□投稿者/ SumioBaBa -(2025/04/14(Mon) 01:10:49)
| 〔4〕《状態選択の謎》の解消
我々の世界W1では、論理的必然性も無いのになぜか多数の○○○について、「○○○でない」ではなく「○○○である」の方だけが選ばれて実現しているように見える。例えば、確率1/2ずつで「0」または「1」が出る量子乱数を発生させて「0」が出た場合、「論理的には「0」も「1」も平等に出て良さそうなのに、なぜ「0」の方だけが選ばれて出たのだろう?」という謎を感じてしまう。我々は、W1だけが唯一の世界だとする「単世界解釈」が正しいと思い込んでいたので、《状態選択の謎》=「なぜ「○○○でない」ではなく「○○○である」の方だけが選ばれて実現しているのか?」というアポリアに答が見付からない。
そこで「多世界解釈」W0=W1+W2+W3+…〔色即是空・空即是色〕を採る。我々の世界W1では「0」が出たが、別の世界W2では「1」が出たし、また別の世界W3では観測するのを忘れ「不定」のままだ、と考える。あらゆる○○○についても同様である。我々の世界W1では「○○○である」が実現しているが、別の世界W2では「○○○でない」が実現しているし、また別の世界W3の中では「不定」=「両方」=a「○○○である」+b「○○○でない」(a≠0、b≠0)のままだと考える。
「空」W0=W1+W2+W3+…全体の中で見ると、本当は「○○○である」「○○○でない」「不定」の3つすべてが確率的に実現している。これをこう表現する。 真の世界「空」W0はあらゆる○○○についてa「○○○で ある」+b「○○○でない」(0≦a≦1、0≦b≦1)…[1]
これは真の世界である「空」W0があらゆる○○○について、「○○○である」(a=1、b=0)かもしれない、「○○○でない」(a=0、b=1)かもしれない、「両方」(a≠0、b≠0)かもしれない、「片方」(a=1、b=0、または、a=0、b=1)かもしれない、とすべての可能性を考慮しているため、決して外れようがなく、証明不要のまま論理的必然性で恒真(トートロジー)である。
さらに以下のトリプル・トートロジーが成立している。 「○○○である」と認識する視点に立てば「○○○である」(W1)…[1a] 「○○○でない」と認識する視点に立てば「○○○でない」(W2)…[1b] 「不定」と認識する視点に立てば「不定」(W3)…[1c]
つまり、「空」W0=W1+W2+W3+…全体の中で見ると、[1][1a][1b][1c]という全部で4つのクアルト・トートロジーが成立しているだけである。「○○○である」だけが選ばれている訳ではないので、《状態選択の謎》は事実誤認だったこととなって消滅する。
このように、「単世界解釈」だと《状態選択の謎》=「なぜ「○○○でない」ではなく「○○○である」の方だけが選ばれて実現しているのか?」というアポリアに答が見付からない。そこで「多世界解釈」を考慮する。すると本当は[1][1a][1b][1c]というクアルト・トートロジーが成立しているだけだったのだと解り、《状態選択の謎》は消滅する訳である。
参考文献 「真如」ですべてがトートロジー(1)〜(4) No41498,41547,41589,41662 仏教で解けない謎を量子力学で解く(1)(2) No41975,41976 量子仏教〔1〕〜〔3〕 No42050,42051,42067
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