□投稿者/ pipit -(2022/03/09(Wed) 09:47:57)
| みなさま、こんにちは。 No21294で引用したカントの序文の文章
>第二版序文]Wあたりです。 『理性はこうした原理を片方の手にもち、実験を他方の手にして、自然に立ち向かわねばならないのである。 それは[すなわち、理性が自然に立ち向かうのは]自然から教わるためではあるが、生徒としての資格においてではなく、任命された裁判官としての資格において、学ばねばならないのである。 生徒であれば、教師である自然の望むままに口移しに語らされるのであるが、裁判官であれば、みずから提示した問いに答えることを、証人たちに要求することができるのである。』 『純粋理性批判1』カント、中山元先生訳、p152より引用。<
のここでは引用していない前後を含めて、このあたりの話題に関しての、宇都宮芳明先生の解説がすごくわかりやすかったので引用させていただきます。
『純粋理性批判 下』 I.カント 宇都宮芳明監訳 以文社
です。この訳本(上下)は、『純粋理性批判』を五名の先生方が分担して訳され、またご自分の担当箇所の注解が区切りごとに載せられています。 総監修者の宇都宮芳明先生による全体の解説が下巻巻末に収録されています。 また、下巻巻末の索引が、B版のページで表記されており、困った時に調べやすそうと思いました。
それでは、下巻巻末の宇都宮芳明先生『純粋理性批判』解読への手引きより、小題部分三つの連続を(抜粋しながら)引用させていただこうと思っています。 『論理学と数学と自然科学』 『形而上学の変革』 『直観と概念』 です。
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