| 2023/12/10(Sun) 08:12:14 編集(投稿者)
日本人とは何か、という、番組をBSで録画しておいたのを観た。
東南アジア近辺から1000人くらいの人数でやって来て日本に定住した人々が縄文人となり、温暖期で海水位が上がり大陸からの行き来がしづらくなった時期とも重なり独自の文化が長く栄えた。 その縄文人のDNAは東京で調査した人の1割に残っているそうです。
その後、大陸から稲作と鉄器をもたらした人々がやって来て縄文人との混血が進み、現日本人のDNAが形成されてきたと従来は考えられてきたそうですが、最近の研究では、 弥生時代の人間と現代日本人のDNAには違いがだいぶあるのがわかってきたそうです。
弥生の後の古墳時代と呼ばれる時期に、それまでとは違うアジアの地域からの移入がとても増え、そして、古墳時代期の人骨から採取されたDNAと現代日本人のそれはだいぶ近いということがわかってきたとありました。 つまり、現日本人のDNAが形成されたのは、区分でいうと古墳時代だったということになるそうです。
例えば弥生時代の遺跡から発掘されればその当時の人骨であることはDNAを採取しなくてもわかることですが、DNAを当時の人骨から取り出す技術が進んだことにより、歴史研究が格段に進歩したということ、専門分野のクロスがなされているのが興味深く感じられました。
北海道の縄文遺跡から発掘された40代女性の頭蓋骨をもとにその女性の顔をCG化し、故郷紹介としてグルメを紹介してたのがとてもおもしろかったです。
イクラ、ホッケなどを食べてたそうで、当時から北海道は食の宝庫だったのだなー。 その代わり、焚き火だけが暖房の冬はめっちゃ寒かっただろうね(^○^) トドなどの海獣は貴重な蛋白源だったと縄文女性が教えてくれました。
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