□投稿者/ おくたがわ -(2025/03/13(Thu) 20:12:54)
| 論理学でよく話題になるトピックですが、条件文の真理値に違和感を持つ人が多い。
「ドラエモンがタヌキなら、しずかちゃんは男の子」 「タイッタニックが沈まなかったら円周率は5」 「地球が月の衛星ならば、現在のアメリカ大統領は金髪のブタ」
これらが論理学の命題である場合、すべて真となる。
ヤフー掲示板の哲学カテで識者として有名だったixtlanさんも、論理学のこういう面について、実感的に納得できる説明がほしいと、かなり拘っておられた。 これは「実質含意のパラドクス」と呼ばれるらしい。
上記が真になる理由・仕組みを簡単に書くと、
「もしAならばBである」 AとBには文(命題)が入るとして 論理記号では、A⇒B (もしくは A⊃B)
この 「A⇒B」全体の真理値(真か偽か)は、Aの真理値とBの真理値から一意に決まる
A B A⇒B 真 真 真 真 偽 偽 偽 真 真 偽 偽 真
つまりA⇒Bが偽になるのは、A真・B偽の場合だけで 他は全て真になる
最初に挙げた例は三つとも、一番下の行(偽、偽、真)のケース 後件(B)が明らかに偽なのに、全体が真になることに特に違和感を持つ人が多い
下から二番目(偽、真、真)なら、 「ドラエモンがタヌキなら、しずかちゃんは女の子」 「タイッタニックが沈まなかったら円周率は3.24…」 「地球が月の衛星ならば、現在のアメリカ大統領はトランプ」 こちらは、後件が真なので、上記ほどではなくても、『前件が間違いだし、円周率とタイタニックは関係ないし…なのに真?』と。
しかしそれを言うなら 真、真、真 の場合でも 「タイタニックが沈んだならば、円周率は3.24…」 「月が地球の衛星ならば、大統領はトランプ」 タイタニックと円周率、月とトランプになんの関係があるんだ? と言えるでしょう。
A,Bの(真理値以外の)内容にかかわらず、形式的に全体の真理値が決定されるので、実際の文を当てはめれば違和感のある文は、どのケースでも作れる。 が何故か、偽・偽・真 (や 偽・真・真) に拘る人が多いようだ。ixtlanさんもたしかそうだった。
(続く)
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