□投稿者/ pipit -(2022/01/01(Sat) 21:09:44)
| みなさま、こんばんは (^ω^)
No20203 の続き 『カントとオートポイエーシス』山下和也先生著、晃洋書房、p5よりpipitの解釈。
★オートポイエーシス論での注意点★ @システムと構造は違う。 →システムによって産出される構成素や構造はシステムにさえ属していない。(が、システムと構造は不可分)
Aシステムは働きから成るので、空間規定できるような実体ではない。(が、実在する)
Bオートポイエーシスシステムは理論モデルではなく、現実に存在してるシステムに見出す型。(だが、構成素や構造と同じ空間には存在していない。位相的と呼ばれるのはこのため。)
Cシステムは閉鎖して自己完結しているが、決して自足ではない。(産出される構成素の元になるものはシステム自身ではないから。)
=========== pipitの感想 ちょっと 『構造』が気になったんです。 物理的なもの一辺倒なのかどうか。
山下先生は、 No20203 >ネットワークの閉鎖により構成素が作る一つのまとまりが「システムの構造」である。』 『カントとオートポイエーシス』山下和也先生著、晃洋書房、p5より引用終了<
構成素が、多分、物理的なものとpipitは思ってるので、最初は『構造』も構成素と同じく物理的なものを指して使われてる用語と思ってたのですが、いろいろ読んでるうちに、ん?と思い、ちょっと確かめたいな、と、
と、マトゥラーナさんとバレーラさんの 『知恵の樹』菅啓次郎さん訳、p058を読み返してみました。 引用します。 『組織と構造 (略) 構造とは、ある特定の単体をじっさいに構成しその組織を現実のものとしている、構成要素と関係の全体をさす。(略)』 引用終了
とあり、
組織としての関係性を、物理的に体現してるものが『構造』なのかな、と、思いました。
例えば、 『椅子』の組織を仮に、 【椅子の基本的な形態は、座面とそれを支持する脚および背もたれからなる。】 ※コトバンクさんより抜粋引用 と定義すると、
椅子の構造とは、 『上記の関係性を現実に表してみせている、関係性と物理的なもの含めてのひとまとまり』 のことを指してるのかな、と、思いました。
物理的なものは、木であったり、鉄であったり、定義の関係性は崩さないままでも変更可能ですね。
ふむふむ、 しかし、、、疲れる!!(いろんな概念設定がpipitにはややこしいです( ; ; ))
まだまだ定義とかが続きそうー(T ^ T)
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