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No14474 の記事


■14474 / )  pipitさんへ 自然、その前に(;´・ω・)?
□投稿者/ うましか -(2021/06/27(Sun) 12:22:55)
    pipitさん、こんにちはー
    おじゃまします。

    pipitさんのNo.14468の問いとはズレているような気がしますが(;´・ω・)
    いまの私に応えられる範囲での返信ですm(__)m

    *******

    私がカント『純粋理性批判』そのものを読もうとおもったのは、まだつい数ヶ月前のことですが、そのあまりにも頭にはいってこない文章のおかげで途方にくれていたところ、帰ってきたロシュフコーさんの動画を知ることとなり、事前学習としてまとめ作業をしました。その際おもしろいなーとおもったのは、カントの出発点の一つは物理の研究だったということです。私はこのことを忘れちゃいけないとおもってその後のまとめにもくり返し書き留めておきました。→ No.11777 等

    先にあげたペーター・プラース『カントの自然科学論』も、上に述べた私の関心のもと調べていて知った研究書です。この本は『純粋理性批判』そのものについての研究ではなく『自然科学の形而上学的原理』(1786)という著作についてのものです。『純粋理性批判』第一版(1781)序文(原佑訳上巻、p.37)に強調されるかたちで「自然の形而上学」という標題で提供したいと予告されているのが、この『自然科学の形而上学的原理』に当たるとみなされうると原佑(訳上巻、p.534)はのべています。

    この著作や、これについてのプラースの研究について何かいうことは私の力では到底できないのですが、今回pipitさんが、引用箇所をめぐるカントの"natuerlich"の二義性(多義性)、或いは"natuerlich"を「自然因果的」と解釈する可能性について指摘してくださったのをきっかけにプラースの本を開いたところ、興味ぶかいことに、プラースはカント『自然科学の形而上学的原理』をとおして、「自然」という語の二つの意味(第1章第1節、p.28〜)、カントの自然概念(同第2節、p.30-p.31)について論じていました。

    余裕があるときに、私の力のおよぶ範囲内でその箇所を紹介したいとおもいます。



    それでは〜




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