□投稿者/ pipit -(2021/12/31(Fri) 23:23:14)
| うぉー、間に合わないっ
とりあえず再掲。。。 もう一度山下先生の本を見返して、前に書いた投稿の再掲部分と意見が変わったものがあるかみてみようと思います。
No19305 >オートポイエーシス本沼は私にとっては無理沼なので、山下和也先生の著述を軸に考えていきたいです。
山下和也先生『カントとオートポイエーシス』p5より、山下先生による定義 「オートポイエーシス・システムとは、 産出物が次の産出プロセスを作動させるという仕方で連鎖する産出プロセス群が作るネットワークの、 循環的に作動して閉鎖した自己完結的閉域である。 閉域形成に参与する産出物をシステムの構成素と呼ぶ」
この定義文以前に、用語について説明されてます(p4)。pipitが意訳します。
【産出】・・・変形と破壊を含み、何かを加工して別の何かにすること。
【連鎖】・・・産出物(単or複数)によって新たな産出物(単or複数)が産出される。
【閉域】・・・連鎖がどこから辿っても元の地点に戻れるように循環的に閉鎖されたときのネットワークの領域。 ↓ 【オートポイエーシス・システム】
山下先生の文章の引用(p4) 『これによりネットワーク全体は、その全ての産出プロセスがネットワーク内のどれかの産出プロセスの産出物によって作動させられるようになり、自己完結的に閉鎖し、一つの閉域を形成する。 この閉域は、以上の成立原理からわかるように、その閉域自身以外のあらゆるものから隔絶され、しかも単独で、と言うのは、それ自身に属する以外の産出プロセスを必要とせず、作動を継続できるようになる。 実は、この閉域がオートポイエーシス・システムに他ならない。』 引用終了
用語のpipitによる意訳を続けます(p5)
【構成素】・・・ネットワークの連鎖に関与している産出物。
※※※※※※※※ <
今のところ、意見の変更ありません。
p5から、新しい箇所を抜粋引用します。
『産出プロセスの連鎖が作るネットワークが循環を生じて自己完結的に閉鎖することを「操作的閉鎖」、(略)と読んでいる。 操作的閉鎖によるシステムの成立を「システムの実現」、 操作的閉鎖が継続し続け、オートポイエーシス・システムが存続し続けることを「オートポイエーシスの維持」と言う。 オートポイエーシスの維持ができなくなれば、システムはその瞬間に消失する。 ネットワークの閉鎖により構成素が作る一つのまとまりが「システムの構造」である。 (略) この定義を満たすものは、産出プロセスや構成素が何であれ、すべてオートポイエーシス・システムである。』 『カントとオートポイエーシス』山下和也先生著、晃洋書房、p5より引用終了
このあと、注意すべきことへの言及があります。 オートポイエーシスについては、また来年、注意点を見て行こうと思います。
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