HOME HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

ログ内検索
・キーワードを複数指定する場合は 半角スペース で区切ってください。
・検索条件は、(AND)=[A かつ B] (OR)=[A または B] となっています。
・[返信]をクリックすると返信ページへ移動します。 (*過去ログは表示されません)
・過去ログから探す場合は検索範囲から過去ログを選択。

キーワード/ 検索条件 /
検索範囲/ 強調表示/ ON (自動リンクOFF)
結果表示件数/ 記事No検索/ ON
大文字と小文字を区別する

No.579 の関連記事表示

<< 0 >>
■579  Re[25]: 私、自己、自我、個体、群れについて
□投稿者/ なん -(2018/08/12(Sun) 14:43:39)
    パニさん、お答えいただいて嬉しいです、ありがとうございます。

    >昆虫の神経節も脳としての役割を果たすのですから、なんさんが言われるように細胞ひとつひとつにも極めて白に近い自己があり、集合体としての自己もある。
    >神経細胞、脳、身体性がそうであるように、個々の個体と群れ全体は、部分の総和以上のものを生じさせるゲシュタルト構造なのだと思います。集合的無意識なるものは自己が鳴り潜んだときに、浮き出てくるようなものかもしれませんね。

    >そうすると宇宙全体には超自我みたいな個々の人間の想像を絶するような超意識がある可能性も出てくる。私たちは大宇宙という巨大な脳の神経細胞の一つに過ぎないみたいな。。。



    今「はたらく細胞」ってアニメが放映されてましてね。細胞を擬人化して、人体(特に免疫系)の仕組みを解説してくれるような、内容なのです。白血球や赤血球が人の形して喋ったりウイルスと戦ったりするのです。この暑さの中、漫画の方の熱中症の回が無料公開されたりしておりまして、人体の中で繰り広げられるバトルアニメのような面白い作品です。

    この作品の中で、細胞(登場人物)が「世界が壊れてしまう」とか「それが仕事ですから」とかのセリフがあるのですが、宇宙全体の超意識があるような、の世界観となっていて、わーお、シンクロニシティ!とかなったのでした。
    ユングの集合的無意識は、この感じなのかなぁってイメージがあります。私が私だと思ってる私は、とても大きい私の中の一部の小さな私じゃないか?みたいな。はたらく細胞のスギ花粉アレルギーの回では、それぞれの細胞がそれぞれの仕事をしただけなのに、世界(人体)に大厄災が起こる話だったりしまして、人間の社会と非常に似ておるなぁとか感じましたよ。そしてこの作品では、それぞれの細胞がそれぞれのマニュアルに沿って働いており、総合的意思決定をする王はいないのですね。そこが面白いのです。

    それと、ワイスのひよこの思考実験です。
    「『発生過程のニワトリの胎児を管に入れて完全にホモジナイズすると、バラバラに破砕されたニワトリ胎児由来の液体が得られるが、ホモジナイズの前後で一体何が失われたのか』という思考実験を提示した。」
    「当思考実験の論点は、ホモジナイズの前後では明確に何かが失われているにも関わらず、物質的には何も失われていない点にある。この点についてワイスは、ホモジナイズにより失われたものは生物学的組織 (Biological organization) と定義している。また、生物学的組織が失われたことにより生物学的機能も失われていることから、この両者は生物において不可分であることが明示されている。
    このことから、ポール・ワイスの思考実験は細胞生物学における還元主義の限界を提示したものの1つであると言われている」


    はたらく細胞のイメージと結びつけると、それぞれの細胞が「はたらいている」のは、「生物学的組織」となるのかなぁ、生物なら機能と物質は不可分のとこに、<私>の何かがないかなぁとか思ったのでした。

    宇宙の物質由来の超意識から、ユングの深層意識のイメージから、細胞レベルの生物学的組織と、分子生物学的なとこまでを、立体的に曼荼羅図みたいに繋げられたら、うん、私はないってなるかもしれない!!とのイメージは浮かぶのです。どうやるのかは、全くさっぱりなのですけどねー。

    パニさんの「比類ない」の表現から私(なん)が受けるイメージは、始まりの点がどこにあるのか?(でもきっとそれは言語化など不可能領域にあるだろう)の感じで、で、ダンさんの話は立体曼荼羅みたいに始まりの点は問題ではないみたいで、フォーカスされてるとこを揃えるのが難しそうだなぁって勝手な印象を持っております。

    私は私の主観を持ってる、つもりでいるのだけど、それは空腹だったり、ホルモンだったりで、簡単に物理的に操作され得るものでもあって、いろんなことを「言葉にする」と溢れるものがたくさんあるなぁと思いつつ、でもさ、答えてもらえて嬉しい!は、絶対に否定できない私の中に沸くものでもあるので、やっぱり不思議です。
記事No.507 のレス /過去ログ1より / 関連記事表示
削除チェック/



<< 0 >>

パスワード/

HOME HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -