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No19981 の記事


■19981 / )  Re[11]: いいかげんに書いちゃう日記
□投稿者/ pipit -(2021/12/16(Thu) 20:04:57)
    No19980
    >今読んでる論文は(私の力不足できちんとは理解できてないけど)おもしろい解釈で、
    主観はずっと触発されっぱなしでいる、みたいな解釈なのかな???<


    https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1500457/lit0185_review.pdf
    を見ると、

    円谷裕二教授が

    カントの超越論的観念論についての考察 : 『純粋理 性批判』における認識と存在の関係
    朴, 修範さんの論文の主査をされているようですが、

    前にうましかさんからご紹介いただいた
    No17592
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/philosophy1952/1982/32/1982_32_116/_article/-char/ja/

    円谷裕二『経験的実在論と超越論的観念論』,1982年

    さんの論文にも下記のような箇所があり、(9/11)

    『触発とは、 一般的 に言えば、超越論的 観念論と観念論的な らざるも のと の接触 の事態 であ る。換言す れば 、超越論的観 念論 の外 にあ る或 る物が、それ の理論的展開を動機づける こ と である。と ころで、実在論的解釈 のよう に、触発す る或る 物を物自体と見なすのは、 一方で、その物と我 々主観との関 係 を主張 し、同時 に他方 で、物 の自体性 の故 に、そ の物と主 観と の無関係を語 ること になり、惇 理であ る。 このこと は、 「実体化」された超 越的物自体ば かり でなく、第 二節 で 言及 した 「経験的」物自体を、触発す るも のと解する 場 合 に も 妥当する。カントが、大抵 の場合、触発するものを物自体と 表現しな いのは、実在論的解釈 のこの難点を熟 知して いたか らだと推察しうる。触発 の事態が成立する には、「何 か 或 る 物 を 対 象 と し て 認 識 す る 」 (B125) 以 前 に 既 に 、 そ の 物 は 何 らか の仕方 で主観 と関係 していなければ ならな い。 人間直観 が本来 「感性的」だと いう こと は

    主観が 、何 か或 る物 によって、初 めて触発され ること ではなく、常 に触発 されていることを意味する。触発され ているからこそ 、或 る物が初 めて 我 々を触発する こと に気づき、また、そ の或 る物を 「対象と して認識する」 ことも可能 になる。』

    もしかして、円谷先生が朴さんの指導教授で、円谷先生のアイデアを引き継いでいる可能性もあるのかな?と思いましたが、
    全然理解してないかもで、pipitの能力不足で誤解しまくってたらすみませんm(_ _)m

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