠実だったニーチェが、自分で考え自らの意志で生きていくことに目覚めた。
    > そしていつか、人生に起きてくる様々なことを肯定しつつ、無心に生きる人となっていった。
    > 本当ですね、すごい。。

    素晴らしい読解力!その通りです。 

引用返信/返信 削除キー/
■14207 / inTopicNo.8)  ニーチェの見性>パニチェさんへ
□投稿者/ みのり -(2021/06/17(Thu) 11:21:22)
    No14186に返信(パニチェさんの記事)
    > 2021/06/16(Wed) 22:21:42 編集(投稿者)

    パニチェさん、レスありがとうございます。

    > ■No14169に返信(みのりさんの記事)
    >>そう思われる理由ってどういうものですか?
    >>興味あります。^^  よかったら教えてください。
    >
    > 覚者の話からするとやはり十牛図のように悟りの段階的な深まりとか、漸悟(ゆっくり悟りに至る)とか頓悟(すばやく悟りに至る)はあるんだな、という感覚があります。

    はい。漸悟とそれに対しての頓悟、あると聞きます。


    > もしニーチェがその後も見性していたなら、そのことをアフォリズムとして残していると思うんですが、そういうアフォリズムは私の知る限りではないということ。

    そうなんですね。

    > ひょっとすると健康の最低点で体験したランナーズハイのような見性だったのかもしれないとも考えています。

    たしかに、心身の状態が優れなくて追い詰められたような状態の時に体験したという話は他にも聞きますし、疲労から無になったような時にというのも聞きます。
    (必ずしもそうした時ばかりに、ということではないようですが。)

    > また先の記述(永劫回帰の受胎の様子)のある『この人を見よ』では「なぜ私はかくも賢明なのか」「なぜ私はかくも怜悧なのか」等々のタイトルや、その一部内容も含め、誇大妄想に近い自意識過剰なところにニーチェの陰りゆく精神、狂気が垣間見えるととともに、その後、見性が深まっていればここまで我丸出しにはならないのではないか、と得手勝手に想像しています。^^

    悟りが深まると自分に興味がなくなってくる、と聞いたことがあります。
    実体としての自分はいない、とわかればたしかに自分への固執はなくなるだろうな、と想像します。
    ニーチェはそこまでは行かなかったのかな。
    でも、行ってしまってたら名著も残らなかったかもしれないので、よかったんだろうな、と。

    >>牧師の子どもとして生まれ、そこで厳格に教えられた道徳に忠実だったニーチェが、自分で考え自らの意志で生きていくことに目覚めた。
    >>そしていつか、人生に起きてくる様々なことを肯定しつつ、無心に生きる人となっていった。
    >>本当ですね、すごい。。
    >
    > 素晴らしい読解力!その通りです。 

    ありがとうございます。^^
    もう少し熱のある表現にできればよかったかな。
    あっさりしすぎでした。(^▽^;)
引用返信/返信 削除キー/
■14308 / inTopicNo.9)  ニーチェ 6.
□投稿者/ みのり -(2021/06/21(Mon) 12:07:59)
    『生きるための哲学 ニーチェ[超]入門』白取春彦 著 を参考にさせていただいて
    ニーチェの哲学についてまとめていく、の6回目。

    〈力への意志〉

    ・・・・・
    ニーチェが「生」という言葉を使うとき、わたしたちが日々生きることや人生一般のみを指しているわけではない。
    あらゆる意味での生、もちろん生物の生、物事の生起や衰退、状況や様態の刻々たる変化、物事や制度の発展、政治理念をも含めた思想の進展までを指して、総じて「生きること」としている。


    「この世界は、力への意志を本質とする」(『善悪の彼岸』186)
    ・・・・・
    同書 p101より引用

    この世界にあるあらゆるものは留まらず、休みなく動いている。
    それが生であり、生の本質には力への意志がある。

    ニーチェが言う「力」は、エネルギーの言い換えではなく、生というものを動かしているのは力への意志である、ということ。

    ・・・・・
    人間でいえば、理性とか感情が心と体を支配しているのではない。
    支配するのはそういう力への意志なのだ。これは人間の深部にある。
    そして、人間とはそういう意志そのものなのだ。
    ・・・・・
    同書 p103より引用


     〃DER WILLE ZUR MACHI〃は、「権力への意志」とされている翻訳書もあるが、
    「力への意志」と訳すべきであろう、という記述が同書p101にあります。


    (感想)

    人間の手が加えられなければ、どこまでも生い茂る植物たち。
    遥か遠い地から季節ごとにやって来る渡り鳥たち。
    人間も最も深いところでは本能に基づき生きている。
    本来、動物とその意味においては変わらない。

    理性を持つことはもちろん人として大切だけれど、人の持つ本能的な部分、力への意志を持つ存在であるということは恥ずべきことでも隠すべきことでもないと思う。

引用返信/返信 削除キー/
■14309 / inTopicNo.10)  Re[9]: ニーチェ 6.
□投稿者/ みのり -(2021/06/21(Mon) 12:38:45)
    〈追記〉

    ニーチェは、清貧や質素ではなく、贅沢を好むのが人間の本性であると、と考えたようです。
    贅沢を敵にしない、ということ。
    このあたり、正直でいいなと思う。

    自然に清貧、質素なのはいいけれど、わざわざやるのはわざとらしく感じるし、
    かと言って、無理に贅沢を追求するのも自然ではなく苦を呼ぶと思う。
    自然にまかせる、これがやはりいいんだろうな。


引用返信/返信 削除キー/
■14317 / inTopicNo.11)  ボクの贅沢
□投稿者/ 田秋 -(2021/06/21(Mon) 18:50:18)
    みのりさん、こんばんは

    今日は夏至ですね。あ〜あ、あとは冬に向かってまっしぐらかぁ・・・

    ボクの贅沢は頭を鍛えることです。死んだら全部無くなっちゃうわけで、これほどの贅沢はないのでは?と思ってます。

    ダメ?

引用返信/返信 削除キー/
■14329 / inTopicNo.12)  Re[11]: ボクの贅沢
□投稿者/ みのり -(2021/06/22(Tue) 07:23:56)
    No14317に返信(田秋さんの記事)
    > みのりさん、こんばんは
    >
    > 今日は夏至ですね。あ〜あ、あとは冬に向かってまっしぐらかぁ・・・
    >
    > ボクの贅沢は頭を鍛えることです。死んだら全部無くなっちゃうわけで、これほどの贅沢はないのでは?と思ってます。
    >
    > ダメ?

    田秋さん、おはようございます。
    昨日は夏至だったのですね。気づかず過ごしてました。(;^_^A

    頭を鍛える贅沢、素敵だと思います。^^
    記憶力は10代がピークだと聞きますが、洞察力や論理的思考力は年齢を経てからのほうがアップするそうです。
    手先を使うと脳が活性化されるそうですし、演奏をされる田秋さんはまさにその通りなのではないでしょうか。

    私はアコースティックギターをたまに弾きます。
    さっぱり上達しないので、大雨や強風の日などに歌いながら。
    それと最近、刺繍をはじめました。 指先から脳の活性化になるといいな。

    ところで。田秋さんは、ハンガリーにお住まいの時期があったと拝見しました。
    ブダペストの夜景などをご覧になられたのですよね。^^
    画像で観るだけでもとても美しい風景、実際にはさぞかし綺麗なのでしょうね。


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