■36667 / ) |
交響曲第6番《悲愴》(リハーサル)
|
□投稿者/ 田秋 -(2024/02/26(Mon) 20:55:02)
| こんにちは、floraさん
下の楽譜がリハーサルをしている部分です。両バイオリンとビオラが旋律を受け持ち、他の楽器がリズムを受け持っています。
《「こっちの楽器が助けている」A》はリズムを受け持っている楽器群を指しています。
《「乗り遅れている」B》は旋律を受け持っている楽器群(1st Vn、2nd Vn、Viola)を指しています。ボクが赤のカギかっこで示した所の入りが、リズムセクションが示すテンポ感に乗り遅れている、と小澤さんは言っているのだと思います。
註: スコア見ないで聴いているとリズムセクションは3連符に聞こえますが、それが正解です。この楽章は4分の4拍子で、ここも本来なら3連符で書くべきところ、記譜法のお約束で8分音符3つ毎に一々〔3〕と書かねばならないので、チャイコフスキーはその面倒くささを嫌い8分の12拍子で書いている訳です。
余談 コンマスの安永さんが「このボウイングはどうか?」と尋ねているところはボクがオレンジ色のスラ―を書いた部分で、小澤さんはオリジナルで行きましょうと言っています。安永さんはきっとこの方が滑らかに繋がるのでは?と考えたのではないかと思います。
|
|