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No32907 の記事


■32907 / )  Re[2]: あの日の夕日
□投稿者/ ザビビのふくろう -(2023/09/07(Thu) 10:53:01)
    みのりさん、おはようございます。。
    トピ名を変更されたのですね。
    やはり歳なのか(笑)、この名に触発されて、思いだしたことがありますので、柄にもない文章になりますが、少し書かせていただきます。
    お題は「私のあの日の夕日」です^^

    今はもうないのですが、少年時代を過ごした故郷の実家の二階に、私の部屋はありました。
    その窓から、我が町の家々の瓦屋根が連なっているのを眺めることができ、またその家々のずっと向こう、右斜め方向の少し小高いところに立つキリスト教会の塔とその十字架が見えました。
    夕暮れになると、季節がいつだったのか忘れましたが、その窓から太陽がちょうど教会の十字架のさらに向こうに落ちていくのを見ることができました。
    紅い夕焼け空を背景に、遠くて小さく黒いシルエットとして見える教会の十字架に比べて、ずいぶん大きく見える太陽がゆっくり沈んでいくのを、少年の私は飽かず眺めました。

    実はそんな時、私はよくある曲を聴いていたのですが、ご存知かもしれませんが、ユーミンの『翳りゆく部屋』です(ベタでしょ?(笑))。

    https://www.youtube.com/watch?v=_ElqNl8A-IE

    兄が持っていた荒井由美時代のベストアルバムの「Yuming Brand」を録音したカセット・テープの中に、この楽曲がありました。
    ステレオだったのか、ラジカセだったのか忘れましたが、けっこうな音量でこの曲を聴きつつ、まさに翳りゆく部屋の窓辺に座り、教会の向こうに沈んでゆく夕日と陰ってゆく自分の部屋を見ながら、私は少年らしい(?)感傷的気分にひたったものでした。
    今はもうそれをこっぱずかしく思う時代すら過ぎてしまったのか(笑)、ただ懐かしくというか、なんか愛おしささえ覚えながら、その少年時代の自分を思いだします。
    比較的最近、この曲がいろんなアーティストにカバーされているのを聴くと嬉しく思うのですが、やはり私にとってオリジナルのユーミンの曲が特別です。
    今も、あの印象的なパイプオルガンの前奏が始まると、目の前にパーッと、遠い少年の日に窓辺から見た風景が立ち上がります。

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