■20254 / ) |
Re[21]: 概念名の説明
|
□投稿者/ pipit -(2022/01/03(Mon) 15:26:31)
| No20252の続き 基本概念 オートポイエーシス・システムに共通な四つの性質 p11より引用。
@個体性 【操作的閉鎖によって実現するこのシステムが、それによってそれ自身以外のすべてのものから区別されており、原理的に唯一無二であることを言う。同種・同形のシステムは複数存在したとしても、ある特定のシステムと同一であるシステムは原理的に存在しようがない。しかもオートポイエーシス・システムは実現から消失まで、いかなる変化を経験しようと同じ個体であり続ける。】
A単位性 【ネットワークの閉域であるこのシステムが部分に分解できないことである。ネットワーク全体が閉じて初めて一つとなるので、部分が集まって全体となるというあり方をしていない。】
B自律性 【閉鎖しているシステムが環境から攪乱しか受けず、その作動を内部的にのみ決定することである。】
C入力・出力の不在 【作動の閉域であるオートポイエーシス・システムを出入りするものは存在しないということである。(略)システムとその構造が区別されることを思い出してほしい。システムの作動に巻き込まれて構造を形成する環境は、しかし、産出プロセスという作動から成るネットワークに入り込んではいない。作動とは存在する位相が異なるからである。】
|
|