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■22883  Re[49]: 人類学
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/04/26(Tue) 20:20:21)
    「人類学」のつづき

    LA PENSEE SAUVAGE per Claude Levi-Strauss 1962 (EEの手前のEとeの上のちょんは省略してます)
    『野生の思考』大橋夫訳(1976年第1刷発行みすず書房)
    のを、ところどころ書き写して見ます。(しばらくここで“書きつくる”のこれになりそう)

    【序
    本書はこの一冊だけで完結した著作である。しかし、論ずる問題は、『今日のトーテミスム』(P.U.F.,Paris 1962邦訳みすず書房1970)と題する近著の中で簡略に検討したものと緊密な関係をもつ。同書を参照することが不可欠であるとまでは言わないが、この二著の間に関連がることは読者にお知らせしておくべきであろう。前著『今日のトーテミスム』は本書にとっての歴史的批判的序説とでも言うべきものである。それゆえ、前著で十分に説明した概念、定義、事実を本書で反復する必要はないと考えている。
     しかしながら、本書を読まれるときには、つぎのことを読者に期待していることは知っておいていただきたい。それは、トーテミスムについて私が到達した否定的結論を承認して下さることである。というのは、前著では、むかしの民俗学者たちが幻想に迷わされた私が考える理由を説明しており、それにひきつづき、本書ではトーテミスムの裏面の探究を企てるからである。
     第一項にモーリス・メルロー=ポンティの名がかかげられ、最後の章がサルトルのある著書の批判にあてられているからといって、私がこの両者を対立させようとは考えないでいただきたい(iii-1)。コレ−ジュ・ド・フランスで私の行った講義のテーマのいくつかを自由に展開させたこの書物は、当然メルロ=ポンティに献げられるべきものであった。近年のメルロー=ポンティと私を知っている人なら、その理由のうちのいくつかをご存知のはずである(iii-2)。彼が健在であったならば本書は、1930年、教授資格試験の少し前、教育実習でシモーヌ・ド・ボーヴワールとともに私たちが出会ったとき以来の二人の対話のつづきとして彼に献げられたであろう。それゆえ、突然の死によって彼を失ったいま、せめてものなぐさめに、やはりこの書物は彼の思い出に献げることとしたい。かわらぬ友情と感謝と敬愛の念の印として。
     私は、人間学(iv-1)(人類学)の哲学的基礎に関する若干の点について、自分がサルトルとは見解を異にすることを表明せざるをえないと考えるに至った。しかしそれは、サルトルのある著作を何度も読み返し、1960−61学年度に高等研究所(iv-2)(Ecole Patique des Hautes Etudes)で聴講者とともに多くの回数をかけてその検討を行った末の決意である。これだけの手数をかけてでき上ったこの批判は、避け難い見解の相違を越えて、われわれ全員の賛美と尊敬の間接的表現であるとサルトルが理解してくれることを期待する。‥‥】

    ほら、メルポン登場! だからね。

    モーリス・メルロ=ポンティ  1908−1961
    クロード・レヴィ=ストロース 1908−2009
    ジャン=ポール・シャルル・エマール・サルトル 1905−1980

    この3人、同じ時代の人だった。
    しかも、メルポンとレヴィ、生まれた年おんなじ〜! 今初めて気づいた。

    訳注(iii-1)(iii-2)(iv-1)は長いから後で。

    あ、それと、フランス語ではアルファベッドの上になんか付いてるんだけど、以降、ここでは省略します。
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