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No41185 の記事


■41185 / )  条件文の怪
□投稿者/ おくたがわ -(2025/03/13(Thu) 20:12:54)
    論理学でよく話題になるトピックですが、条件文の真理値に違和感を持つ人が多い。

    「ドラエモンがタヌキなら、しずかちゃんは男の子」
    「タイッタニックが沈まなかったら円周率は5」
    「地球が月の衛星ならば、現在のアメリカ大統領は金髪のブタ」

    これらが論理学の命題である場合、すべて真となる。

    ヤフー掲示板の哲学カテで識者として有名だったixtlanさんも、論理学のこういう面について、実感的に納得できる説明がほしいと、かなり拘っておられた。
    これは「実質含意のパラドクス」と呼ばれるらしい。

    上記が真になる理由・仕組みを簡単に書くと、

    「もしAならばBである」
    AとBには文(命題)が入るとして
    論理記号では、A⇒B (もしくは A⊃B)

    この 「A⇒B」全体の真理値(真か偽か)は、Aの真理値とBの真理値から一意に決まる

    A  B  A⇒B
    真  真   真
    真  偽   偽
    偽  真   真
    偽  偽   真


    つまりA⇒Bが偽になるのは、A真・B偽の場合だけで 他は全て真になる

    最初に挙げた例は三つとも、一番下の行(偽、偽、真)のケース
    後件(B)が明らかに偽なのに、全体が真になることに特に違和感を持つ人が多い

    下から二番目(偽、真、真)なら、
    「ドラエモンがタヌキなら、しずかちゃんは女の子」
    「タイッタニックが沈まなかったら円周率は3.24…」
    「地球が月の衛星ならば、現在のアメリカ大統領はトランプ」
    こちらは、後件が真なので、上記ほどではなくても、『前件が間違いだし、円周率とタイタニックは関係ないし…なのに真?』と。

    しかしそれを言うなら
    真、真、真 の場合でも
    「タイタニックが沈んだならば、円周率は3.24…」 
    「月が地球の衛星ならば、大統領はトランプ」
    タイタニックと円周率、月とトランプになんの関係があるんだ? と言えるでしょう。

    A,Bの(真理値以外の)内容にかかわらず、形式的に全体の真理値が決定されるので、実際の文を当てはめれば違和感のある文は、どのケースでも作れる。
    が何故か、偽・偽・真 (や 偽・真・真) に拘る人が多いようだ。ixtlanさんもたしかそうだった。


    (続く)

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