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■9159  雑談
□投稿者/ ななし -(2020/11/17(Tue) 19:34:40)
    みのりさん、こんばんは。

    エントロピーに抵抗する生物の「動的平衡」システムに比べてレヴィ=ストロースの「冷たい社会」と「熱い社会」は、比喩なのでしょうけど、熱エネルギー的には当たらずとも遠からずといったところかなと思います。

    「熱い社会」は歴史的に発展を遂げていく世界であり、日本や先進諸国もそこに含まれ封建制社会から近代国家が生まれ、さらに市民革命が起き、民主化が進められるという風に歴史が段階を追って進化すると考えられています。エントロピーが増加する何かかがバラバラになっていく社会とも言えます。

    一方、「冷たい社会」とは歴史的な発展を拒む固定的な社会です。
    エントロピーが減少する社会とも言えます。
    未開の生活のまま進歩しない「冷たい社会」の住人たちは、なぜか定期的にお祭りを行って、それぞれ神話の主人公たちの役割を割り振りながら、創世記の神話を追体験します。

    そうすることで何年、何百年たとうと、住民は同じ創世記の神話的ドラマを生きることができる社会であり、進歩や発展という歴史がなく、永劫回帰のように繰り返されるだけです。

    もし進歩につながるような出来事が起こると、それを故意に排除してきたということです。

    そんな「冷たい社会」のメリットは、ブリコラージュによって身の回りの自然物を使って生活の糧としながら、それらを象徴的に活用して集落の掟を作り、その掟によって近親婚が回避されたり、動植物の捕りすぎを回避してエコで生命倫理に従った社会を維持できるんですね。



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