| 前投稿で書いた本の見出しに、後世の哲学者たちがスピノザについて語った言葉が載っています。 その中から一つを。 ……… アラン(哲学者)
『エチカ』のきわめて明察に満ちた命題や、慎重な註解は、新宗教の偉大な、美しい章句のようである。 ─『スピノザに倣いて』 ………
新しいトピックのほうでも触れますが、『エチカ』の「エチカ」とは、ラテン語の「倫理学」のことだそうです。
……
スピノザは、スペイン系ユダヤ人の子孫で、貿易商の父親たち家族とともに、オランダのアムステルダムのユダヤ人居住地に住んでいました。 1632年誕生。 23歳のとき、ユダヤ教会から破門され、町で襲撃を受けたことをきっかけに地方に移り住み、レンズ磨きの仕事をしながら思索を深める生活に入ります。
アムステルダムを出る際、護衛に当たった兵士たちにスピノザは、船が出るまでの待ち時間にビールを飲むのを誘い、スピノザが語る釣りの話で楽しんだそうです。
暴漢に遭った際、治療してくれた医師が見送りに来てくれていて彼にスピノザは、 「私は大いに笑うことと、今後自活して行くのに必要なだけ働いて、夜は哲学を研究して過ごせるようにすることを望んでいます」と述べたそうです。
『100分de名著 スピノザ エチカ』國分功一郎 著 より
スピノザに対して、私は、汎神論でレンズ磨きをしながら哲学していた、情熱を秘めながらも静かな人というイメージを持っていました。 ところが、前にも書いたように豪快で明るい人だったようなのです。
新しいトピックから、スピノザの『エチカ』について書かれたこの本を読んでの、スピノザの哲学についての感想を書いていきます。
|