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No37629 の記事


■37629 / )  Re[13]: 意識と時間と打ち上げ花火
□投稿者/ パニチェ -(2024/06/29(Sat) 22:13:46)
    こんばんは、pipitさん。横レス失礼します。

    No37627に返信(pipitさんの記事)

    > ワンくんの散歩から帰ってオロナミンC飲んでてふと思いついた。
    > 打ち上げ花火が咲いてるのが意識と考えてみたらどうかなって。
    > (触発だね。)
    > 爆発してる間だけ顕在意識。
    > 眼識、耳識、意識、、
    > カント的に言えば顕在意識は内官に生じた表象となるのかなぁ?

    オロナミンC飲んでですか?(笑)
    素晴らしいインスピレーションですね。
    脳科学的にはその通りです。

    以下、『Panietzsche Room > 探究 > 脳科学 > 4.意識ガンマ波説』より

    『意識のもとはガンマ波だと強く主張しているは、DNAの螺旋構造を発見してノーベル賞を共同受賞した生物学者のフランシス・クリックと、同僚のクリストフ・コッホである。数多くの実験で確認されているが、被験者が意識を伴った経験を報告するとき、その脳ではかならず40ヘルツの活動が検知される。しかも40ヘルツの活動が起こる領域は、意識的なその経験に関係あると思われる領域と重なっているのだ。通常の注意状態──完全に目が覚めていて、いまどういう状況にあるかを自覚しているが、特定の何かに意識が集中しているわけではない──では、神経細胞が40ヘルツの速さで発火する領域がたくさんある。ところが、ひとつのことに注意が向くと、全体的な発火頻度は落ちて、対象に関係が深い領域だけ40ヘルツを保つ。たとえば暗闇で道に迷ったときに草むらで物音が聞こえたら、五感で情報を拾う領域だけ40ヘルツで発火するが、それ以外の場所は15〜30ヘルツと静かになる。どうやら40ヘルツという発火頻度は、脳が積極的に「使われている」状態であり、それ以外の場所はオフラインになっているらしい。そうすると、脳が40ヘルツで活動することが意識的な経験だと考えたくなる。・・・しかし当然のことながら、やはり話はそう単純ではない。・・・40ヘルツの脳波は、麻酔で眠っている人間にも確認されている。・・・麻酔をかけた患者にロビンソン・クルーソーとフライデーの物語をテープで聞かせて、脳波を調べた実験がある。すると一部の患者に40ヘルツの脳波が見られた。・・・この脳波が出た患者だけは、テープで聞いた話を「取りこんで」いることがわかった。ただし物語の意識的な記憶が意識上にあるわけではない。「フライデー」という言葉から何を連想するかと聞かれて、「ロビンソン・クルーソー」と答えていただけである。40ヘルツの脳波が記録されなかった患者からは、この名前は出てこなかった。記憶は潜在的なもので、本人はそのことを意識していないが、実際の行動には影響を及ぼした。(原書房刊 リタ・カーター著 養老孟司監修 脳と意識の地形図)』

    局所的な発火は意識に上らない。
    発火が連鎖反応して広範囲に及びしかも発火頻度が平均40ヘルツ以上になった時に意識に上るようです。
    意識が脳の随伴現象であるならば、無意識で生じた脳の活動が打ち上げ花火のようように広範囲な頻繁発火になることでもって後付で意識するのが顕在意識ってことになります。

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