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No32821 の記事


■32821 / )  太田匡洋のショーペンハウアー論(;´・ω・)
□投稿者/ うましか -(2023/09/02(Sat) 22:37:45)
    ◇ 太田匡洋『ショーペンハウアーにおける類比推論について −「実在性」はいかにして可能か −』, 2013

    https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/191038

    *******

    上記論文p.60より

    https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/191038/1/ronso_40_058.pdf

    >これに対して、主著の第 2 巻においてショーペンハウアーは、我々の身体が表象であると同時に、「意志」としての側面を持つことを指摘した上で、それとパラレルなかたちで、外的世界における「内的な本質」の究明を、問いとして設定する。そして彼は、世界をたんなる表象とみなす立場を「理論的エゴイズム」と呼び、このような立場にとっては、経験的認識の対象としての外的世界における諸表象もまた、たんなる「幻影(Phantome)」と同等の価値しかもたないことを指摘する。

     この問こそ前の巻ですでに述べたように、外界の実在性に関する問題の本来の意
     味なのである。この点を否定するのが理論的エゴイズムの趣向なのであって、か
     く否定することで、理論的エゴイズムは自分自身の個体以外のすべての現象を幻
     影とみなすにいたる。(WWT, §19, S.124, 邦訳, T, 230 頁 <

    *******

    山口尚は、上記「理論的エゴイズム」を独我論と呼ぶ。

    https://note.com/free_will/n/n01466bb2cec0




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