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Re[26]: エピクテトス
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□投稿者/ akaimi -(2024/03/07(Thu) 12:01:52)
| 2024/03/07(Thu) 12:03:24 編集(投稿者)
■No36729に返信(akaimiさんの記事) > === > 記憶しておくがよい。君を侮辱するのは、君のことを口汚く罵る者や君を殴る者などではなく、彼らが君を侮辱していると見なす、君の考え方なのである。 > 誰かが君を怒らせるならば、その時は君自身の判断こそが君を怒らせたのだと知るがよい。 > だからこそ、まず何よりも心像によって拉致されないように努めよ。 > というのも、一度でよいから自分で考えてみる時間と余裕とを得るならば、君自身に打ち勝つのは簡単なことだろうから。 > > (『提要』20) > === > 『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 この生きづらい世の中で「よく生きる」ために』荻野弘之 著 p93より引用
ブッダの言葉で、このエピクテトスの言葉と共通すると思われるものがあったのを思い出しました。 以下、以前に買って読んだ別の本から引用してみます。
=== もし罵る者に罵りを、怒る者に怒りを、言い争う者に言い争いを返したならば、その人は相手からの食事を受け取り、同じものを食べたことになる。 わたしはあなたが差し出すものを受け取らない。 あなたの言葉は、あなただけのものになる。そのまま持って帰るがよい。
─ 罵倒するバラモンとの対峙 サンユッタ・二カーヤ
===『反応しない練習』草薙龍瞬 著 p99〜p100より引用
ブッダは時代としてエピクテトスよりだいぶ昔なのですが、よく似ていると思います。 賢者といわれる人々が辿り着いた見解の共通性ですね。 ストア学派の言説とブッダの言説とに、根底に共通するものがあるのだろうとも感じます。
この他にも似ていると思う言葉があります。 また次回、両者を共に引用してみます。
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