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No35873 の記事


■35873 / )  Re[58]: pipitさまへ
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2023/12/28(Thu) 18:49:49)
    ■35864、pipitさま、ありがと。

    >pipitの憶測なんだけど、カントは心の能力として感性や悟性を捉えてるかもと思ったよ。<
    了解で〜す。
    せっかく来てくれたので、

    >純粋理性批判初版では、感性、悟性の他に、想像力(構想力)も、きちんと心の第三の能力として登場させてるみたい。<
    じつはいまね、わたし「想像力」っていうの、現象学のから調べて考えてるところ。
    そんななかで、
    カントの「構想力」について、【「現象学事典」弘文堂2014】にあったので、その一部をちょっと書き写しておくね。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    想像 [(独)Phantasie (仏)imagination ] 
     プラトンが認識における想像的契機(eikasia)をイデアから遠のいたものとして拒斥したの対して、アリストテレスは想像(fantasia)を感性的知覚と思惟の中間に位置づけ、後者の遂行に不可欠なものと規定し、記憶と親近関係にあるとした。ギリシア語のfantasia,ラテン語のonaginatioをパラケルスス(Paraceisus,1493-1551)がドイツ語でEinbildungskraftと訳す。
     アリストテレスの思想は、たとえばカントの構想力(Einbildungskeraft)に見られるように、その後の哲学的伝統を領導することになる。カントはさらに再生産的構想力(reproduktive E.)と生産的構想力(produktive E.)に分け、後者は悟性的認識への通路を開く超越論的機能をもつとした。‥‥‥
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    っていうことみたい。
    メルポンのはまだ簡単にまとめられてないから今は書けないけど、もしできたら後でお喋りする予定。

    >カントは感情と心の関係をどのように捉えてるんだろうね?<
    <心の能力>として〈感情〉と呼んでるものがある、っていうことになるんだと思うんだけど。
    〈想像する力(心の能力)〉と〈感情(心の能力)〉の関係性について、メルポンは、【モーリス・メルロ=ポンティ『子供の心理−社会学』ソルボンヌ講義2/松葉祥一・澤田哲生・酒井麻衣子訳/みすず書房2023】のなかで、
    『想像的なものの源泉が情緒にある』
    って言ってるのね。

    思案中で〜す。

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