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■24742  Re[13]: サピエンス全史の終わりごろに
□投稿者/ おくたがわ -(2022/07/11(Mon) 12:57:39)
    No23880に返信(つばめさんの記事)
    > 〜〜サピエンス全史の終わりごろに。〜〜
    >
    > 「これはサイエンス・フィクションではない。ほとんどのサイエンス・フィクションの筋書きは、私たちとそっくりのサピエンスが高速の宇宙船やレーザーガンといった優れたテクノロジーを享受する世界を描いている。これらの筋書きの核心を成す理論的ジレンマや政治的ジレンマは、私たち自身の世界から取り出されたもので、未来を背景にして私たちの感情的緊張や社会的緊張を再現しているに過ぎない。
    > だが、未来のテクノロジーの持つ真の可能性は、乗り物や武器だけではなく、感情や欲望も含めて、ホモ・サピエンスそのものを変えることなのだ。子どもももうけず、性行動もとらず、思考を他者と共有でき、私たちの1000倍も優れた集中力と記憶力を持ち、けして怒りもしなければ悲しみもしないものの、私たちには想像の糸口もつかめない感情と欲望を持ち、永遠に若さを保つサイボーグと比べれば、宇宙船など物の数にも入らないではないか。
    >

    ついに最後まで読んだのですか?
    こちらは全然進んでません。
    それで、迷ったのですが、引用部分だけを読んで感じたことを無責任に書きます。


    負の感情は危険の忌避とおそらく結びついていて、また、感情を伴う事態は記憶されやすいゆえに経験によって適切な行動を学習していく際に役立つ。それが負の感情が人間に定着している理由(の一つ)と仮定しますと、
    科学に守られ『永遠に若さを保』ち『1000倍も優れた集中力と記憶力を持』つサイボーグにとって少なくとも負の感情は我々とは異なる存在意義を持つのでしょう。(意味を持たなければ生滅)
    それがどういうものかは、著者も想像の糸口もつかめないって言うんだから、今自分が考えても分からないね。

    生物は目的をもって設計されたものではなく、たまたま備わった形質・加わった突然変異を、なんとか活用して環境に適応してきた結果だというのが進化論だとすれば、
    そのため、実際、人間の身体・生理にも非効率的な設計が随所に見られるのでしょう。慣れているから気にしていないが、あらためて考えると、なんでこんなヘンテコな設計になっているのかと思う部位が少なからずあり。

    負の感情も同様で、効果もあるから定着しているとはいえ、目的論的に設計されたものではなく、その場しのぎで活用された結果ゆえに、逆に負の感情に苦しみ、その解決を求める面も人の常態となり、解決法の一つとして仏教も発明される。

    ありあわせの素材のつなぎ合わせで、なんとか種を繋いできた生物の一つとしての人間。ゆえに様々な不完全性やバグに苦しみつつ生きている。思えばけなげな存在なのだけれども、しかし人同士の争いも起き、殺し合いや自殺も発生する。

    もし、人を目的によって設計できるようになったら、苦肉の策の連続でできあがった現在の人間とは根本的に異なる存在となるのだろうか。
    そこにおいては、感情や欲求が(どのような)意味を持つのか。

    もしかしたらバグや不完全さを逆に力に変えてきたのかも知れない人間(他の生物も)が、合理的に設計しなおされたとき何が起きるのか。

    人類の子孫は子守歌に何を聞くのか。
    彼らも、音楽に心ふるわせ、絵画にうたれ、詩にうきうきするのだろうか。そのように設計されるだろうか。

    以上、不完全さとバグだらけの人間の典型である私の戯言です。
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