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No33424 の記事


■33424 / )  Re[11]: < >の中はなぜ私なのか?
□投稿者/ 気まぐれ -(2023/09/23(Sat) 07:55:41)
    ふくろうさん

    おひさしぶりです。
    元気ですよ〜。
    ふくろうさんも皆さんも元気そうで何より^^

    入不二さんの無内包の現実についてはうろ覚えなので、私もよくわかりません。
    ただ、永井の<私>に限って言えば、< >の中は空欄の方がよいと思え、敢えて書くならば、有即無とでも書いた方がよいように思えます。この空欄は静的なものではなく(そもそもいかなる“もの”でもありませんが(対象化不可))、動的なものと捉え、常に基体性を拒絶する方がよいように思われます。入不二も無内包=全内包みないなことを言っていたような・・・。クヌーザスの反対の一致は入不二の十八番ですから。
    ところで、『仏教を哲学する』は読めていないのですが、こういう話、“私”の話題(<>の中はなぜ私なのか?みたいな)は出ないのですかね?


    永井晋先生は、現象学の方です。顕現せざるものの現象学方面で井筒やアンリコルバンを批判的に研究し、精神的東洋哲学を探究されています。

    私は、相変わらず西田哲学と、井筒に感化されてイスラム哲学のイブン・アラビー、その研究者である井筒と同世代のアンリ・コルバンなどを読んでいます。
    アンリコルバンは洋書なので、有志と一緒に少しずつ訳しながら。

    ふくろうさんとの間では恒例の(笑)、おすすめ書籍を記載します。
    まず、以前からお勧めしている井筒の論文「事事無礙・理理無礙-存在解体のあとー」です。『コスモスとアンチコスモス』等に収録されています。個人的には華厳宗はかなり示唆的に思え、井筒の華厳解釈は全体をイメージするのに有用に思えます。

    あとは西田関係で2冊。こっちのが興味あるかなと思います。

    ・西平直『西田幾多郎と双面性』
    井筒、華厳哲学を用いて西田哲学を解説されています。末木剛博先生の『西田幾多郎』も参照されていて面白かったです。ちなみに姉妹編で『井筒俊彦と二重の見』というのもあります。こちらも面白かったですがもう一つ何か欲しいという感じを受けました。

    ・板橋勇仁『底無き意志の系譜』
    タイトルだけでゾクゾクしません?(笑)
    ショーペンハウアーを軸にベーメ、シェリング、(ヘーゲル、)ニーチェ、西田幾多郎を系譜として論じておられます。こちらもかなり刺激になりました。

    読みたい本を増やしたくないのは重々承知していますが(笑)、気になったら是非〜。
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